犬の指間炎!症状や原因、治療法って?

公開日:2024/12/06 / 最終更新日:2025/03/01
犬の指間炎とは
指間炎(指間皮膚炎)は、
犬の指や肉球の間に
炎症が起き、
赤くなったり
腫れたりする病気です。
悪化すると
血や膿が溜まって
コブ状になる場合もあります。
指間炎が起こる原因は
細菌や真菌感染、アレルギー、
外傷、心因性などさまざまで、
犬が舐めたり
噛んだりすると
悪化して治りにくくなります。
複数の原因が
重なって起きることも多く、
一時的に治ったとしても
再発して
慢性化するケースもあります。
指間炎の症状
初期は
赤みが出る程度で
気づきにくく、
飼い主さんが
見逃しがちです。
トリミングサロンで
トリマーが気づくことが
少なくありません。
放置して
犬が舐めたり噛んだりすると、
悪化して
腫れてしまいます。
早期発見・早期治療が
重要ですので、
日頃から
足や肉球に異常がないか
チェックするようにしてください。
足を頻繁に舐めたり
噛んだりしている場合は、
炎症が起きている
可能性がありますので
注意が必要です。
指間炎になりやすい犬種
指間炎は
どの犬種でも起こる
可能性があります。
ただ、
柴犬やシーズー、フレンチブルドッグ、
ブルドッグ、ラブラドールレトリバー、
ゴールデンレトリーバーなど
皮膚病が多い犬種や
短毛種、大型犬は
指間炎になりやすい
傾向にあります。

犬の指間炎の原因と治療法
指間炎の
主な原因として
- 「細菌感染」
- 「真菌感染」
- 「アトピー性皮膚炎」
- 「食物アレルギー」
- 「外傷」
- 「免疫性疾患」
- 「歩き方」
- 「心因性」
などが挙げられます。
対症療法として
炎症を抑えるための
抗炎症剤を
使用することもありますが、
基本的には
原因の治療が優先されます。
細菌感染・真菌感染による指間炎
膿皮症などの細菌感染、
マラセチア皮膚炎や
皮膚糸状菌症などの
真菌(カビ)感染によって
指の間に炎症が起きる
場合があります。
治療は
シャンプー療法や
ゲンタシンなどの
抗菌剤によって行います。
抗菌剤の不適切な使用は
抗菌剤が効かない
薬剤耐性菌が増える
原因になります。
抗菌剤を処方された場合は
飼い主さんの判断で
使用を止めたり
量や回数を減らしたりせず、
指示された量や
期間を守るようにしてください。
赤みがひどい場合には、
抗生剤と合わせて
ステロイドの内服薬や
外用薬を
使用する場合もあります。
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アトピー性皮膚炎による指間炎
アトピー性皮膚炎は、
遺伝的に
アトピー体質の犬が
ダニやハウスダスト、
花粉などの
環境アレルゲンにさらされることで
発症します。
足が痒くなりやすく、
舐めたり噛んだりすることで
炎症が悪化します。
こまめな掃除で
アレルゲンを避け、
シャンプー療法や保湿剤で
皮膚の状態を良くし、
痒みを抑えるために
ステロイド剤、抗ヒスタミン剤、
免疫抑制剤などの薬を使いながら
症状の改善を目指しますが、
慢性化して
再発するケースが
少なくありません。
アレルゲンを少しずつ投与して
体を慣らしていく
減感作療法だけが
根本的な治療法になります。
食物アレルギーによる指間炎
ある特定の食べ物に含まれる
タンパク質が
体内で異物と判断されると、
痒みや嘔吐、
下痢などの症状が出ます。
痒みが最も多く、
足を舐めたり噛んだりすることで
炎症を起こしてしまいます。
食物アレルギーの場合は
原因となる食材を除去することで
症状が改善します。
アレルギー検査は
食物アレルギーでは
参考程度にしかならず、
原因を特定するためには
除去食試験を行う必要があります。
飼い主さんの判断で
原因となる食材を決めつけてしまうと、
不必要に
食の選択肢を
狭めてしまうことになります。
必ず
獣医師に相談して
治療を進めてください。
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外傷による指間炎
お散歩をしているときに
トゲが刺さったり、
小石や小枝が挟まったりして
怪我をすると
炎症がひどくなって
指間炎の原因になる
場合があります。
特に
メリケンソキソウや
イネ科のノギは
刺さると
化膿してしまいますので、
犬が
茂みに入ってしまった場合は
帰宅してから
被毛に付いていないか、
足に刺さっていないかを
確認するようにしてください。
数日たってから
症状が出ることもありますので、
注意深く
見てあげてください。
夏は
高温になった
アスファルトでの
ヤケドに注意が必要です。
冬は
乾燥による
肉球のひび割れに
注意が必要です。
ひび割れは
悪くなる前に
ワセリンなどの肉球クリームを
塗って
ケアしてあげるといいでしょう。

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お腹など
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オススメです。
免疫性疾患による指間炎
天疱瘡(てんぽうそう)や
全身性エリテマトーデスなど、
免疫機能に異常が起きて
正常な組織を
自ら攻撃してしまう
自己免疫性皮膚疾患によって
指間炎が起きる場合があります。
生涯にわたっての治療が
必要となり、
ブレドニゾロンなどの
免疫抑制剤を使用して
状態をコントロールしていきます。
歩き方による指間炎
肥満や関節炎、
股関節形成不全など
歩き方に異常がある場合、
足への偏った負担が
指間炎の原因になる
場合があります。
肥満の子は
ダイエットをして
適正体重にするなど、
それぞれ原因を治療することが
指間炎の改善につながります。
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心因性による指間炎
犬は
ストレスを感じると
自分を落ち着かせるために
体を舐めることがあり、
継続して舐め続けると
炎症が起こってしまいます。
引っ越しや
飼い主さんの
環境の変化などがあると
ストレスになってしまいます。
一方で、
飼い主さんが
散歩をサボったり
遊んでくれなかったり、
留守番が長かったり、
暇であることが
ストレスになる場合もあります。
飼い主さんだけで
対処するのが難しい場合は、
ドッグトレーナーや
行動診療科の獣医師などに
相談するといいでしょう。
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犬の指間炎のケア
指間炎は
犬が気にして
舐めてしまうため
薬が効かなかったり、
炎症が悪化したりして
治療が長期にわたることが
少なくありません。
お散歩の後は
汚れをふいて
水気もしっかりを取るなど
清潔な状態を
保つようにしてください。
薬を舐めてしまう場合
せっかく薬を塗っても
犬が舐めてしまうと
薬の効果が出ません。
気をそらす工夫として、
薬を塗るタイミングを食事や
散歩の前にすると
いいでしょう。
エリザベスカラーを使って
舐められないようすると
確実に
効果を出すことができます。
嫌がらない子であれば
犬用の靴や
靴下も有効です。

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シンプルなデザインと
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愛犬のグッズにこだわる飼い主さんにも
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幅広いサイズ展開で、
超小型犬から大型犬まで
さまざまなワンちゃんに対応しているのも
嬉しいポイント。
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靴が初めての方でも履かせやすいよう、
履き口が大きく開く
仕様になっています。
また、丈夫なゴムソールは
愛犬の足の動きに合わせて変形し、
動きを妨げません。
1~8サイズ展開で、
ミニチュアシュナウザーやパグなどの
小型犬から、
グレートピレニーズやロットワイラーなどの
超大型犬まで幅広いサイズに対応します。
いぬくつ docdog
バレエシューズのように、
足の形に沿って巻き上げる
「クロス構造」により、
激しい動きでも脱げにくいのが
特徴です。
また、ストレッチ性の高い表面素材と
柔らかい靴底により、
足への負担が少なく
足腰の弱い子やケガをしている子にも
おすすめです。
いぬたび docdog
ダメージ加工されたデニム生地から
ネオンカラーの刺繍が覗く
犬用シューズです。
ネオンカラーは2色で、
どちらも存在感抜群。
お散歩中に目を惹くこと間違いなし!
靴底は柔らかめのラバーソールで、
滑りにくくなっています。
ドッグシューズは
アスファルトの熱や、危険物から
ワンちゃんの足を守ります。
また、足先にけがをしてしまったときなど、
お薬を舐めてしまわないように
防護するという使い方もできます。
ネオンカラーのスクラッチデニムシューズ
肉球をケガしてしまった際の
悪化防止や、
室内での爪による床の傷
滑り対策として活躍します。
また、雨の日のお散歩でも
足先が濡れず、
汚れからもガードしてくれます。
冬場の寒さや、
舗装されていない道の危険物からも
愛犬の足先を守ります。
HaGuaiGuai ドッグレインシューズ
カナダのメーカー「Muttluks社」が
極寒の地域でも
お散歩できるように開発した、
全面起毛素材のスノーブーツです。
靴上部はナイロン、靴底はゴムからなり、
靴底のゴムは伸縮性のある素材で
滑りにくいよう
切れ込みが入っています。
ストラップは、
らせん状に巻きあげるようにして
固定する作りになっています。
Muttluks Snow Mushers
滑りにくさと脱げにくさを追求した
獣医師監修の犬の靴下です。
表と裏にシリコン素材の
滑り止めがあり、
フローリングで滑らないよう
作られています。
絞りの位置を2重に設計してあるため
足にフィットし、
動きを妨げにくく
脱げにくい構造になっています。
コットン、ポリウレタン、
ナイロンからできています。
犬用靴下 Skitter(スキッター)
アウトドアの人気メーカーである
モンベルのオフロード用ブーツです。
走っても靴が脱げないよう、
足首部分にはベルクロを採用。
アウトソールはグリップ力が抜群なので、
舗装されていない道でも歩きやすく、
肉球の保護にも向いています。
モンベル グリップトレックス
マッドモンスターズは、
カナダで開発された
高品質なドッグブーツです。
靴底はゴム製なので、
でこぼこ道や砂利道でも歩きやすく、
犬の足裏の保護に役立ちます。
また、厚さが2mmあるので、
夏のアスファルトの熱も
通りにくいです。
マッドモンスターズ 犬用靴
被毛のカット
足の間や
肉球の周辺に生える被毛を
短くカットすることで
清潔さを保つことができます。
短くするため
ハサミではなくバリカンを
使用しますが、
慣れていないと
小さな傷を作って
炎症を悪化させてしまう
可能性があります。
指間炎の子は
トリミングサロンや
動物病院で
カットしてもらうとよいでしょう。
オロナインなどの市販薬はNG
皮膚の炎症に対して、
飼い主さんの判断で
オロナインなど
抗菌作用のある市販薬を
使用するのはやめましょう。
一時的な処置として
使うこと自体に
問題はありませんが、
別の原因を
見落としてしまったり、
抗菌剤の不適切な使用が
耐性菌を増やす
原因になったります。
必ず
獣医師に相談して、
適切な薬をもらって
指示通りに与えてください。
飼い主さんの判断で
投薬を中止したり
量を減らしたりすると、
悪化してしまったり
治療期間が長引いてしまったりする
可能性があります。
食事療法やサプリメント
アトピー性皮膚炎など
アレルギーが原因で
指間炎が起きている場合は
除去食による
食事療法で改善する
可能性があります。
「オメガ3脂肪酸には」
(特に魚油に含まれるEPA)
消炎効果があるため、
含まれるフードや
サプリメントで
炎症の改善効果が期待できます。
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指間炎が再発する場合
指間炎は
体質によって
慢性的に再発する場合があります。
シャンプーで
清潔に保つことが
予防につながりますが、
指間炎の原因や
状態によって
最適なシャンプー剤を
使う必要があります。
まずは
シャンプー療法を行っている
動物病院やトリミングサロンで
相談するようにしてください。

まとめ
- 日頃からチェックして早く気づくことが大切
- 複数の原因が重なって起きる場合がある
- 薬は獣医が処方したものを指示通りに使用する
- 慢性化させないためにも自宅でのケアが重要
指間炎は
犬が足を舐めたり噛んだりして
炎症が悪化するケースが多く、
舐めたり噛んだりする理由を探して
解決しないと
治りも悪くなってしまいます。
足を清潔に保ったり、
部屋を掃除したり、
適度な運動をさせたり、
飼い主さんが
ご自宅でできるケアも
たくさんありますので、
獣医師に相談して
慢性化させないよう
適切に治療していきましょう。

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