犬を飼うのに必要な準備や覚悟

公開日:2021/07/03 / 最終更新日:2023/05/30
迎える犬の性格や大きさを把握しておく
ペットショップ・ブリーダーから迎える場合
迎える犬種、個体ごとに性格や体質は異なります。
迎える犬種がどういった性格で、
どのくらいの体の大きさになるか
理解しておくと良いでしょう。
グッズを揃える際の参考になります。

保護犬を迎える場合
保護時の生活環境も考慮して
必要なグッズを選ぶと良いでしょう。
相談に乗ってくれる保護団体さんもいますので、
まずは聞いてみましょう
(※保護団体によっては、準備すべきものが
具体的な商品名で指定される場合もあります)。

犬を迎えるまでに準備すべきもの
ケージ
迎えたばかりの頃は、
犬が落ち着けるスペースとして、
ケージを用意してあげることをおすすめします。
いきなり部屋中を歩き回れるようにすると、
慣れるのに時間がかかることも。
ケージを選ぶ際には、
成長して体が大きくなることを見込んで
選ぶと良いでしょう。
成長に応じて、
サイズを広げられるタイプのケージもあります。
活発な犬種で脱走の恐れがある場合は、
屋根があるケージがおすすめです。
綺麗好きな犬の場合は、
トイレと部屋空間が分かれた
タイプを選ぶと良いでしょう。
トイレ
「トイレは外で」と
考えている方もいるかもしれませんが、
その場合、天気の悪い日にも
トイレのために散歩に行かなければなりません。
トイレトレーニングをして、
室内でも犬が自分のタイミングで
トイレに行けるようにすることをおすすめします。
ケージと同じく、
トイレも成長を見込んで選びましょう。
一般的に、
トイレシートへのいたずらを防ぐことができる
メッシュタイプのトイレを選ぶ方が多いです。

ベッド・マット
犬は睡眠時間がとても長く、
特に子犬は成長のために
睡眠は非常に大切です。
安心して眠れるベッドや
マットを用意してあげましょう。
小さいと体を曲げて寝なければいけないため、
ある程度ゆったりできる大きさの
ベッドやマットが良いでしょう。
保護犬で、怖がりな子や
一人でゆっくりくつろぎたい子には
ドーム型がオススメです。
車でお出かけすることが多い場合は、
部屋で使うものとは別に、
車用のベッド・マットを準備してあげても良いでしょう。
食器
毎日の食事や
お水を入れてあげる食器も必要です。
飲み水用の器には「ノズル型(ケージにつけるタイプ)」と
「置き型」がありますが、
置き型タイプをおすすめします。
置き型は水を飲みやすく、
ガブガブ飲む際に
口腔内のフードの残りカス等を落とす効果があります。
いつでも水が飲めるよう、大きめの器にしましょう。

リード・ハーネス類
リードやハーネスは、
毎日の散歩やお出かけの際に必要です。
散歩に慣れていない場合は
2リードやハーネスがオススメです。
新しい環境に慣れていない時は、
予想外の行動をすることもあるため、
伸縮リードはオススメしません。
突然のリアクションに対応できるよう
しっかりとリードを持ってお散歩しましょう。
フード
フード選びは非常に大切です。
種別の特性や年齢、
健康状態、アレルギーの有無によっても
フードを変更していく必要があるため、
獣医師のアドバイスを聞きながら選ぶと良いでしょう。
保護犬の場合、
譲渡時は今まで食べていた
フードを持参する団体が多いと思います。
特に指定がない場合は、
アレルギーや病気はないか
事前に保護団体に聞き、
年齢や体質に合ったフードを選んでください。

おもちゃ
留守番中や飼い主さんと遊びの上で、
おもちゃは非常に大切です。
おもちゃも種別や年齢、
性格によって合うおもちゃがあります。
まず、おもちゃで遊ぶかどうか、
抱え込み癖がないかどうかを理解することが大切です。
おもちゃはストレス発散や
飼い主とのコミュニケーションツールになります。
おもちゃで遊ぶ子でしたら、
いくつかタイプ別に用意してみましょう。
ペット用防災グッズ
災害時、人の物資に比べ、
ペット用の物資はしばらく手に入りません。
何かあったときに愛犬を守るためにも、
フード・水は最低3~5日分、
できれば1週間分ほど用意しておき、
慣れない環境でも、
ストレスを最小限に抑えるためにグッズも揃えておきましょう。
これから防災グッズを揃える方は、
すでにペット向けになった
防災グッズセットを購入し、
足りないものを追加していくことをおすすめします。

畜犬登録
生後91日齢以上の子犬を迎えた方は、
市区町村へ申請する
「畜犬登録(ちくけんとうろく)」の義務があります。
また、犬が生後90日を過ぎたら
狂犬病予防注射を受け
「注射済み証明書」を持って30日以内に
役所か保健所に行く必要もあります。
これは「どこで誰が犬を飼っているか」を明確にし、
地域で狂犬病が発生した場合は
このデータを利用して対策措置を取るためです。
狂犬病ワクチンの接種証明書を持って
所定の窓口で申請すれば、
済票の発行(手数料550円)と同時に
手続きできるため、
鑑札は済票とともに首輪につけておきましょう。
登録には3000円がかかりますが、
生涯に1度です。
予防接種のお知らせなど
大事な情報をチェックするためにも、
必ず畜犬登録をしましょう。
費用を払って畜犬登録をすると
登録証明書として
「鑑札」「注射済票」「標識シール」が渡されます。
鑑札を失くしてしまうと
再発行に手数料がかかるため、
大切に保管しましょう。
ワクチン
年に1度の狂犬病予防ワクチン接種も
義務化されています。
狂犬病は一度感染・発症すると
治療ができませんが、
ワクチンの接種で発症を防ぐことができます。
犬を守るためにはもちろん、
飼い主やその周囲にいる人や
動物への感染を防ぐ意味でも、
怠ってはいけないものです。
市区町村では集合注射が行われているほか、
動物病院でも接種できます。

かかりつけの動物病院を見つける
犬が何かしらの体調不良を起こした時には、
病院に連れて行ってあげなければいけません。
健康そうに見える場合でも、
定期的に健康診断に連れて行く必要があります。
そんな時にかかる病院も、
早めの段階で考えておきましょう。
トリミングサロンを見つける
トリミングは必要な犬種と
そうでない犬種がいます。
必要な場合もその頻度は犬種によって異なります。
まずは迎える犬が
トリミングが必要な犬種かどうかを調べましょう。
トリミングは見た目だけでなく
犬の健康のためにも
大事なケアになりますので、
欠かさず行うようにしましょう。
トリミングサロンは
さまざまな地域に数多く出店しているので、
ぴったりのお店を探してみてください。

毎日の散歩
散歩はどんな犬にも必要です。
飼い主が忙しい時や
疲れている時もあるかもしれませんが、
犬の健康のためにも
きちんと行ってあげるようにしましょう。
必要な散歩量は犬種によって異なります。
一般的に犬の体格が大きくなればなるほど
より長く散歩しなければいけなくなるので、
犬を迎える際にはそれも考慮しておくべきでしょう。
しつけを行う
しつけも犬にとってはとても大切なものです。
しっかり行わないと、
飼い主だけでなく周りの人に
迷惑をかけてしまうことも考えられます。
飼い主さん用のしつけ教室なども
開催されていますので
「しつけ方が分からない」という方は
そういったイベントに参加してみてもよいかもしれません。

成犬・シニア犬を迎える際によくある質問
Q、成犬以上でもしつけはできる?
もちろんできます。
ただし、子犬と同じように根気強くしつけることが大切です。
犬によってはすでに
ある程度のしつけがされている場合もあるので、
様子を見ながらしつけましょう。
Q、懐いてくれる?
「子犬から飼うとよく懐く」といったことはよくいわれますし、
事実でもあります。
ただし、それは
「成犬から飼い始めると懐かない」ということにはなりません。
成犬やシニア犬は
すでに成長しているため、
その犬本来の性格を知った上で
迎え入れることができます。
そのため相性のよい
犬を選びやすいともいえるでしょう。
Q、子どもがいる家でも適応してくれる?
成犬やシニア犬は
その犬の性格とサイズを
しっかり把握した上で迎えることができます。
そのため、その家庭に合った犬を選ぶことができれば、
たとえお子さんのいる家庭であっても、
子犬を迎えるよりも
適応してもらいやすいでしょう。

まとめ
犬に合わせたグッズや暮らし
- 犬を迎えるまでに準備すべきものはたくさんあります
- 迎える犬の性格や大きさを把握した上でグッズを選びましょう
- 犬を迎えてからすべきこともたくさんあります
犬も、人と同じように
十人十色の個性を持っています。
一緒に暮らした上で、
その犬に合わせた暮らしをしていきましょう。
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