犬の正しい褒め方って?楽しくしつける方法!

公開日:2025/01/20 / 最終更新日:2025/03/07
犬を褒めるしつけとは
犬を褒めるしつけは
「陽性強化」とも呼ばれる
トレーニング方法で、
犬自身がとった行動を
強化することです。
例えば
「座ってみたらおやつがもらえた!
また座ったらおやつがもらえるかも?」
といったように、
犬自身に
考えさせることが大切です。
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犬を褒めるしつけが良いといわれる理由
褒めることは
犬にとってわかりやすく、
ご褒美がもらえたり、
飼い主さんが
笑顔で話しかけてくれたりして
「嬉しい」と感じられます。
「良いことを褒める」という行動は、
素直な気持ちで
行うことができますし、
犬が喜ぶ姿を見ることで
飼い主さんも
満たされた気持ちになります。

犬の正しい褒め方
ただ褒めればいい
わけではありません。
褒めるタイミングや
声のかけ方、
ご褒美の使い方など、
褒め方にも
コツや注意点があります。
- 高い声で声をかける
- おやつをあげる
- 撫でてあげる
高い声で声をかける
よく
「男性より女性のほうが動物に好かれやすい」
といわれますが、
それは
声のトーンが
高いか低いかが関係しています。
犬に限らず
動物が威嚇のために唸るとき、
いつもより
低い声になります。
そのため、
動物は低い音を聞くと
警戒するといわれています。
撫でてあげる
「いい子だね」と
声をかけて愛犬を撫でることも、
愛犬に
「褒められている」と
実感してもらいやすい行動です。
頭だけでなく、
耳の下や首の周り、
体を含めて
ゆっくりと優しく撫でましょう。
おやつをあげる
わかりやすいご褒美です。
愛犬の好きな
ご褒美をあげることで
「褒めている」ことをより
実感してもらいやすくなるでしょう。

犬を褒めるタイミング
言葉の通じない犬にとって、
タイミングは
とても大切です。
「昨日はちゃんと
トイレでできて偉かったね!」
と言って
おやつをあげても、
時間が立った後では、
犬はなぜ褒められたのか、
なぜおやつがもらえたのかは
理解できません。
また
「いい子でお留守番してたら
おもちゃ買ってきてあげるね」
と言ったところで、
犬はいい子で
お留守番をしていようとは
思いません。
犬のしつけでは、
できたタイミングで
褒めることでしか
「正しい」を
伝えることができません。

間違った犬への褒め方
誰だって、
認められたり
褒められたりしたら
嬉しいはず。
それは今までの経験から
「いい子だね」「よくやった」
と言う言葉に対して、
何らかの「良いこと」が
あったからではないでしょうか。
犬にとっても
同じです。
その犬にとっての
「良いこと」=「褒め言葉とご褒美」
になっていなければ
「いい子だね」と声をかけられても
褒められたとは
感じません。
褒めるときは必ず
「いい子」という褒め言葉と
ご褒美を
セットで用意しましょう。

愛犬にとっての「ご褒美」を知る
愛犬にとって
何が「良いこと」なのかを
理解することで、
褒めのしつけの幅が
広がります。
ご褒美は
おやつだけではありません。
まずは
「愛犬の好きなものは何か」を
よく観察することから
始めましょう。
愛犬の
好きなことを知ることで、
おやつに頼らない
しつけができます。
飼い主さんのことが大好きな犬の場合
飼い主さんのことが
大好きな犬にとって
最大のご褒美は
「飼い主さん自身」です。
例えば
犬の呼び戻し「おいで」を
練習したいときを
例に挙げます。
友人などに
協力してもらい、
ロングリードを付けた状態で、
犬とその場で
待っていてもらいます。
飼い主さんは
離れた位置から、
愛犬の名前を呼びます。
「飼い主さんのもとへ行きたい」という
気持ちが高まったタイミングで
「おいで」と声をかけ、
同時に
友達に犬を放してもらいます。
この犬にとって、
「飼い主さんのもとへ行けた」
ということがすでに
ご褒美となっているため、
おやつや
フードを使う必要はありません。
その代わりに、
たくさんなでたり
褒めたりしてあげてください。
嬉しい出来事と同時に起こる
「言葉」は
「褒め言葉」だと、
少しずつ
理解してくれるようになります。
走ることが大好きな犬の場合
走ることが
大好きな犬にとっては、
最大のご褒美は
「走ること」です。
「待て」を教えるときを
例に挙げます。
「伏せ」や「お座り」の状態で、
リードを
短く持ちます(または踏む)。
最初は1秒でも3秒でも、
その犬が指示された姿勢で
待てる時間で大丈夫です。
少しでも
待つことができたら、
「よし」や「OK」などの
解放の合図で
一緒に走り出しましょう。
少しずつ
待つ時間を伸ばしながら
繰り返すことで
「待て」が
できるようになります。
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その他のご褒美
以下のような
「愛犬が好む行動」を
ご褒美にしてみましょう。
- ロープで引っぱりっこ
- ボール(投げてもらうのが好きなのか、
ボール自体が好きなのか理解しておく) - 穴掘り
- 枝をかじる
- ジャンプ
例えご褒美がおやつであっても
「ジャーキー」「チーズ」「ボーロ」など、
おやつの種類も
さまざまなため、
その中で
どんなものが
一番好きなのかも
重要です。
愛犬の
「嗜好性」も知っておくと
良いでしょう。

まとめ
- 「褒める」しつけは「叱る」しつけよりも、
犬にとって喜びがあります - ご褒美はおやつだけでありません
- 褒めるときは「できた」タイミングで褒めましょう
しつけの中には
「褒め」だけでは
難しいこともあります。
どうしたらいいかわからない場合、
きちんと
専門のトレーナーに
相談してみることを
おすすめします。
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