犬の前庭疾患!症状や治療法って?

公開日:2024/10/08 / 最終更新日:2025/02/12
犬の前庭疾患とは
犬の前庭疾患は
前庭障害とも呼ばれ、
平衡感覚をつかさどる
「前庭」「半規管」「蝸牛(かぎゅう)」
または
脳(中枢)などの
前庭系に何らかの問題が起こって
めまいやふらつき、眼振(がんしん)などの
神経症状が起こる病気です。
原因は耳側(末梢前庭)と
脳側(中枢前庭)に分けられ、
中耳炎や内耳炎、
脳炎や脳卒中などが
原因で起こります。
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前庭疾患になりやすい犬種
前庭疾患は
年齢や犬種を問わず発症する
可能性がある病気です。
加齢によって
感染症や腫瘍などの
リスクが高まるため、
シニア犬(老犬)でよく見られる
病気でもありますが、
原因がわからない
特発性であることも
少なくありません。
犬種では
- チワワ
- ヨークシャーテリア
- ジャックラッセルテリア
- フレンチブルドッグ
- ラブラドール・リトリーバー
- ゴールデンレトリバー
- ボーダーコリー
- ジャーマンシェパード
などで
多く見られる傾向があるため、
遺伝も関係しているようです。
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犬の前庭疾患の症状
前庭疾患の一般的な症状は
以下の通りです。
- めまい
- ふらつき
- 直立できない・倒れる
- 旋回・まっすぐ歩けない
- 眼振(がんしん)
- 斜頸(しゃけい)
- 嘔吐
- よだれ
- 食欲不振
- 動きたがらない・散歩を嫌がる
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眼振は眼球が
痙攣したように動く状態のことで、
動いているものを
目で追う際に起こる
生理的な眼振と違って、
犬自身の意思とは関係なく起こります。
頭が静止しているのに
眼球だけ動くという
特徴があります。
斜頸は
頭が傾いたままになっている
(捻転斜頸)
状態のことで、
犬でよく見られる
首をかしげる
かわいいポーズと違って、
慢性的に
首をかしげた状態が続きます。
傾く角度が
大きくない場合もありますが、
重度になると
体ごと倒れてしまいます。
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犬の前庭疾患の原因と治療法
前庭疾患の原因は
耳側(末梢前庭)と
脳側(中枢前庭)で
わけて考える必要があります。
ただ、
前庭疾患は検査をしても
原因がわからない
特発性であることが
少なくありません。
若い年齢であれば
精密な検査をしたり、
原因がわかれば
手術をしたりといった
選択肢も多いのですが、
高齢になるほど
体への負担を天秤にかけて考える
必要があります。
対症療法だけで
自然と良くなるケースもありますし、
日々のサポートで
QOL(生活の質)を保つこともできます。
どのような治療方針にするかは
かかりつけの先生と
よく相談して決めるといいでしょう。
耳の前庭が原因で起こる前庭疾患
耳の前庭が原因で
前庭疾患が起きている場合、
多くの原因は
中耳炎か内耳炎です。
中耳炎は鼓膜の奥にある
「中耳」と呼ばれる空間で起こる
炎症で、
ほとんどは外耳炎から
引き起こされます。
顔の神経に影響が出るため、
眼振以外にも
ホルネル症候群と呼ばれる
目に異変が起きる症状が
見られる場合があります。
外耳炎や中耳炎が
慢性化すると、
中耳のさらに奥にある
「内耳」と呼ばれる空間で
炎症が起こり、
内耳炎となります。
中耳炎や内耳炎で起こる
前庭疾患は、
それらを治療することで
改善します。
他にも
「甲状腺機能低下症」や
「感染症(犬ジステンパーなど)」が原因で
前庭疾患が起こる
可能性があります。
原因不明の場合は
「特発性前庭疾患」となり、
シニア犬(老犬)では
特発性が多くなります。
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脳の前庭が原因で起こる前庭疾患
脳の前庭が原因で
前庭疾患が起こるケースは
耳側に比べれば
多くはありません。
- 脳卒中(脳出血や脳梗塞など)
- 脳炎(髄膜脳炎)
- 脳腫瘍
などの原因が考えられます。
前庭疾患の多くは
寿命に関わるような
重大な問題になることはありませんが、
原因が
脳の前庭にある場合は
いずれも緊急性が高く、
早期治療が必要です。

まとめ
- 前庭疾患は耳側と脳側の問題で起こる
- 高齢犬でよく見られ原因不明が多い
- 脳の前庭が原因の場合は緊急性が高い
前庭疾患は
急に異変が現れて
飼い主さんを驚かせることが
少なくありません。
脳に問題が起こって
緊急性が高い場合もありますが、
多くは
シニア犬(老犬)で
よく見られて原因不明です。
その場合は
体への負担を考えて、
家庭で
モノにぶつからないようにしたり、
無理な運動を
させないようにしたり、
飼い主さんのサポートによって
QOL(生活の質)を保つこともできます。
異変を見つけたら早めに
病院へ行き、
獣医師と相談しながら
治療方針を決めるといいでしょう。
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