犬の関節炎!種類や症状って?

公開日:2024/10/16 / 最終更新日:2025/02/14
犬の関節炎とは
関節は
骨と骨をつなぐ部分のことで、
軟骨がクッションになって
衝撃を吸収し、
骨と骨がぶつからないような
構造になっています。
関節炎は、
過度な運動や肥満、
加齢(老化)、
病気などが原因となって
関節に炎症が起こり、
痛みや腫れが生じる
状態のことを指します。
炎症が起きる原因は
さまざまありますが、
シニア犬(老犬)で多く
見られます。
加齢が原因の場合は
治すことが
難しくなりますので、
痛みを和らげ、
生活しやすい環境を
つくってあげることが大切です。
関節炎に注意したい犬種
年を取れば
どんな犬種でも
関節炎になる可能性がありますが、
股関節や膝関節に
問題が起きやすい犬種として、
- トイプードル
- チワワ
- パグ
- ヨークシャーテリア
- ボストンテリア
- レトリーバー種
- ブルドッグ
- ジャーマンシェパード
- マスティフ
- グレートデーン
- セントバーナード
- コーギー
- ダックスフンド
などが挙げられます。
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犬の関節炎の症状
関節炎になると
股関節や膝関節など
全身の関節が痛むことから
以下のような症状、
普段の行動とは異なる変化が
見られるようになります。
- 普段の散歩で歩く速度が遅くなる
- 階段の上り下りができなくなる
- 横になっている時間が増える
- 積極的に動かなくなる
- 足を引きずる(跛行)
- 食欲不振
- 発熱
- 動かなくなることによる体重増加
- 触られるのを嫌がる(攻撃的になる)
これらは
関節炎に特有な
症状ではありませんが、
何かしら問題が起きている
可能性があります。
緊急性の高い
病気の可能性もありますので、
気になる変化が見られた場合は
動物病院で
診てもらうようにしてください。

犬の関節炎の原因・種類
犬の関節炎は、
さまざまな種類の病気や外傷、
体の変化などによって
起こります。


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犬の関節炎の治療・予防
すべての関節炎に効く
治療薬はなく、
炎症を起こしている原因
疾患の治療が基本になります。
まずは
関節の状態を調べるため
触診や血液検査、X線検査、
CT検査などの検査を行います。
また
関節液の採取を行います。
加齢の場合は
治すことが難しく、
痛み止めとして
非ステロイド性抗炎症薬を
(NSAIDs)用いる
対症療法などを行います。
体重管理
肥満は
関節への負担となり
痛みを悪化させますので、
体重管理が重要です。
特に
シニア期が始まる7~9歳は
食欲が変わらないまま
運動量が減るため
肥満になりがちです。
定期的に体重測定やボ
ディコンディションスコアの確認を行い、
食事量を調整するように
してください。




犬の関節炎のケア
特に
加齢が原因の関節炎は
日々のケアが
重要になってきます。
関節に負担をかけないように、
床をより滑りにくくするマットや
ラグを敷いてあげると
いいでしょう。
階段は自力で
上り下りできたとしても
足腰への負担が
大きくなります。
シニア期に入ったら
ペット用のゲートを設置して
制限するといいでしょう。
鍼治療とマッサージ
鍼治療やマッサージは
人間と同様に
犬の慢性的な痛みを軽減できる
可能性があります。
正しく行わないと
悪化させてしまうこともありますので、
専門の獣医師に相談して
行うようにしてください。
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サプリメント
人向けの
サプリメントでも使われる
コンドロイチンや
SAM-e(S-アデノシルメチオニン)、
コラーゲンには
関節保護作用があることが
わかっています。
また、
魚油などに含まれる
EPA(オメガ3脂肪酸)には
抗炎症作用があり、
関節炎に良い効果が
見込めます。
それらが劇的に
症状を改善することはありませんが、
ご家庭でできるケアの一つとして
サプリメントを取り入れるのは
お勧めできます。
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まとめ
- 関節に炎症が起こると痛みや腫れが生じる
- シニア犬(老犬)で多く見られる
- 肥満は関節の負担になるため体重管理が重要
- サプリメントは一定の効果が見込める
関節炎は
さまざまな理由で
関節に
炎症が起こった状態を指し、
シニア犬(老犬)の加齢によって
多く見られます。
原因疾患があれば
その治療で改善しますが、
加齢の場合は
投薬や体重管理、
住環境の見直しで
痛みを和らげる対症療法が
中心になります。
特に肥満は
関節への負担を蓄積しますので、
若い時から
注意が必要です。
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