犬の眼振!症状や対処法って?

公開日:2024/10/09 / 最終更新日:2025/02/12
犬の眼振とは
眼振(がんしん)とは、
眼球が痙攣したように
動く状態のことです。
動いているものを
目で追う際に起こる
生理的な眼振もありますが、
(視運動眼振)
犬自身の意思とは関係なく起こる場合は
病気が関係している
可能性があります。
病的な眼振は、
「前庭疾患」によって起こる
神経症状の一つです。
前庭とは
平衡感覚をつかさどる
器官のことで、
眼振を起こす原因は
耳側(末梢前庭)と
脳側(中枢前庭)に分けられます。
耳では
中耳炎や内耳炎など、
脳では
脳炎や脳卒中などが
原因になって起こります。
原因によっては
緊急性が高い場合もありますので、
病的な眼振が見られる場合は
すぐ動物病院へ
行くようにしてください。
犬種や年齢、
性別に関係なく
どの犬でも
なる可能性はありますが、
シニア犬(老犬)で見られることが
多い症状です。
関連記事
犬の前庭疾患!症状や治療法って?

犬の眼振の症状
眼振は
両眼で起こり、
原因によって
眼球の動き方が異なります。
病的な眼振では、
頭が静止しているのに
眼球だけ動く
特徴があります。
眼球の動きには、
ゆっくりした動きと
速い動きがある「衝動性眼振」や、
一定のスピードで動く
「振子様眼振」などがあります。
特に水平方向に眼球が動く
「水平眼振」の場合は
耳の病気が疑われ、
垂直方向に動く
「垂直眼振」の場合は
脳の病気が疑われます。
ただし
脳の病気で
水平方向に動く場合もあるため、
方向だけで
診断することはできません。

犬の眼振で考えられる原因
眼振が見られる場合、
動物病院では
血液検査や耳の観察、
X線(レントゲン)検査、
CT・MRI検査などを行って
原因を特定していきます。
考えられる主な原因と
治療法について、
耳側(末梢前庭)と
脳側(中枢前庭)に分けて解説します。
耳の前庭が原因で起こる眼振
耳の前庭(末梢前庭)が原因で
眼振が起きている場合、
多くは
中耳炎か内耳炎です。
中耳炎は
鼓膜の奥にある
「中耳」と呼ばれる空間で起こる
炎症で、
ほとんどは外耳炎から
引き起こされます。
顔の神経に影響が出るため、
眼振以外にも
ホルネル症候群と呼ばれる
目に異変が起きる
症状が見られます。
外耳炎や中耳炎が慢性化すると、
中耳のさらに奥にある
「内耳」と呼ばれる空間で
炎症が起こります。
内耳は聴覚と平衡感覚をつかさどる
- 「前庭」
- 「半規管」
- 「蝸牛(かぎゅう)」
があるため、
内耳炎が起こると
難聴になったり、
ふらふらしたり、
眼振が起こったりします。
中耳炎や内耳炎で起こる眼振は、
それらを治療することで
改善します。
他にも
「甲状腺機能低下症」や
「感染症(犬ジステンパーなど)」が原因で
眼振が起こる
可能性があります。
障害が起きていても
原因不明の場合は
「特発性前庭障害」となります。
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脳の前庭が原因で起こる眼振
脳の前庭が原因で
(中枢前庭)
起こる場合、
- 脳卒中(脳出血や脳梗塞など)
- 脳炎(髄膜脳炎)
- 脳腫瘍
などが考えられます。
いずれも緊急性が高く、
早期治療が必要です。

まとめ
- 病的な眼振は意思と関係なく起こる
- 動く方向で問題箇所が推測できる
- 脳が原因の場合は緊急性が高い
- 眼振が見られた場合はすぐ病院へ
眼振は耳や脳の
前庭に起きた問題によって
見られる可能性があります。
犬の意思とは関係なく
眼球が上下左右に
動いてしまう症状で、
特に
脳で問題が起きている場合は
緊急性が高い
可能性があります。
愛犬の眼振に気づいた場合は、
できるだけ早く
動物病院へ
行くようにしてください。
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