犬の歯磨きのやり方!歯磨きの頻度って?
公開日:2023/02/13 / 最終更新日:2023/11/08
犬の歯磨きの必要性
歯石になりやすい
ミネラルが多い犬の唾液は
歯垢(プラーク)と結び付いて
歯石になりやすく、
歯垢を放っておくと
3~5日で歯石になります。
人の場合は
歯石化するのに
約20日ほどかかりますので、
犬の歯石化は
スピードが速いといえます。
病気のリスクになる
犬は歯磨きをしないと
口臭が酷くなるだけでなく、
歯周病になったり、
歯周病から
さまざまな内臓疾患に
つながったりする
可能性があります。
歯磨きをすることで、
それらの病気のリスクを
予防することができます。
子犬の歯磨きの開始時期
子犬の場合、
生後6カ月を過ぎたくらいで
永久歯が生え揃うため、
その時期から
始められると理想です。
犬の歯磨きの頻度や回数
毎日、少しずつ
磨いてあげれば大丈夫です。
全部の歯を磨くのが
理想ですが、
歯石になるのは3~5日のため、
今日は前歯だけ、
今日は右側だけなど、
毎日区画を分けて
少しずつ歯磨きをしてあげると
良いでしょう。
乳歯はすぐ抜けますので、
それまでに
「歯ブラシ=嫌なもの」
というイメージを
植え付けないようにすることが
大切です。
犬の歯磨きのやり方
犬によっては簡単に
歯磨きをさせてくれる子もいますが、
最初から無抵抗という子は
まれでしょう。
焦らずに
ゆっくり慣らすようにしてください。
Step1、
歯ブラシに慣れさせる
初めて歯磨きをする子にとって
歯ブラシが何かわかっていません。
初期の時点で、
歯ブラシに対して「嫌なもの」
と印象付けないことが大切です。
そのため、
1~2週間は
実際に歯を磨くのではなく、
歯ブラシを見せたり、
においを嗅がせたりして、
歯ブラシに慣れさせましょう。
歯ブラシが出てくると
ご褒美がもらえる
といった学習をすると、
嫌がられずに
受け入れてもらいやすくなります。
Step2、
奥歯から磨く
歯ブラシに慣れたら、
実際に歯を磨いてみましょう。
犬は1番奥の大きな歯
(第四前臼歯)に
歯石がつきやすいと
いわれています。
途中で嫌がると
歯磨きの継続が困難になるため、
奥歯から
前歯に移動することが理想です。
Step3、
前歯を磨く
奥歯が磨けたら、
前歯へ移行していきます。
前歯は鼻に近いため、
前歯への刺激が
くしゃみを誘発することから、
嫌がる子もいます。
嫌がられてもなお続けると、
歯磨き自体に
苦手意識を持ってしまうので、
休憩やご褒美をはさみながら
磨いていきましょう。
どうしても難しい場合は、
歯ブラシによる歯磨きではなく、
歯みがきシートを使っても
ある程度の効果は見込めます。
犬の歯磨きのポイント
歯と歯茎の隙間を磨くよう心がける
磨き方は基本的に
人と同じです。
歯の表面を磨くのではなく、
毛先が歯と歯茎の隙間である
歯周ポケットに入るように
磨いてください。
ペンを持つように
磨くのが良いと思います。
歯磨きの後は、
うがいをさせる必要はありませんし、
その後に
ごはんやおやつを与えてもかまいません。
磨かせてくれたら
大げさに褒めてあげましょう。
裏側(舌側)は2人がかりが理想
裏側は歯石がつきにくいものの、
つかないわけではありません。
難易度が高いため、
慣れるまでは
保定(犬の動きを封じ込める抱き方)係と
磨く係に分かれて、
2名で歯磨きに取り組めると
良いでしょう。
その際、
少しだけ口を大きめに開けて
磨いてみてください。
犬の歯磨きの際に気を付けたい点
人間用歯磨き粉はNG
人間用の歯磨き粉には
キシリトールが含まれている場合があり、
犬にとって
キシリトールは中毒成分です。
歯磨き粉を使う場合は
必ず動物用を選ぶように
しましょう。
口を無理やり開けない
大人しく口を開けてくれる子は
問題ありませんが、
口を思い切り開ける必要は
ありません。
閉じたままでいいので、
口の中で磨くことができれば
大丈夫です。
歯ブラシを噛ませない
歯ブラシを噛む場合、
マズルを軽く押さえて
口を閉じた状態で
磨いてあげると良いでしょう。
力は入れすぎない
力を入れすぎて磨くと、
出血する恐れがあります。
血が出ている原因が、
力の入れすぎなのか
歯肉炎なのかわからない場合は、
獣医師に
診てもらうようにしましょう。
楽な体勢で行う
台の上など、
犬が楽な状態で保定し、
磨いてあげると
良いでしょう。
人間と違い、
水で口をゆすがなくても
大丈夫です。
犬の歯磨きおすすめグッズ
歯ブラシでの歯磨きが大変な場合は、
ジェルを
ウェットティッシュに付けて
手で歯を磨いて
慣れさせてあげても良いでしょう。
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毎日おいしく歯みがき習慣!
噛むことで、歯の汚れすっきり!
- 噛むことで歯の汚れを落とすウィングエッジ構造
- 明日葉抽出物配合
- 適度な弾力性と大きさで長く噛める
- ワンちゃんの大好きなミルク風味
- 米、小麦、とうもろこしは不使用
犬の歯磨き関するよくある質問
乳歯はすべて取ったほうが良い?
大きな問題はないのですが、
噛み合わせが悪くなったり(不整咬合)、
歯が皮膚にあたって
皮膚炎や歯周病になったりする
恐れがあります。
去勢・避妊手術などの際に
一緒に抜歯をすることを
オススメします。
歯ブラシの交換時期は?
できれば1カ月に1回くらい
取り替えてあげると
良い状態のまま磨けるでしょう。
歯ブラシの消毒方法は?
犬1匹ごとに
犬用歯ブラシを
揃えてあげることがベストでしょう。
歯磨きをした後は、
水洗いし、
乾燥してあげたり、
アルコール消毒することも
良いでしょう。
まとめ
犬の歯磨きはこまめに!
- 口臭・歯周病予防のため、歯磨きは必要
- 生後6カ月以降から歯磨きを始めることが理想
- 歯磨きをする前に歯ブラシに慣れさせる
- 毎日区画を分けて少しずつ歯磨きしましょう
- 人間用の歯磨き粉はNG
歯磨きは、
口臭がひどくなるだけでなく、
歯周病など
犬の健康に大きく関わってきます。
愛犬がずっと
長生きで健康でいられるように、
飼い主さんには
毎日定期的に
歯磨きを根気よく行いましょう。
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