犬の鼻炎!症状や原因、予防法って?
公開日:2024/11/05 / 最終更新日:2024/11/05
犬の鼻炎にかかりやすい犬種(好発犬種)
- 細菌性鼻炎
全ての犬種 - アレルギー性鼻炎
アレルギー体質の犬種 - リンパ球形質細胞性鼻炎
ミニチュアダックスフンド、ウィペット - 歯周病による二次的な鼻炎
全ての犬種 - 異物性鼻炎
全ての犬種 - 真菌性鼻炎
鼻が長い犬種に多い - 腫瘍性
全ての犬種
犬の鼻炎にかかりやすい年代
- 細菌性鼻炎
成年期、シニア期 - アレルギー性鼻炎
成年期 - リンパ球形質細胞性鼻炎
成年期 - 歯周病による二次的な鼻炎
成年期?シニア期 - 異物性鼻炎
全て - 真菌性鼻炎
幼年期?成年期 - 腫瘍性
高齢期
犬の鼻炎の症状
- 鼻づまり
- 鼻がヒューヒューと音を立てる
- 鼻血
- 鼻水
- くしゃみ
- 涙流症
関連記事
犬の鼻づまり!いびき・くしゃみの原因は?
関連記事
犬の鼻血!原因や病気、対処法って?
関連記事
犬が鼻水!原因や病気の可能性って?
関連記事
犬がくしゃみ!考えられる原因や病気のリスクって?
初期の鼻汁(鼻水)は
水のように
サラサラしていますが、
慢性化して
日和見感染
(ひよりみかんせん)
免疫力が低下した際に、
健康体であれば
害のないような弱い細菌や
ウイルスなどに感染し、
発症してしまいます。
起こると、
黄色や緑色のドロリとした
膿のような鼻汁が
みられるようになります。
鼻涙管に炎症や
感染が波及すると、
鼻涙管がつまって
涙流症(涙やけ)を起こしたり、
粘膜の腫れと鼻汁によって
鼻がつまり、
口を開けたまま
呼吸をしたりすることがあります。
慢性化すると
副鼻腔炎を
引き起こすこともあります。
犬の鼻炎の原因
ほとんどが細菌が原因による
細菌性鼻炎ですが、
細菌が増殖する理由は
他にあり、
いわゆる二次生鼻炎が
ほとんどです。
- 鼻腔に細菌感染
- 口蓋裂、歯周病などの口腔内疾患
- 花粉やハウスダストなどが原因のアレルギー性鼻炎
- アレルゲンが原因のリンパ球形質細胞性鼻炎
- 鼻腔内に食べ物などが入る異物性鼻炎
- アスペルギルスなどの真菌性鼻炎
- 鼻腔内にできものができる腫瘍性鼻炎
犬の鼻炎の検査・診断
鼻水の塗抹検査を顕微鏡で実施します。
その他に
- レントゲン検査
- 内視鏡による鼻腔内検査
- MRI
- CT検査
を総合的に行います。
関連記事
犬のレントゲン検査!何がわかるの?
犬の鼻炎の治療
- 原因により治療が異なります
細菌性鼻炎
- 抗生物質や消炎剤の投与
- アレルギー性鼻炎
- ステロイドなどのアレルギー治療
- 関連記事
犬のアレルギー!検査で何がわかるの?
関連記事
犬のアナフィラキシー!症状や原因、対処法って?
関連記事
犬のアレルギー!症状や原因って?
リンパ球形質細胞性鼻炎
- ステロイドなどのアレルギー治療
- 歯周病による二次的な鼻炎
- 抗生剤もしくは、原因となる歯の抜歯、洗浄を行う
関連記事
犬は虫歯にならないの?理由や原因・予防法って?
関連記事
ウェットフードは歯に悪い!本当なの?
関連記事
犬の歯周病!原因や治療法、放置リスクって?
関連記事
歯周病が死の病気に?犬の心臓や腎臓への影響!
異物性鼻炎
- 異物を取り除く
- 真菌性鼻炎
- 抗真菌剤による治療
腫瘍性
- 抗がん治療もしくは外科的切除
関連記事
犬のがん!症状や、原因、予防法って?
犬の鼻炎の予後
原因により異なります。
細菌性鼻炎
- ほぼ良好
アレルギー性鼻炎
- アレルギーの緩和による
リンパ球形質細胞性鼻炎
- 完治は難しい
歯周病による二次的な鼻炎
- 原因の除去により完治
異物性鼻炎
- 原因の除去により完治
真菌性鼻炎
- ほぼ良好
腫瘍性
- 外科的に切除し良好な場合と、予後不良
犬の鼻炎の予防
- ワクチン接種
- 免疫力を高める
- 適切な飼育・管理環境を作るとともに芳香剤など
鼻の粘膜を刺激するような物質に接触させない - 歯周病予防
- アレルゲンとなるものは避ける
犬の鼻炎の対処法・応急処置
- 鼻血が出た場合は上を向かず、鼻を押さえる
- 空気清浄機などを使用し、部屋を綺麗にする
- 鼻水により鼻の周囲が皮膚炎になることもあるため、
綺麗にする
スポンサーリンク
「犬のくしゃみ」カテゴリーの関連記事
「犬の鼻づまり」カテゴリーの関連記事
「犬の鼻水」カテゴリーの関連記事
「犬の鼻炎」カテゴリーの関連記事
「犬の鼻血」カテゴリーの関連記事
「皮膚病」カテゴリーの関連記事
「腐った食べ物」カテゴリーの関連記事