犬の片目がおかしい!考えられる原因とは?

公開日:2025/03/19 / 最終更新日:2025/03/19
考えられる原因と病気
犬の片目がおかしいときに
考えられる原因は
以下の
5点が挙げられます。
- 加齢によるもの
- 目の病気
- 神経の病気
- 腫瘍
- 口腔内疾患による顔面の腫脹
加齢によるもの
老犬の場合、
筋肉の衰えにより、片
目だけおかしくなったように
見える場合があります。
この場合は
病的なものではないので
心配する
必要はありません。
しかし
加齢によるものなのか、
病的なものなのか
一見判断が難しいかと思いますので、
心配な場合は
病院に連れていきましょう。
関連記事
シニア犬(老犬)に多い病気!症状や健康診断の準備は?
目の病気
片目が腫れると
左右で表情が変わる
可能性があります。
具体的には
「緑内障」が挙げられます。
緑内障には
目の内部にある
眼房水という水が
過剰になることにより
目が腫れる病気です。
他には、
眼をショボショボする場合にも
表情が異なる可能性があり、
「結膜炎」や「角膜炎」
「ぶどう膜炎」など
目の炎症が
原因になることもあります。
愛犬の眼に透明な膜?
犬の黒目に
透明な膜のような水疱が見えたら、
角膜炎の恐れがあります。
目の病気は
早めの治療が肝要です。
愛犬の眼が赤い?
愛犬の目に
赤い膜がある場合は
「角膜炎」「ぶどう膜炎」
「チェリーアイ」などが疑われます。
また、
目が充血している場合は
前述の目の病気以外にも
外傷が疑われます。
いずれにせよ
目の病気の恐れがありますので、
早期治療ができるよう
早急に
病院に連れていきましょう。
神経の病気
左右の表情が異なる
代表的な神経疾患に
「ホーナー症候群」という
病気があります。
特徴は、
瞳孔が小さくなり、
まぶたが垂れ下がります。
目と脳、そして
その二つをつなぐ脊髄のいずれかに
病変が存在する場合に
「ホルネル症候群」が
起こることがあります。
具体的には
- 「椎間板ヘルニア」
- 「外傷」
- 「腫瘍」
などが挙げられます。
関連記事
犬にかさぶた!できる原因って?病院に行くべき症状は?
また、
その神経系の経路の近くには
耳が存在するために、
「中耳炎」
「内耳炎」
などが原因になることも
あります。
腫瘍
鼻腔内や目、
口などの顔面のいずれかに
腫瘍が発生し、
大きくなってきた場合には、
左右で表情が異なる
可能性があります。
また、
腫瘍の種類によって
進行速度や
悪性度が変わります。
発生する場所によって
症状が異なり、
鼻の中なら、
鼻水や鼻血、
くしゃみなどが認められることが
あります。
口の中に発生した場合には
ご飯が食べづらくなる
可能性があります。
関連記事
犬の口腔腫瘍!特徴や予防法って?
口腔内疾患による顔面の腫脹
犬は非常に
歯周病が多いです。
とくに
上顎臼歯の歯周病がひどくなると、
口につながる骨を
溶かしてしまうことがあります。
骨が溶けると
膿がたまり、
目の下辺りの皮膚から
膿が排泄されることがあります。
この状態は
細菌感染と炎症により
顔面の腫脹が
見られることがあります。

犬の片目がおかしいときの応急処置
エリザベスカラーを着用
目に原因がある場合は
痛みを伴うことが多いため、
可能であれば
できる限り早めに
病院へ連れて行きましょう。
すぐに受診できない場合は、
引っ掻いて
悪化させないため、
エリザベスカラーを
着用するようにしましょう。
耳を観察して炎症の有無や耳垢を見る
神経系の異常か判断することは
非常に難しいです。
まず、
耳を観察して、
炎症の有無や
耳垢の程度を見ていただくと
良いでしょう。
重度であれば
原因の一つかもしれません。
また、
椎間板ヘルニアが関与している場合には、
痛みのために
あまり動きたがりません。
重症化すると
四肢に麻痺を起こしている
可能性があります。
腫瘍が疑われる場合はすぐ病院へ
腫瘍が原因の
可能性がある場合は、
すぐに
動物病院に
行くようにしましょう。
悪性の場合、
進行が早く、
元気の低下や
食欲の低下により、
生活の質が下がることがあります。
歯石予防のため、2~3日に一度は歯磨きを
歯石が重度に付着していたり
歯がぐらついている、
歯肉が腫れている場合は、
原因の一つとして
考えられます。
まずは、
歯磨きをして
予防ケアをしてあげましょう。
一度付着した歯石は
除去することが困難なため、
病院へ行きましょう。

まとめ
いつもと違うと感じたら病院へ
愛犬の片目がおかしい場合、
考えられる原因は
「目だけ」というわけではありません。
そこには
神経だったり、腫瘍だったり
思わぬ病気が隠れている
可能性があります。
いつもと違うと感じたら、
早めの受診を
おすすめします。
関連記事
シニア犬(老犬)に多い病気!症状や健康診断の準備は?
関連記事
愛犬が長生きする秘訣!

スポンサーリンク

「犬が目を細める」カテゴリーの関連記事
「犬に目薬」カテゴリーの関連記事
「犬のマイボーム腺腫」カテゴリーの関連記事
「犬の失明」カテゴリーの関連記事
「犬の流涙症」カテゴリーの関連記事
「犬の涙」カテゴリーの関連記事
「犬の片目がおかしい」カテゴリーの関連記事
「犬の目がしょぼしょぼ」カテゴリーの関連記事
「犬の目が赤い」カテゴリーの関連記事
「犬の眼瞼炎」カテゴリーの関連記事
「犬の網膜剥離」カテゴリーの関連記事