来客時に犬が吠える理由って?
公開日:2021/10/05 / 最終更新日:2023/05/30
犬が来客に吠える理由とは
犬が来客に吠える理由は
大きく分けて二つあります。
警戒吠え
来客時に吠える原因の一つが
警戒吠えでしょう。
知らない人が自分のテリトリー
(縄張り)に入って来ようとしていることへの
警戒から
吠える行動につながります。
宅配便や回覧板など
用が済んだら帰る来客が多いと、
犬は「吠えたらいなくなった」という
成功の学習をしてしまいます。
すると、吠えるという行動は
どんどんエスカレートして
いくようになります。
興奮吠え
来客時に吠える原因の二つ目が
興奮吠えです。
人が来ることが嬉しくて
- 「早く遊んでほしい」
- 「早く撫でてほしい」
という期待感から
吠えてしまう犬もいます。
興奮吠えは、
犬同士や飼い主さんと遊んでいる時に
嬉しくて興奮した気持ちから
吠えという行動に出ることがあります。
反対に、怒りで興奮して
吠えることもあるため、
判断を間違えないようにしましょう。
ちなみに、犬がしっぽを振るのも
「興奮しているとき」です。
嬉しいときだけではありませんので、
気を付けましょう。
犬の来客に吠える場合の対処方法としつけ方
警戒吠え・興奮吠えは
それぞれ対策が異なります。
理由別に方法を紹介します。
警戒吠え対策
1、クレートトレーニングを行う
クレートトレーニングを行い、
犬の行動範囲を狭めましょう。
フリーにしていると、
犬にとって守らなければいけない
テリトリーの範囲が広がってしまうため、
警戒吠えが出やすい
環境になってしまいます。
クレートなど
犬が安心できる場所に入ってもらい、
クレートの上から
大き目のバスタオルなどで
覆うことで、
守るべき場所が限定されるので
吠えにくくなります。
※クレートトレーニング
クレートトレーニングは、
愛犬が自らハウスの中に入ったり、
なかで落ち着いて過ごせるように
するための訓練です!
クレートに慣らすことによって、
以下のようなメリットがあります。
- 犬が落ち着いて過ごせる空間ができる。
- お出かけ時の、安全をたもてる。
2、吠えなくていい経験をさせる
「吠えたらいなくなる」
という犬にとって成功経験が、
吠えを強化させているため
「吠えなくてもいなくなる」という
経験を増やしてあげます。
できれば来客が来る前
(チャイムやインターホンがなる前)から、
おやつで気をそらしてあげます。
おやつを食べている間は、
吠えることができませんので、
普段は食べないような
特別なおやつ(ゆでたささみなど)
を利用して
おやつへの執着を高めてあげます。
そして、来客者が帰った後も
たくさん褒めてあげましょう。
とにかく「怖くないこと」
「吠えなくても大丈夫」なことを
根気強く教えてあげることが大切です。
興奮吠え対策
ここでの「興奮吠え」は、
お客さんが来てくれて
うれしいものと仮定した場合の
対策を挙げます。
1、無視をする
犬にとっては
- 「早く触ってほしい」
- 「早く遊んでほしい」
という期待で溢れています。
吠えている最中に、
構ってあげることは
犬にとってご褒美となり
「吠える」という行動を
強化することになります。
吠えをやめさせたいのであれば、
お客さんにも協力してもらい、
吠えている間は
無視をすることが有効です。
「触らない」「遊ばない」はもちろんですが
「目を合わさない」ことも重要です。
犬が吠えやんだら、
犬を興奮させないように
ゆっくりとした動作で撫でたり、
優しく話しかけてあげてください。
もし、構ってあげることでまた、
興奮してしまい
吠えてしまったら、
再び無視をします。
これを繰り返すことで、
犬は自分でどうしたら
構ってもらえるかを考え、
学習していきます。
2、クレートに入れておく
警戒吠え同様に、
落ち着くまでは
クレートに入れておくというのも
方法の一つです。
お客さんも用があって
来ているはずなので、
用事が済んだ後で
遊んでもらうといいでしょう。
まとめ
犬が来客に吠える場合は悩まず頼ることも大切です
- 犬が来客に吠える場合「警戒吠え」か
「興奮吠え」の可能性が高いです - 警戒吠えにはクレートトレーニングが有効です
- 興奮吠えには無視が有効です
「犬の吠え」は
問題行動とされることが多く、
飼い主さんだけでなく
近所の人が
頭を抱えるというケースもあります。
一人で悩まないで、
獣医師やトレーナーに
相談することから始めてもいいでしょう。
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