犬も寒がり!寒い時のサインや寒さに弱い犬種
公開日:2022/12/12 / 最終更新日:2023/05/29
犬は寒がり?
人と比べ、
犬は生物学的には
寒さに強いといわれています。
ただし
人にも寒がりなタイプと
暑がりなタイプがいるように、
犬にも寒さに対する
得意・不得意があります。
犬種ごとに
寒さに強い・弱いはありますが、
その子によって異なります。
いくら寒さに強い犬種でも、
寒そうにしていたら
寒さ対策をとるようにしましょう。
寒さに強い犬
- シベリアンハスキー
- 秋田犬
- スピッツ(日本スピッツ)
北部の
寒い地域を原産とする犬種は、
寒さに強いことが多いです。
逆に
暑さには弱い特性を持つので、
夏の暑さ対策には
注意が必要です。
冬でも暖房を直接
犬のベッドに向けるなど、
異常に温度が上がりすぎる
環境は作らないようにしてください。
シベリアンハスキー
極寒のシベリアで
生まれた犬種です。
雪の中を
ソリを引いて疾走する姿が有名です。
秋田犬
東北地方で生まれた
日本犬の一つ。
換毛期に
抜ける毛の量からもわかるように、
寒さに負けない
優れたアンダーコートを持ちます。
スピッツ(日本スピッツ)
雪のように
真っ白な毛を持つ犬種です。
日本スピッツは
ドイツ原産の
大型の白いスピッツをルーツに持ち、
シベリアを経由して
日本に入ってきたとされています。
寒さに弱い犬種
- トイプードル
- ミニチュアピンシャー/イタリアングレーハウンド
- パグ/フレンチブルドッグ
多くの小型犬を始め、
シングルコートを持つ犬種や
皮下脂肪が少ない犬種は
寒さに弱いとされています。
フワフワモコモコの毛であっても、
毛質が
寒さに対応していないこともあるので、
見た目による判断は
しないようにしましょう。
特に
寒さが伝わりやすい
地面に近いところを歩く小型犬は、
大型犬と比較して
寒がりであることが多いです。
また。
子犬や老犬といった
「免疫力」や「体力」がない犬は、
寒さに適応できる
体の仕組みになっていないことも
多いです。
人がコントロールしてあげる
必要があります。
トイプードル
賢いだけでなく、
毛が抜けにくいことからも
愛玩犬としての人気が高い犬種です。
毛が抜けにくいということは、
目立った換毛期もないので、
季節に応じた
毛が生えてこない
ということでもあります。
(毛が生え変わる犬種でも
寒がりなパターンはよくあります)
羊毛のような
モコモコの毛が
生えているようにも見えますが、
寒さに対応した毛ではないため
冬は寒さ対策が必要です。
ミニチュアピンシャー/イタリアングレーハウンド
小型でスムースコートを持ち、
皮下脂肪も少ない犬種です。
犬にはあまり
洋服を着せるのが好きではない
という考えの人も、
これらの犬種に限っては
着せるという人もいるほど、
寒さに弱いです。
パグ/フレンチブルドッグ
ミニチュアピンシャーなどとは
対照的な体型の犬種ですが、
実は彼らも寒がりです。
肌が弱いので、
乾燥による
炎症などを防ぐためにも
保温できる洋服を
着せてあげると良いでしょう。
犬が寒いと感じる温度
犬種や個体差はありますが、
犬は5度以下くらいで
寒いと感じるようです。
寒さに慣れていない犬の場合や、
子犬・老犬の場合は
10度でも
寒いと感じることがあるため、
犬の寒がっているサインを
見逃さないようにしましょう。
犬が寒い時のサイン
- 震える
- 丸くなる
- 運動量が減る
- 暖房の前にいる
- 水を飲まない
- 普段と違う行動をする
痛みなどを
あまり訴えない
といわれている犬ですが、
犬の行動から
寒がっているかどうかを
判断することもできます。
合図を見逃さないようにしましょう。
震える
犬が寒がるサインとして、
小刻みに
プルプルと震える姿は
わかりやすいサインです。
しかし寒さ以外にも、
病気や筋力の低下が原因で
震えることもあるので、
寒さ対策が万全なのに
震え続ける場合には
獣医師に相談してみてください。
また、
震える姿を見た家族が
心配して抱っこしてくれるなどの
経験を覚えている犬は、
気を引くために
震えることもあります。
丸くなる
寒いと、
体の熱が逃げないように
丸くなる習性があります。
しかし警戒心の高い犬や、
寝るスペースが狭い場合などにも
丸くなって寝ることがあります。
見極め方として
いつもは活動的に動いている時間なのに丸くなっている
警戒心がない・寝るスペースが狭くないのに丸まっている
ことなどがあげられるので、
参考にしてみてください。
運動量が減る
人も寒いと
肩がすくんで
体が縮こまることがありますが、
これは犬も同じです。
前項の
丸くなると似ている部分もありますが、
熱を逃さないために
見られる行動です。
暖房の前にいる
ヒーターなどの近くから
離れない場合は、
寒いと感じている
ためであることが多いです。
電源がついていないのに、
近くに座って待っている犬もいます。
しかし、
起動している状態で
あまりに近ぎる場所にいたり、
長時間離れなかったりする場合には、
すでに体は
ポカポカになっているので
離すようにしましょう。
その際、
首輪の金属部分が
とても熱くなっている
可能性もあるので、
注意してください。
水を飲まない
暑いときと比べると
水を飲む量は減ります。
多少減ったからといって
過剰に心配することはありませんが、
寒さが原因で
水をまったく飲まなくなる犬もいます。
脱水症状や
乾燥の原因にもなるので、
室内の温度は
ある程度保ってあげましょう。
普段と違う行動をする
名前を呼んでも来なかったり、
大好きなはずのお散歩や
ご飯に反応しなかったり、
いつもなら
考えられない行動をする場合にも、
寒いと感じている
可能性があります。
明らかに元気がないときは
別の原因が考えられるので、
普段から行動を
よく観察しておくようにしましょう。
寒がりな犬のための寒さ対策
暖房機器を使う
スタンダードなだけに
効果があります。
犬種や地域にもよりますが、
室温は20度前後が
犬にとって理想的な温度である
といわれています。
フェンスや
置く場所を工夫して、
安全対策も忘れずに
施しましょう。
しっぽが気づかないうちに
ヒーターに触ってしまって、
毛先が焦げてしまうという
ケースもあるようです。
こたつやホットカーペットには注意
お腹など
毛が少ないところはもちろん、
毛が生えているところであっても
低温やけどを引き起こす
可能性があるため、
使用は控えるか、
最大の注意を払いましょう。
服を着せる
犬のストレスになることから
洋服を着せることを
好まない人もいると思いますが、
保温効果の高い洋服を
着せることで犬は
「洋服は暖を与えてくれるもの」
と学びます。
犬種によっては、
洋服がないほうが
つらい思いをすることもあるので、
徐々に慣らせながら
防寒対策をしていきましょう。
冬用のベッドを用意する
犬用ベッドは
夏と冬で変えるのがおすすめです。
夏用に作られたものは
ひんやりしたり
通気性に優れているものが多いので、
冬に使うには寒く、
一方で、
夏に冬用を使うと
ダニやノミが発生する
原因にもなるため、
うまく使い分けましょう。
冬におすすめのベッド10選
この冬おすすめのベッドを紹介します。
触り心地も
あたたかさも格別の
ふんわりシープボアフリースベッドの
クッション材に老舗の
日本寝具メーカー京都西川から支給を受けた
特殊構造クッションの
デュアルウェーブを採用しました。
この素材は、
高機能ポリエステル繊維を
絡め合わせて上下・左右に広がる
デュアルウェーブ構造を実現し、
ムレ感を軽減しつつ、
ヘタりにくい耐久性を実現しました。
また通気性が高く、
水をためにくい構造なので
シャワー等の水洗いが可能で、
いつでもベッドを清潔に保つことができます。
ほど良いやわらかさと、
ややオーバルなカタチで
大事なワンちゃんを
優しく包み込んでくれます。
繊維の加工や染色の際に
アレルギーの原因となる
ホルムアルデヒドなどの物質
アレルゲンを
限りなくゼロに近くした
素材を使用しています。
洗濯機での丸洗いが可能です。
背中側がしっかり
広めにつくられているため、
あご乗せにも最適ですね。
リバーシブルなので、
季節やお天気、
愛犬の体調により
使い分けてることもできますよ。
独特なハチの巣形のデザインで、
スペシャルなストン模様でとてもおしゃれで、
部屋にマッチ!
ふわふわで柔らかい
十分なあんしん感を感じられる
ペットハウスです。
ハウスなので、寒い冬に
熱量を失わなくなって、
とっても暖かいですよ!
犬&猫ハウスの形だけでなく、
ベッドにも変形できますよ!
多季節に対応できる犬ベッドです!
ドーム型の中に
マットを置いてハウス型での使用と、
天井を潰してその上にマットを置く
ベッド型の2通りの使い方ができます。
ハウスの中のクッションは
取り外し可能できますので
清潔便利です!
犬をダメにするクッション
INDOOR 三角クッション
犬の寝心地を考えた
三角状のクッションで
犬のポジションに応じて
優しく体を包み込みます。
クッションカバーは
耐久性に優れた100%コットンを使用。
外して洗うことも可能です。
クッション中身は
高級寝具などで主に使われる
マイクロファイバーを充填材として
使用しております。
ハウスダストやダニに強い
優れた抗菌力を持っており、
髪の毛の1/100より細い繊維のため
座り心地もよく、
長く使っても形崩れが
ほとんどありません。
素材はプライウッド(合板)です。
何枚もの板を合わせて曲げているため、
耐久性が高い仕上がりとなっています。
カラーはウォルナットと
オークの2タイプ。
クッションカバーは
取り外して洗えます。
ドイツの職人が丁寧に、
こだわって作り上げるベッドは
本当に素敵です。
お家のインテリアに合わせて
色を選べるのも嬉しいですね。
イスラエルのブランド
「KETER」のペットハウスです。
2段ベッドとして
お使いいただけます。
ふかふかのクッション付きです。
樹脂でつくられたベッドは
ニットを編み込んだような
デザインが特徴です。
ニットのようなデザインで
通気性も抜群なので、
ドーム型でも蒸れずに
快適に過ごせます。
インテリアとしてもおしゃれですね。
ニトリが開発した
吸湿発熱素材を使用して作られた、
Nウォームペットベッドです。
抗菌防臭に加え、
手洗いも可能なので
清潔感が保てます。
ベッドの一部には
コードを通せる穴が開いているので、
ヒーターを入れることも可能です。
見た目がおちゃめでかわいい、
ホットドッグを模した
ベッドです。
わんちゃんが
クッションの間にすっぽりと
はまるようになっているので
寒い冬でも
ぬくぬくと過ごせます。
なお、中敷きのカバーは
取り外せるので、
洗うことも可能です。
ブランケット付きの
ふかふかなドーナツ型ベッドです。
軽量のブランケットは
着脱可能なので、
温かさを調節できます。
なお、本体やカバーは
手洗いができるので、
お手入れもしやすいです。
ワンちゃんや猫ちゃんの
くつろぎスペースとしても
活用できる可愛い
トンネル型ベッド。
猫ちゃんやワンちゃんの気分や
シーンに合わせて
2WAY使えるベッド&マット。
ふわふわで
ぬくぬく暖かいボア素材で、
ペットに快適な寝心地♪
ファスナーの開閉で
大判マットに早変わり!
しっかり厚みあるので、
床からの冷気をシャットアウト。
散歩は暖かい時間帯に
地面が乾燥していて
寒い日には、
肉球のけがにつながる
こともあります。
肉球のけがは、
感染症を引き起こす
原因になりえます。
また、
地面が冷たい嫌悪感から
散歩に行くことを拒むようになる
犬もいるので、
暖かい時間帯に
出かけるようにするなどの
工夫をしましょう。
犬用の靴を
履かせるのもおすすめです。
犬の肉球クリームおすすめ9選
保湿・柔軟効果に優れた
肉球クリームです。
重たい体重を支えたり、
固くなってしまった
大型犬の肉球を
乾燥やひび割れのダメージから
守ります。
天然成分が
深部まで保湿成分を運び、
潤いと弾力を与えます。
愛犬が舐めてしまっても
安全な成分です。
厳選された
オーガニックシアバター配合。
ベタつかず、
植物エキスなので
舐めても安心です。
すばやく馴染んで
長時間保湿します。
天然三六五
肉球くりいむ
臭いの元を中和し、
しっかりと消臭しながら、
ほのかな天然ラベンダーの
香りが漂います。
特殊製法により
ベタつきをおさえた
快適な使い心地です。
消臭・除菌効果があるので、
お散歩前後の
衛生ケアとしてもおすすめです。
マッシャーズ シークレット
肉球保護クリーム
犬ぞり用に
カナダで開発された
100%天然成分の
本格派クリームです。
毎日のお出かけ、
アウトドア、スポーツなど、
オールシーズンの
幅広いシーンにて活躍します。
水溶性ジェルで
保湿成分の
浸透力に優れています。
ハーブと和漢生薬が配合されており、
バリカン負け
肌トラブルにも使えます。
安心、安全を
徹底的にこだわり抜いた
成分を独自で配合しました。
「愛犬の肉球用みつろうクリーム 」は、
ペット用足裏保護クリームです。
愛犬のすべり止め、
肉球の保湿に。
無香料。
原材料:椿油・ホホバオイル・蜜蝋
ペットが舐めても安心です。
高品質なハーブと
無漂白みつろうを使用した、
天然100%の
足裏保護クリームです。
全身に使えます。
体の切り傷などにも使えるので
一つ持っておくと便利です。
オーガニックホホバオイルに、
国産(蔵王)の蜜蝋を使用した、
無添加の保湿クリームです。
少量でものびがよく、
デリケートな肉球を
優しく保護します。
大事な肉球や肘を
優しく保湿します。
全身使いも大丈夫な
ローションです。
皮膚にやさしい
保湿成分なので、
お腹など
被毛の薄い部分の使用も
オススメです。
寒さが原因で発症しやすい病気
急な寒暖差や
厳しい寒さに
体調を崩してしまうのは、
犬も人も同じです。
気管支炎
寒さと同時に訪れる
乾燥が引き起こす疾患です。
頻繁に
咳をするようになるなどの
症状が見られます。
小型犬に発症しやすいですが、
小型犬の血を引く雑種も
細い気管を持つことがあるため、
中型犬などであっても
注意が必要です。
下痢
お腹を冷やしたり
免疫力が低くなることで、
下痢を引き起こしやすくなります。
特に
ボストンテリアなどは
下痢をしやすい傾向にあるので、
より保温効果の高い服を
着せるなどの工夫が必要です。
もし下痢をした場合には、
脱水症状にも注意してください。
低体温症
体温調節が追いつかず、
体温が下がった状態から
上がらなくなる疾患です。
重度の場合は
命にも関わり、
軽度の場合は
震えなどの症状が見られます。
気温が低い環境下では、
どの犬種の犬にも
起こり得る疾患ですが、
特に子犬や老犬は注意が必要です。
霜焼け
犬の耳や、
裸足で歩く犬の足は、
霜焼けの危険性があります。
寒さに弱い犬種のほか、
ダックスフンドやバセットハウンドなど
大きな耳を持つ犬は
特に注意してください。
耳を保護する
カバーなども売っています。
また、
足には靴を履かせてあげるのが
効果的です。
慣れるまで
時間がかかる犬もいますが、
靴を履いて
歩けるようになれば、
冬だけでなく
夏場のアスファルトを
歩く際のやけど防止、
災害時にも役立つので、
根気よく練習してみてください。
まとめ
- 寒いときのサインは「震える」「丸くなる」
「水を飲まない」などがあります - 有効な寒さ対策は「服を着せる」
「冬用の布団を用意する」などです - 寒さによって「気管支炎」「下痢」
「低体温症」になりやすくなります
雪の中で
遊ぶことが好きな犬もいますが、
寒さに慣れていない犬には
リスクが伴うことも
頭に入れておきましょう。
室内では、
乾燥ややけどに注意しながら
温度調節をしてあげると、
寒がりな愛犬も
元気に冬を過ごすことができます。
PR
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