犬が血便!考えられる原因って?

公開日:2024/10/28 / 最終更新日:2025/02/17
犬の血便とは
犬の血便は
ひと目でわかる異変ですので、
びっくりして
動物病院へ駆け込まれる飼い主さんも
少なくありません。
原因として
便秘や胃腸炎・大腸炎、
感染症、腫瘍、中毒物質や
おもちゃの誤飲など
さまざま考えられ、
緊急度の高いものもありますが
様子見で大丈夫なケースも
多くあります。
血便の種類
血便と言うと赤い血を
イメージされるかもしれませんが
黒い血の場合もあり、
血便は赤と黒で
大きく二つにわけることができます。
赤い血便
血が真っ赤な色をした
鮮血の場合は、
結腸から直腸までの
大腸や肛門までの下部消化管で
問題が起きている
可能性があります。
腸が空の場合は
血だけが
出てくることもあります。
一時的な炎症や
ただ肛門が切れただけ
というケースは少なくありませんが、
赤いから
安心というわけではありません。
黒い血便
黒い血で
うんちも真っ黒になっている場合は
「黒色便」や「タール便」
「メレナ」と呼び、
胃から小腸にかけての
上部消化管で問題が起きている
可能性があります。
黒いのは
血液に含まれるヘモグロビンが
消化液によって
変色した結果で、
赤くないことから、
飼い主さんが
血が混じっていることに
気づかないケースも少なくありません。
薬剤(整腸剤など)で
黒色便になるケースもあります。
緊急度の高い血便
血便は
中毒物質や
おもちゃなど異物の誤飲によって
起こる可能性もありますが、
誤飲は
起きた時点で
緊急度が高いと言えます。
血便が起きる前に
動物病院へ
連絡するようにしてください。
誤飲以外の血便では
以下の症状が見られる場合、
緊急度が高く
すぐに動物病院へ
行く必要があります。
- 食欲不振・水を飲まない
- 元気がない・ぐったりしている
- 舌や歯ぐきが青白い
- 嘔吐
- 呼吸が速い
- 血がポタポタ垂れて止まらない
子犬やシニア犬(老犬)の場合は
状態が悪化する
スピードが速く、
原因によっては
急死してしまう可能性もあります。
様子見はせず、
できるだけ早く
動物病院へ行くようにしてください。
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犬の血便の見分け方・チェックポイント
愛犬が
血便をしていた場合は、
落ち着いて
どのような便かを
確認してください。
写真を撮ったり
うんちをビニール袋などに入れて
新鮮なうちに
病院へ持っていけると、
診察や検査が
スムーズにできます。
- 血の色
赤い/黒い - 血の量
多い/少ない/止まらない - うんちの硬さ
硬い/柔らかい/下痢 - 付着物
ゼリー状の粘液(腸粘膜)が付着しているなど
他にも
排便の回数に
「いつもより多い/少ない」の
変化はあるか、
排便の様子に
- 「排便しようとするが出ない(しぶり)」
- 「排便の際に痛そうに鳴く」
- 「いつもと違う場所、トイレではない場所で排便する」
などの変化があるかも
確認してください。

犬の血便の原因
血便は
さまざまな原因で起こります。
考えられる原因として
代表的なものは
以下の通りです。
- 胃腸炎
ドッグフードの変更など - 大腸炎
ストレスなど - 感染症
細菌、ウイルス、寄生虫など - 誤飲
中毒物質やおもちゃなど - 便秘
硬い便による腸閉塞や切れ痔など - 肝疾患
- 腎臓病
- 膵炎
- 自己免疫疾患
- ホルモン異常
- 腫瘍
- 食物アレルギー
- 血液凝固異常
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犬が血便をした場合の治療法
血が出ている原因を突き止め、
その原因を
取り除くことが
治療法になります。
原因を探るために
血液検査や便や尿の検査、
X線検査や超音波検査、
内視鏡検査などを行います。
緊急性が高くない
消化管の炎症と判断した場合は、
腸をサポートする
療法食を与えたり、
整腸剤や抗生物質などを
投与したりします。
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ビオフェルミンで血便は治る?
ビオフェルミンは
一時的な胃腸炎や
消化不良であれば有効ですが、
消化器の病気によっては
効果が見られず、
様子を見る時間が増えることで
病気の発見や
治療を遅らせてしまう
リスクもあります。
飼い主さんの判断で
与えることは勧めません。

まとめ
- 血便はさまざまな原因で起こる
- 赤いだけでなく黒い場合もある
- 子犬やシニア犬(老犬)は要注意
- 血便以外にも異変がある場合は病院へ
犬の血便は
さまざまな原因で起こり、
緊急性が高いケースもあります。
飼い主さんが落ち着いて
うんちの状態や
行動・様子の変化を確認することで、
緊急性の判断や
原因の特定が
スムーズに行えます。
日頃から
愛犬のことをよく観察し、
異変が見られる場合は
早めに
動物病院へ行くようにしてください。

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