犬の角膜ジストロフィー(角膜変性症)!症状や原因、治療法って?

公開日:2025/03/19 / 最終更新日:2025/03/19
犬の角膜ジストロフィーとは
角膜ジストロフィーは
「角膜変性症」とも呼ばれ、
目の表面にある透明な膜
「角膜」(黒目)に
白い斑点状の
濁りができる病気です。
人間でも
難病に指定されており、
正確な原因は
わかっていませんが
遺伝が関わっていると
考えられています。
白濁が広がることで
目が見えにくくなったり、
痛みを感じたりすることがありますが、
二次的な問題が起こらなければ
視力自体が低下したり、
失明に至ることは
ほとんどありません。
多くは両目で起こり、
左右で
濁りの度合いが異なる場合があります。
残念ながら現時点では
濁りのない状態に
戻す治療法はありません。
飼い主さんは
白く濁った愛犬の目を見て
自分事(人間の視点)のように
心配してしまうかもしれませんが、
犬は
「目が見にくくなった」としても、
人間より高性能な
耳や鼻で視覚を補って
生活することが可能です。
角膜ジストロフィーになりやすい犬種
角膜ジストロフィーは
遺伝性が疑われ、
シベリアンハスキーやビーグル、
シェルティ(シェットランド・シープドック)やキャバリア、
サモエド、ホストンテリア、ダックスフンドなど、
特定の犬種で
多く見られます。
角膜ジストロフィーと白内障の違い
角膜ジストロフィーが
目の表面の膜
「角膜」で起こるのに対して、
白内障は
奥の水晶体で起こります。
白内障では
白い濁りが黒目の部分的
もしくは
全体で見られますが、
角膜ジストロフィーでは
白い斑点状の濁りが
一部で起こり、
広がっていきます。
白内障では
視力が低下して
失明することもありますが、
角膜ジストロフィーでは
視力が低下したり
失明したりすることはまれです。

犬の角膜ジストロフィーの症状
角膜ジストロフィーの犬では、
両目の角膜に
白い結晶上の濁りが
見られるようになります。
白濁は
角膜の中央付近で見られ、
次第に広がりますが
全体を覆うことはありません。
進行スピードは
犬によって異なります。
角膜は外側から
「上皮」「実質」「内皮」の
3層に大別され、
どの層で変性が起こるかは
原因によります。
上皮と
実質で起きた変性では
白濁以外の症状が
見られることがまれで、
内皮の変性は
中高齢の犬でよく見られ、
水が溜まって
角膜浮腫になると
視力低下につながる
可能性があります。
角膜ジストロフィーの犬では
以下のような症状が
見られる
可能性があります。
- 黒目が白く濁る
- 目を細める
- 目の痛み
- 目のむくみ(浮腫)
- 目を気にして掻く
- 視力低下

犬の角膜ジストロフィーの原因と治療法
角膜ジストロフィーの原因は
明確になっていませんが、
遺伝性であると
考えられています。
白い濁りは脂質やリン、
カルシウムの沈着によって起こるため、
コレステロールや
カルシウムの過剰摂取は
症状を悪化させる
可能性があります。
治療方法はなく、
進行を遅らせるために
点眼薬や
軟膏を試すことはありますが、
根本的な解決には
つながりません。
外科手術による
角膜除去や角膜移植も
選択肢としてはありますが、
手術のリスクや費用、
遺伝性で移植後に再発する
可能性を考えると
現実的ではありません。
食事療法として
脂質やリン、カルシウムの制限が
濁りの進行を遅らせる
可能性があります。
ただ、それらは
犬の健康に欠かせない栄養でもあり、
制限による
メリット・デメリットを考えると
あまり良い選択ではない
かもしれません。

まとめ
- 角膜ジストロフィーは遺伝性の病気
- 白い斑点状の濁りが広がっていく
- 視力低下や失明が起こることはまれ
- 現時点で根本的な治療法はない
角膜ジストロフィーは
遺伝性の病気で
特定の犬種に多く見られ、
根本的な治療法は
ありません。
視力低下や失明が起こることは
ほとんどなく、
犬は
目が見にくくなるかもしれませんが、
耳や鼻で視覚を補って
生活ができます。
ご家庭でも
障害物を片付けるなど
愛犬を
サポートしてあげてください。
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