老犬にシャンプー!負担にならないやり方って?

公開日:2025/01/21 / 最終更新日:2025/03/07
老犬(シニア犬)にシャンプーは必要?
老犬(シニア犬)とは
一般的に、
小型犬・中型犬で7~8歳、
大型犬だと6歳~と
いわれています。
老犬(シニア犬)といえど、
体を洗わずにいると
体臭や皮脂、
汚れなどが目立ってくるため、
定期的に
シャンプーをしてあげる
必要があります。
また、
清潔を保つだけでなく、
皮膚炎や
フケ予防などにもなるため、
シャンプーは
健康管理としても大切です。
ただし、
老犬(シニア犬)にとって
シャンプーは
体への負担が大きく
ストレスになることもあります。
頻度・時間ともに
少なくしてあげることが
老犬のシャンプーのポイントです。
関連記事
犬の皮膚病!症状や治し方って?
関連記事
犬にフケが出る!原因や対処法は?

老犬(シニア犬)のシャンプーの頻度
基本的に
犬のシャンプーの頻度は
月一回が
目安とされていますが、
老犬(シニア犬)のシャンプーの頻度は
2カ月に一回を目安に、
体調を見ながら
行いましょう。
頻度は
あくまで目安です。
- 「心臓が悪い」
- 「持病がある」
などの場合は、
もっと頻度を減らし、
そのときの体調、
気候の良い時を選んで
シャンプーをしてあげるのが
良いでしょう。
一般的には
シャンプーと併せて
爪切りや耳掃除、
カットを行うことが多いですが、
体の負担を少なくし、
より短時間で済ませるために、
日を分けて行うのも
一つの方法です。
「持病がある」「寝たきり」の場合
心臓病などの
病気や寝たきりの場合、
無理に老犬(シニア犬)に
シャンプーする必要はありません。
ブラッシング後、
お湯でタオルを濡らし
固く絞って
体全体を拭いてあげるだけでも
全然違います。
体臭が気になる場合は、
シャンプータオルで
拭いてあげることで
臭いの軽減にもなります。
関連記事
犬のブラッシング頻度!コツって?

老犬(シニア犬)はトリミングサロンに行けない?
店舗によって
年齢制限は変わるため、
行きつけのトリミングサロンや
利用したいサロンへ
事前に確認してください。
健康状態によっては、
年齢に限らず
できる場合と
できない場合がありますので、
持病がある際は
事前確認の際に伝えておくと
良いでしょう。
高齢の場合、
お出かけ自体が
ストレスになることがあります。
てんかんなどの
持病があると、
ストレスが原因で
シャンプー中に
発作を起こすこともあり、
老犬(シニア犬)が
サロンで断られている理由の
一つでもあります。
拒否されても
愛犬へのリスクのためと
ご理解ください。

老犬(シニア犬)のトリミングサロン店選び
年齢や体調を理解して
対応してくれるサロンを
選ぶことが大切です。
動物病院併設または系列のサロン
動物病院と連携をしている
トリミングサロンは、
体調が急変したときに
直ぐに対応してもらえるところが
多いです。
また、
かかりつけの
動物病院に近いサロンでは
正式な
連携体制をとっていなくても
対応してくれることもあるので、
サロンへ相談すると
良いでしょう。
いずれにしても、
病院の診察時間内に
シャンプー予約をするのが
ポイントです。
出張トリミング
出張トリミングなら
トリマーが自宅へ来て
シャンプーをしてくれるため、
愛犬にとっても
普段の生活の中で
できるので
サロンよりは
リラックスできるでしょう。
出張トリミングでも
何回かに分けて行いたい場合、
優先して
ケアしてもらいたい部分を
事前に伝えておきましょう。

老犬への負担をかけないシャンプーの方法
高齢で
サロンへ連れて行くのが
難しい場合、
ポイントさえ押さえれば
自宅でシャンプーをすることも
可能です。
老犬(シニア犬)ならではの
注意点を把握した上で
基本のやり方に沿って
シャンプーしてあげましょう。
1、老犬にシャンプー 短時間でシャンプー・ブローする
どこが汚れているか確認する
バスタブに入っている間は
お湯の湿度で苦しくなり、
咳や呼吸困難になる場合もあります。
心臓にも負担がかかるため、
短時間で
洗ってあげることが大切です。
シャンプーをする前に、
どこが汚れているのか確認しておくと、
効率よく洗えます。
汚れやすいところを把握する
「耳」「目頭(目やに)」「肛門周り」
「足先」「指の間」など
汚れやすいところを把握し、
しっかり
ポイントで洗うことによって
時間短縮になります。
また、
こまめに舌や歯茎の色が
白くなっていないかなどを確認して、
早く
シャンプーを終わらせてあげましょう。
リンスはしなくても良い
リンスは
指通りを良くするためのものなので、
しなくても良いです。
また、
シャンプーが難しい場合は
ドライシャンプーでも
良いでしょう。
吸水性の高いタオルを使う
毛を乾かすときは、
吸水性の高いタオルで
根本からしっかりと
乾かしましょう。
内臓を冷やさないために、
お腹から乾かすと
良いでしょう。
2、老犬にシャンプー お湯の温度は低めに
皮膚疾患がある場合、
熱いお湯が刺激となり
皮膚が痒くなることがあります。
特に
冬の寒い季節は
人と同じく
熱いお湯だと
体がびっくりすることがあります。
また、
心臓病など
持病がある場合、
熱いお湯だと
湿度で苦しくなり、
咳や呼吸困難になることがあります。
そのため、
お湯の温度は
36度前後が良いでしょう。
(気候や愛犬の体温、
体調に合わせて調節してください。)
3、老犬にシャンプー 低刺激のシャンプー
シニア期は
肌が弱くなったり
皮膚疾患を抱えることが多いため、
低刺激のシャンプーや
薬用シャンプーが良いでしょう。
また、
短時間で
シャンプーを終わらせるには
リンスインシャンプーも
オススメです。
※薬用シャンプーに関しては、
獣医師に相談の上使用してください。

犬種別の老犬シャンプーの注意点
ダブルコートの犬種
柴犬や秋田犬、コーギーなど
毛が密なダブルコートの子は、
シャンプー剤が
皮膚に浸透するよう、
しっかり
地肌まで濡らしてから
シャンプーを付けて
洗うようにしましょう。
短毛種
チワワ、ダックスフンドなど
短毛種の場合は、
乾かしづらい指の間、
鼻周りなどを
しっかり拭いておくことにより、
乾燥が早くなります。
長毛種
トイプードル、ミニチュアシュナウザー、
ヨークシャーテリア、マルチーズなどの
長毛種は子犬の場合、
特に毛が細く
柔らかいため、
しっかり乾かさないと
毛もつれや毛玉になります。
スリッカーブラシを使って
ドライヤーで当てながら
乾かしたあと、
コームで毛が絡まっていないか
確認するようにしてください。
そのまま
自然乾燥したり、
手で乾かしたりすると
毛玉の原因になります。
短頭種
「パグ」「フレンチブルドッグ」
「ボストンテリア」など
短頭種の場合、
他の犬種よりも
鼻が低いため、
水を嫌がりやすい
傾向にあります。
シャワーを嫌がる場合は、
スポンジを使って
優しく濡らしてあげるように
してください。

まとめ
- シニア犬(老犬)のシャンプーは
短時間で終わらせましょう - 2カ月に一回を目安に、体調を優先して
- お湯の温度は36度前後を目安に体調を見て調節を
- もしもに備えて病院の診察時間内に
シャンプーしましょう
愛犬が
いつまでも快適に、
清潔に過ごせるよう、
体調を第一優先にしつつ
愛犬に合ったケアを
してあげましょう。

スポンサーリンク



「シニア犬のダイエット」カテゴリーの関連記事
「シニア犬の病気」カテゴリーの関連記事
「保護犬のしつけ」カテゴリーの関連記事
「子犬のシャンプー」カテゴリーの関連記事
「犬のシャンプー療法」カテゴリーの関連記事
「犬のシャンプー頻度」カテゴリーの関連記事
「老犬がごはんを食べない」カテゴリーの関連記事
「老犬にシャンプー」カテゴリーの関連記事
「老犬に散歩」カテゴリーの関連記事
「老犬のしつけ」カテゴリーの関連記事
「老犬の食事」カテゴリーの関連記事