犬の鼻づまり!いびき・くしゃみの原因は?
公開日:2024/09/27 / 最終更新日:2024/09/27
犬の鼻づまりで見られる症状
犬は
鼻づまりを起こすと
呼吸が困難になって
フガフガ言ったり、
よく眠れなかったりします。
眠っている時に
いびきをかくことも多くあります。
愛犬がいびきをかきながら
寝ているのを見て
「かわいい」と思う
飼い主さんがいるかもしれませんが、
あまり良い状態ではないと
思ってください。
他に
- 「咳」
- 「くしゃみ」
- 「逆くしゃみ」
- 「細いところを空気が通るように
ヒューヒュー・ズーズー音がする」 - 「透明もしくは黄色の鼻汁が出る」
- 「鼻血が出る」
などの症状も見られます。
短頭種で
(パグ、フレンチ・ブルドックなど)
多く見られますが、
それは
鼻水でつまってるというより
外鼻孔狭窄など
(がいびこうきょうさく)
犬種特有の問題であることが
少なくありません。
短頭種や大型犬は
口呼吸が見られる場合もありますが、
小型犬は基本的に
口呼吸をしません。
完全に鼻が詰まって
口呼吸をしている場合は、
緊急性が高いと言えます。
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犬の鼻づまりの原因・考えられる病気
犬の鼻づまりの原因は、
鼻炎や腫瘍、
異物が詰まっているなど
さまざま考えられます。
飼い主さんが判断するのは
簡単ではありませんので、
鼻がつまっているような
症状が出た場合は
病院に行くようにしてください。
鼻炎
鼻炎の原因として
感染症やアレルギー、
歯周病などが考えられます。
病院では鼻水(膿)を
サクションと呼ばれる器具で
吸引したり、
内服薬や点鼻薬を
処方したりします。
感染症
感染症の場合、
咽頭や気管支などにも影響が出て
くしゃみが見られる
場合もあります。
「ジステンパー」は
ジステンバーウイルスによる感染症で
致死率も高い病気です。
初期の症状として
鼻づまりが起こる
場合があります。
「ケンネルコフ」は
伝染性の呼吸器疾患で
「犬伝染性気管気管支炎」とも
呼ばれます。
咳や鼻づまりの症状が
でることがあります。
「パラインフルエンザ」は
ケンネルコフの原因になる
呼吸器系のウイルス感染症です。
症状として
咳やくしゃみ、
鼻水などが見られます。
鼻炎が進行して
副鼻腔まで到達すると
「副鼻腔炎」となります。
副鼻腔の内部が化膿すると
蓄膿症になることもあり、
呼吸が困難になっ
て口呼吸が見られます。
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アレルギー
食物アレルギーのほか、
ハウスダストや花粉など
環境アレルギーによって
鼻づまりの症状が出る場合もあります。
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歯周病
歯周病は
歯と歯ぐき(歯肉)の間に入った
歯周病菌によって
歯ぐきが炎症を起こす病気です。
炎症がひどくなると
口内だけでなく
鼻腔にも広がり、
くしゃみや膿を含む
鼻水が出ることもあります。
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鼻腔内腫瘍
鼻腔内腫瘍は
鼻の中にできる腫瘍で、
悪性の場合が
少なくありません。
症状として
鼻汁の増加や
鼻からの出血などがあります。
鼻をぶつけたなどの前触れもなく
鼻血を出している場合は
緊急性が高いと
考えたほうがいいでしょう。
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老化
犬は高齢になると
粘膜が弱くなり、
乾燥しやすくなって
鼻づまりも起きやすくなります。
湿度管理など
普段からしっかり
乾燥対策をしてあげることが大切です。
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異物
植物の種やフード、
おやつのかけらなど
異物が原因で
鼻づまりの症状が出る
場合もあります。
吐き戻しがあった場合は
注意しましょう。
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犬が鼻づまりのときの対処法
部屋が乾燥してるときは
加湿器を使いましょう。
人と同じように、
犬も感染予防、免疫力アップを
心がけることが大切です。
特にシニア犬(老犬)は
粘膜が弱く、
乾燥しがちなので
しっかりケアしてあげましょう。
鼻水が出ている時は
ティッシュで拭きとり、
固まっている場合は
犬が熱くない程度の蒸しタオルで
優しく拭くといいでしょう。
飼い主さんが
鼻づまりから原因を特定するのは
難しいので、
症状が出た時は
動物病院で原因を探って
病気を治すことが大切です。
緊急性の高い症状
緊急性が高い症状として、
- 「鼻血が出る」
- 「鼻の穴が塞がって
いつもしていない口呼吸をしている」 - 「黄色みがかった鼻水が出る(膿が出ている)」
などが挙げられます。
これらの症状が見られた場合は、
すぐ
病院に行きましょう。
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アロマテラピー
アロマで人が
一時的に清涼感を得たり、
リラックスしたりするように、
犬にも
アロマテラピーの効果は
あると考えられます。
ただ、
獣医学的にアロマで
鼻づまりが良くなるとは言えませんし、
鼻づまりには
原因があるので
原因究明、
根本治療が必要です。
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マッサージ・ツボ押し
アロマと同じで、
マッサージやツボ押しも人と同様、
犬にも
一時的な効果が見込めます。
特に
目と目の間にある山根
(さんこん)というツボが
良いとされています。
ただ、
やはり根本的な治療にはなりません。
合わせて病院で
原因究明・治療をすることが大切です。
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まとめ
- 原因はさまざま。症状が出たら病院へ
- 鼻血や膿の混じった鼻水は緊急度が高い
- シニア犬は乾燥に注意して加湿器を活用
- アロマやツボは効果があっても一時的なもの
犬が鼻づまりを起こす原因は
さまざまです。
飼い主さんが
判断するのは難しいので、
症状が出たら必ず
動物病院で診てもらいましょう。
鼻づまりでよく眠れない、
いびきをかくなどの
ちょっとした変化に注意が必要です。
いつもはしない口呼吸や
血や膿の混じった
鼻水が出た場合は、
緊急性が高い状況だと考えましょう。
家庭でできるケアとして
加湿器を使った乾燥対策、
蒸しタオルで優しく
鼻を拭いてあげるなどがあります。
アロマやマッサージ、
ツボ押しによるケアで
一時的な効果を
得ることはできるかもしれませんが、
根本的な治療をするためにも
病院に行って
獣医師に診てもらうようにしてください。
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