犬ってそうめんを食べても大丈夫?
公開日:2021/10/05 / 最終更新日:2023/11/08
犬はそうめんを食べても大丈夫!
ただしアレルギーに要注意
犬は基本的に
そうめんを食べても大丈夫ですが、
気を付けておきたい点が
いくつかあります。
あげ方や量を間違えてしまうと、
犬の命を危険にさらして
しまうかもしれません。
犬にそうめんをあげる前に、
必ず読んでください。
小麦アレルギーに注意
小麦アレルギーは、
人間にとって
代表的な食物アレルギーの一つですが、
犬も小麦アレルギーを
発症してしまう恐れがあります。
アレルギー症状は
湿疹とかゆみが主ですが、
嘔吐や下痢、喘息、口周りの腫れ
などを引き起こすこともあります。
ひどい場合だと
アナフィラキシーショックになり、
- かゆみやむくみ
- じんましん
- 血圧低下
- 不整脈
- ショック状態
- 虚脱
- 呼吸困難
- 失禁
- 脱糞
- 嘔吐
- 意識障害
- 痙攣
を引き起こします。
この症状は
命に関わる危険な状態で、
対処が遅れると
死に至ることもあります。
症状は食べた直後に
反応するとは限らず、
1か月後に表れる場合もあるので
注意が必要です。
あげる量に注意
小麦アレルギーを持っていない限り、
犬はそうめんを食べても
大丈夫ですが、
そうめんには栄養素があまり
含まれていないため、
そうめんをあげすぎてしまうと
栄養が偏ってしまいます。
あくまでも主食ではなく、
「おやつ程度」に与えるようにしましょう。
おやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。
与える際は、
できるだけ短く切ってあげましょう。
普段食べ慣れていない
細長いそうめんを
勢いよく口にしてしまうと、
喉をつまらせて
嘔吐の原因となってしまう
可能性があります。
味付けは禁止
めんつゆには塩分が多く含まれており、
過剰摂取による血漿(けっしょう)
高カリウム濃度が続くと
犬の場合は
心疾患、心不全につながる恐れがあります。
また、薬味としてよく使われるネギは
犬にとっては
有害な食べ物なので
絶対に与えてはいけません。
わさびなどの香辛料も胃炎や
下痢の原因になってしまうので危険です。
そうめんの成分
そうめんの主原料は
- 「小麦」
- 「水」
- 「塩」
であることがほとんどです。
手延べそうめんであれば、
ここに植物性油を使用します。
特筆すべき成分が多く
含まれているわけではありませんが、
水分は多く摂取できるので
夏の暑い時期に、
水分補給を兼ねて
食べるのには良いといえるでしょう。
そうめんに含まれる成分は、
それぞれの商品によって
異なりますが、
茹でたそうめんに含まれる
一般的な成分について紹介します。
そうめんの成分(茹で、100gあたり)
- エネルギー(kcal)127
- 水分(g)70.0
- たんぱく質(g)3.5
- 脂質(g)0.4
- 炭水化物(g)25.8
- リン(mg)24
- 食物繊維(g)0.9
まとめ
- 犬はそうめんを食べても大丈夫!
ただし小麦アレルギーには要注意 - そうめんは栄養成分がほとんどないため
主食としては与えないようにしましょう - 与える際は、味付けしていないそうめんを
短く切って、おやつ程度に
暑い日に食べたくなるそうめん。
正しい知識と与え方で
愛犬と楽しい食事の時間を楽しみましょう。
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