犬の誤飲!食べてはいけないもの・応急処置って?
公開日:2024/04/09 / 最終更新日:2024/04/09
犬の誤飲で食べてはいけないもの
食品
人間にとっては
美味しい食品でも、
犬にとっては毒になる
食品があります。
チョコレート
チョコレートは下痢や嘔吐、
神経症状を引き起こす
可能性があり、
ダークチョコのような
カカオの成分が
多く含まれるものは、
さらに注意が必要です。
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ネギ類
玉ねぎなどのネギ類は、
犬の赤血球を破壊し、
貧血を引き起こす
恐れがあります。
加熱しても、
煮汁を飲んだりしても
発症する可能性があるため、
絶対に与えないようにしましょう。
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ぶどう
犬がぶどうを口にすると、
急性腎不全を引き起こす
恐れがあります。
ぶどうの、
どの成分が
中毒につながるのかは
現在も研究が進められている途中で、
詳しいことは
まだ解明されていませんが、
現在分かっていることは
「犬によっては重度の中毒になること」
「ぶどうの皮は果肉よりも中毒の原因になること」
です。
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コーヒー・紅茶
コーヒーや紅茶は、
犬にとって
非常に危険な飲み物です。
コーヒーや紅茶に含まれる
カフェインは、
心筋と中枢神経系を直接刺激し、
カフェイン中毒を
引き起こす恐れがあります。
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液状の異物
- 「農薬」
- 「殺虫剤」
- 「自動車の不凍液」
- 「ガソリンなどの燃料」
- 「油」
- 「アルコール」
- 「エタノール」
- 「漂白剤」
などの
強い酸やアルカリの液体など、
さまざまな液体異物が
犬にとって毒になり得ます。
摂取した種類と
量によって
症状が異なりますが、
液状であるため、
吸収が早く、
重篤化する可能性が高いため、
注意が必要です。
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固形の異物
- 「人間の薬」
- 「散歩中の小石」
- 「家の中のおもちゃ」
- 「乾燥剤」
など
さまざまなものが
原因になります。
小さい異物であれば、
薬を使った
催吐処置によって吐かせたり、
胃洗浄することができますが、
大きめの固形異物は
胃に残ったり、
腸に詰まれば、
腸が壊死したり、
命に関わることもあるため、
注意が必要です。
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植物
一般的に売られている
観葉植物
- ポインセチア
- ポトス
- ヒアシンス
- チューリップ
- シクラメン
などにも
犬に対して
毒性を示すものがあります。
下痢や嘔吐などの
消化器症状や、
水疱などの皮膚症状、
重症になると
神経症状や死亡例もあるため、
観葉植物を検討する際は、
必ず
「犬にとって安全な植物か」を
確認した上で購入しましょう。
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その他
その他、身の回りの
危険なものとして
以下が挙げられます。
キッチン周り
- アルミホイル
- サランラップ
- ウェットティッシュ
- ペットボトルのキャップ
- スポンジ
- 食器用洗剤
- 石鹸
文房具
- 鉛筆
- 消しゴム
- クリップ
衣類
- ボタン
- 靴下
- ヒモ
- ファスナー
その他
- アイスの棒
- イヤホン
- 木(枝)
- ナプキン
- ゴキブリ駆除剤
犬が誤飲した場合の応急処置
基本的には、
自己判断せず、
動物病院に相談することを
おすすめします。
犬にとって毒になる食品の場合
的確な診断のためには、
飼い主が
正しく説明する
必要があります。
可能な限り、
誤飲したものの特定と
摂取経路を
明らかにしておきましょう。
その上で、
動物病院へ連絡し、
食べ残したものを
もって行きましょう。
また、
致死摂取量は
体重や状態によって変わるため、
少しでも食べた場合は
念のため
動物病院に電話することを
推奨しています。
液体異物を誤飲した場合
液状異物は
吐かせた方が良いものと、
悪いものがあります。
農薬や殺虫剤であれば
できるだけ早期に
吐かせることをオススメします。
強酸性やアルカリ、
塩素系の液体などは
吐かせると食道を傷める
可能性があるため、
まずは
動物病院へ連絡しましょう。
人でよく
解毒剤として用いられる
卵白は、
犬にとっては
害になるため与えては
いけません。
固形の異物は除去
まずは口の中をよく
観察してください。
飲み込んだと思っても
口の中に
引っかかっていることがあります。
その際には
簡単に取れそうであれば
注意深く
除去していただくと
良いでしょう。
ただし、
無理に除去しようとはせず、
難しい場合は
動物病院へ連れて行きましょう。
犬の誤飲事故の傾向
時期
アニコム損保発表の犬の誤飲事故調査
アニコム損害保険が発表した
犬の誤飲事故に関する調査で、
12月から3月までの期間に、
誤飲事故発生件数が
多くなることがわかりました。
年末年始は
クリスマスやお正月、
バレンタイン、ホワイトデーなど
1年を通して
イベントが最も多い時期です。
来客も多く、
犬に不慣れな人が
危険な食べ物を放置したり、
与えたりする事故が
少なくありません。
特に
12月のクリスマスシーズンは
ポインセチア、
プレゼントのリボンなど、
犬にとって
危険なものが
増える時期ですので、
注意しましょう。
年齢
年齢別の発生件数では
好奇心が強く、
警戒心が弱い0歳から1歳が多く、
年齢が上昇するとともに
低下していきます。
犬種
犬種別の発症率のグラフ
犬種別では、
- ボストン・テリア
- バーニーズ・マウンテン・ドッグ
が特に
注意が必要
だということが分かりました。
次に、
- キャバリア・キングチャールズ・スパニエル
- ジャック・ラッセル・テリア
- ラブラドール・レトリーバー
- フレンチ・ブルドッグ
と続きます。
まとめ
犬の誤飲はすぐに動物病院へ!
- 犬にとって危険なものは身の回りにたくさんあります
- 愛犬が異物誤飲したら、動物病院へ相談を
- 12月から3月の期間は要注意
- 0歳~1歳のボストン・テリアや
バーニーズ・マウンテン・ドッグは特に注意しましょう
誤飲は
飼い主の注意で防げる
事故の一つです。
年末年始は忙しく
注意が散漫になりがちな
時期ではありますが、
片付けや
来客・愛犬の行動に
注意をして
誤飲事故を防ぎましょう。
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