犬の免疫力を高める!低下する理由って?
公開日:2024/11/17 / 最終更新日:2024/11/17
犬の免疫とは
免疫とは、病原体や
がん細胞を追い出す働きです。
もし
免疫がない場合、
ちょっとした風邪でも、
命を落とすほど
危険な状態になります。
また、
免疫が下がると
- 「感染症」
- 「がん」
- 「アレルギー」
にかかりやすくなってしまいます。
※病原体
ウイルス・細菌・寄生虫など「うつるもの」のこと
※感染症
病原体が体に入って増える状態のこと
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犬の免疫異常で起こる病気
リウマチ
自分の関節を攻撃し、関節炎を引き起こします。
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炎症性腸疾患(IBD)
原因ははっきり分かっていませんが、
免疫の異常が疑われています。
腸が荒れて、
腸炎や下痢が起こります。
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免疫介在性溶血性貧血(IMHA)
自分の血液を攻撃し、壊すことで
貧血が起こります。
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エリテマトーデス(SLE)
自分の皮膚表面にある
たんぱく質を攻撃することで、
皮膚がただれる病気です。
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犬の免疫力が低下する原因
加齢
年をとると、
免疫細胞を作る能力が落ちます。
栄養・腸内バランスの崩れ
栄養バランスが崩れた
食事を与え続けると、
免疫力が下がる要因になります。
免疫細胞を作るためには
- 「たんぱく質」
- 「ビタミン」
- 「ミネラル」
などの材料が
必要になります。
栄養バランスが崩れると、
前述した
免疫細胞を作るための材料が
不足します。
さらに
腸内環境も
崩れる恐れがあります。
腸内環境が崩れると、
腸の働きが落ちて、
病原体が
体の中に侵入することを
防げなくなります。
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病気や薬の副作用
病気になったり、
免疫を抑える薬を使ったときには、
免疫が充分に働けなくなります。
ストレス
ストレスを受けると、
脳から
ストレスに関係したホルモンが出て、
免疫細胞の働きを低下させます。
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運動不足・冷え
免疫細胞は
血液に含まれています。
運動不足・冷えなどで
血液の流れが悪くなると、
免疫細胞を
体の至る場所に
届けにくくなります。
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空気の乾燥
空気が乾燥すると
眼・鼻・口が渇き、
病原体の侵入を防ぐ働きが
低下します。
また、
ウイルスは乾燥を好むので、
ウイルスにとって
快適な環境になります。
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環境汚染
環境汚染物質は、
体の中で
「活性酸素」という
有害な物質を増やします。
活性酸素は
体の細胞を傷つけることで、
免疫力を低下させます。
犬の免疫力を高める方法
1、栄養バランスの良い食事
意識していただきたいのは
以下の3点です。
- 水分を含んだ食事をとり入れる
- サプリメントで栄養補給をする
- 質の良いフードを与える
2、腸内環境を整える
整腸剤、発酵食品、ヨーグルトなどを
少し与えるだけでも
愛犬の腸内環境の改善につながる
可能性があります。
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3、早期発見・早期治療を心がける
日頃から
- 「元気・食欲はあるか」
- 「水を飲む量は増えてないか・減ってないか」
- 「排泄の状態」
- 「体重の増減」
などの
健康チェックを行うだけでも、
病気の早期発見につながります。
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また、
定期的な健康診断、
ワクチンやフィラリア予防
ノミダニ駆虫など
感染症予防を行うよう心がけましょう。
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4、飼い主自身がストレスの少ない生活をする
飼い主さん自身が
規則正しい生活を心がけ、
穏やかな気持ちで
愛犬と接するようにしましょう。
5、適度な運動、温度
犬種、年齢、体調、性格によって
散歩時間や
おすすめコースは変わってきます。
体温を上げ、
血行が良くなると、
体中に酸素や
栄養素が行き渡りやすくなり、
免疫力が高まります。
暑い季節は
熱中症に注意してください。
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6、適切な湿度
乾燥した季節には、
室内の湿度を
40~60%に保ちましょう。
7、添加物、化学物質を少なくする
最近では
香りのついた洗濯洗剤や
ペット用品が
販売されていますが、
香りつきのものは
避けましょう。
愛犬の
優れた嗅覚には
ストレスに感じる恐れがあります。
まとめ
犬の免疫力を高めることは健康管理につながります!
- 免疫とは病原体やがん細胞を追い出す働きのこと
- 免疫力を高めると、感染症やがん、
アレルギーを起こしにくくなります - 運動不足や生活環境次第で愛犬の免疫力が低下します
一般的に
免疫力を高める方法を述べましたが、
すべての犬に
該当するとは限りません。
個別の方法については、
その子の種類・年齢・体質などにより
変わります。
愛犬の免疫について、
何か不安や心配ごとがあったら、
かかりつけの獣医師に
相談してみてください。
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