犬の正常な耳垢!異常の見分け方って?
公開日:2024/11/17 / 最終更新日:2024/11/17
犬の耳垢について
人間と同様、
犬の耳の中にも
排泄物(耳垢)がたまります。
正常の耳垢は白~薄茶色、乳白色で、
質感はサラサラ~多少ベタつく程度です。
臭いはなく、
量も少量です。
犬がたまに見せる、
顔をプルプルっと振る仕草で、
耳垢が遠心力で
外に出てくるようになっています。
正常・異常な犬の耳垢の見分け方
正常な耳垢と
異常な耳垢を見分けるためには
- 「量」
- 「臭い」
- 「色」
- 「形状」
を観察します。
正常であれば、
左右の耳からは
同じような耳垢が
同量程度出るはずです。
- 「片方だけ色が違う」
- 「量が多い」
などの
症状が見られる場合は、
病気が潜んでいる
可能性があります。
耳垢と一緒に
耳の形状を観察することも
大切です。
いつもより(または、片方だけ)、
- 「腫れている」
- 「赤い」
- 「熱っぽい」
- 「痛がる」
など
目に見えた症状や
- 「後肢で耳をかく」
- 「頭をプルプルっと振る回数が多い」
- 「耳の周囲に脱毛がある」
なども
犬が耳に違和感を感じている
サインです。
色ごとの異常な犬の耳垢と考えられる病気
こげ茶色の耳垢
マラセチアや
酵母が原因の可能性が高いです。
健康でも常在する酵母ですが、
過剰に増えると、
外耳炎を起こします。
独特な
酸っぱい臭いがし、
とてもベタついています。
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黄色い耳垢
細菌感染を起こした結果、
外耳炎となり、
膿んでいる状態です。
これも
悪臭を放ちます。
固まっている場合もあれば、
ドロドロと流れ出てくること
(耳だれ)もあります。
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耳が臭い犬は病気?
黒い耳垢
耳ダニ(耳疥癬)が原因の
可能性が高いです。
ダニの一種が
耳の中で繁殖した場合は、
黒っぽい耳垢が
出ることが多いです。
目を凝らしてみると、
動いている耳ダニを
観察することができます。
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犬の耳垢を予防する耳掃除ケアについて
犬の耳掃除の必要性
耳を清潔に保つことで
外耳炎などの病気を
予防することができるだけでなく、
異常があった場合の
早期発見につながります。
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犬の耳掃除!嫌がる時のやり方って?
犬の耳掃除の頻度
耳掃除をし過ぎると
耳の中で炎症が起きたり
傷付けたりする
場合がありますので、
やり過ぎに注意して下さい。
頻度としては、
個体差がありますが、
週1回~2週間に
1回程度でかまいません。
汚れていない場合は
月に1回ぐらいで良いでしょう。
一般的に、
垂れ耳
耳の中に耳毛が生える犬種は、
通気性が悪く、
細菌や酵母が繁殖しやすいため、
こまめな
耳掃除が必要です。
綿棒で奥の方までこするのはNG
綿棒を使って、
奥の方までこするのは
絶対にやめましょう。
実は、
犬の耳の構造は
人間のそれとは少し異なり、
途中で
90度曲がっています。
綿棒を使っても
逆に汚れを
中に押し込むことになってしまいます。
そして、
曲がった先に入った汚れは
もう綿棒では
取れません。
さらに
よく見えない範囲を
綿棒でこすることは
外耳道を傷つける恐れがあります。
綿棒を使うとしても、
目に見える範囲、
耳介の部分にある
耳垢に対してだけにしましょう。
愛犬がどうしても
耳掃除を嫌がる場合は、
動物病院に
相談してください。
飼い主さんと愛犬の
信頼関係を崩してまで、
耳掃除をする必要はありません。
まとめ
- 正常な場合、犬の耳垢は自然に出てくる
- 正常な耳垢は、少量で臭いはなく、
白~薄茶色、乳白色でサラサラ~ベタつく程度 - 異常な耳垢を見分ける場合は、量・臭い・色・形状を確認
- 耳掃除は週1回から2週間に1回程度が理想。
汚れていなければ月1回でもOK - 綿棒で中のほうまでいじることは絶対にNG
これからは今までよりも
愛犬の耳を
気にかけてもらえたらと思います。
異常な耳垢を発見した際には、
長引かせないためにも
早めの受診を
おすすめします。
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