犬はパイナップルを食べても大丈夫!
公開日:2021/09/13 / 最終更新日:2023/05/30
犬はパイナップルを食べても大丈夫
パイナップルはビタミンCや
ビタミンB1、マンガンを多く含み、
犬が食べても大丈夫な食材です。
ビタミンCは犬の体を若々しく保ち、
ガンを抑制する効果が期待できます。
犬は体内でビタミンCを
形成することができますが、
年齢や体質が原因で
不足してしまうこともあります。
パイナップル
- エネルギー
54kcal - カリウム
150mg - ビタミンC
35mg - ビタミンB1
0.09mg - 食物繊維
1.2g - マンガン
1.33mg
バナナ
- エネルギー
93kcal - カリウム
360mg - ビタミンC
16mg - ビタミンB1
0.05mg - 食物繊維
1.1g - マンガン
0.26mg
みかん
- エネルギー
49kcal - カリウム
150mg - ビタミンC
32mg - ビタミンB1
00.10mg - 食物繊維
1.0g - マンガン
0.07mg
キウイ
- エネルギー
51kcal - カリウム
300mg - ビタミンC
71mg - ビタミンB1
0.01mg - 食物繊維
2.6g - マンガン
10.09mg
※各100g当たり
パイナップルには
タンパク質を分解する酵素
「ブロメライン」も含まれ、
食物繊維とともに
胃や腸の調子を整えてくれるため
消化不良や便秘の子にオススメです。
マンガンが多いのも特徴で、
骨の形成をサポートしてくれます。
カリウム
カリウムはミネラルの一つで、
細胞内の浸透圧を維持したり、
細胞の活性を維持したりする役割があり、
体内の不要な
ナトリウムを輩出してくれます。
疲労回復にも良い効果を与えてくれ、
欠乏すると
「低カリウム血症」を発症することも。
とても大事な成分であることに
間違いはないのですが、
過剰に摂取すると
「高カリウム血症」の原因にもなるので、
注意が必要です。
βカロテン
βカロテンには、
抗酸化作用があります。
免疫力を高め、
がんや心臓病の予防などにも
効果的といわれています。
またβカロテンを摂取することで、
ビタミンAに変換されます。
ビタミンAには、
皮膚のターンオーバーを調整する役割があります。
パイナップルの与え方
生のまま与える
犬にパイナップルを与える際は、
生のままで与えることをおすすめします。
パイナップルは水分量が多いため、
夏の暑い季節の
水分補給にぴったりです。
ただ、実が少し硬く
消化しにくいため、
与える際は
小さくカットしてあげましょう。
パイナップルジュース
パイナップルをジュースにすることで、
消化吸収も良くなります。
ただし、市販のパイナップルジュースには
大量の砂糖が含まれている
可能性があります。
そのため、パイナップルジュースを与える際は、
パイナップルをミキサーにかけたものを
与えるようにしてください。
凍らせたパイナップル
夏は、アイス代わりに
パイナップルを凍らせて
与えてあげても良いでしょう。
その際に気をつけたいことは、
冷たいものを食べたことによって
起こしてしまう下痢です。
そのため、少し溶けた頃に
与えてあげたり、
少量のみ与えたりするようにしてください。
犬にパイナップルを与える際の注意点
アレルギーの可能性
アレルギーは、生まれつきの
体質による先天性アレルギーと、
長い期間同じ食材を食べることにより
発症する可能性がある
後天性アレルギーがあります。
パイナップルを初めて与える際は、
少量からスタートしましょう。
以下の症状が見られた場合は、
アレルギーの可能性があります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 元気がない
- 目の充血
パイナップルを食べた際に
上記のような症状が現れた場合は、
獣医師に相談しましょう。
芯は与えない
パイナップルの芯は非常に硬く、
犬にとっては
消化しにくい部分です。
そのため、芯を食べてしまうと
嘔吐や下痢、
ときには腸閉塞を起こし、
手術をしなければいけなくなる可能性もあります。
皮は与えない
パイナップルの皮にはトゲがあり、
非常に危険です。
そのため、パイナップルを与える際は
きちんと皮を剥き、
実の部分だけを
与えるようにしてください。
缶詰のパイナップルはNG
パイナップルの缶詰は
シロップ漬けにされていることが多く、
大量の砂糖を含んでいます。
砂糖は犬の健康によくないため、
缶詰のパイナップルは与えないでください。
与え過ぎに注意
パイナップルはヘルシーで
健康的なフルーツです。
しかし食べ過ぎると、
下痢を起こすだけでなく、
肥満や腎臓病になる可能性があります。
おやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。
犬の食糞にはパイナップルが効果的って本当?
Webサイトなどで、
「犬が食糞する場合は
パイナップルを与えてあげると改善効果があります」
と書かれていることがあります。
しかし、エビデンスとなる
信頼あるデータは少なく、
根本的な解決にはつながらないと
書籍で獣医師が説明しています。
食糞は、酵素が欠乏することにより
食べたものが未消化のまま
糞として排出されてしまい、
「ご飯の匂いがするから」と
食べてしまうケースもあります。
そのため、消化酵素が豊富な
パイナップルを食べることで、
普段のご飯がしっかり消化され、
「糞=食べ物」と認識しなくなる
可能性もあります。
しかし、全ての犬に
効果があるわけではなく、
食糞にはさまざまな
原因が考えられますので、
食糞でお困りの方は
ドッグトレーナーや獣医師に
相談することをおすすめします。
まとめ
- 与える際は生のまま、小さくカットしてあげる
- 与え過ぎには注意
- 芯や皮は与えない
- 市販の缶詰やパイナップルジュースは与えない
水分補給にもぴったりな
パイナップルですが、
過剰摂取はお腹を壊してしまう
原因になりますので気をつけましょう。
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