犬の暑さ対策!屋内、屋外の暑さ対策は?
公開日:2024/12/11 / 最終更新日:2024/12/11
犬に暑さ対策が必要な理由
犬は平熱が高く、
基本的に暑さが苦手な動物です。
人間は
汗をかいて
体温調整をすることができますが、
犬の汗腺は
肉球にしかないため
「パンティング」で
(口でハッハッと呼吸をすること)
舌から熱を逃がし、
体温調整をします。
夏は
人と同じように考えず、
愛犬のための
暑さ対策をしましょう。
暑さ対策は、
飼い主さんの理解と
万全の対策が
とても重要です。
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屋内の犬の暑さ対策4選
- 飲み水を多めに用意する
- 室温管理をする
- 日陰をつくる
- 冷却グッズを活用する
1、飲み水を多めに用意する
飲み水は多めに用意し、
いろいろな場所に
置いておきましょう。
特に
お留守番の時などは
自動給水器などを使い、
常に
新鮮な水がたくさん飲める
環境にしてあげるのもよいでしょう。
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犬だって留守番は寂しい!留守番のしつけ方!
2、室温管理をする
高温多湿な環境は
犬の熱中症を引き起こすため
室温・湿度は
しっかり管理しましょう。
床からの高さによっても
温度や湿度が
変わってくるため、
犬の目線の高さに合わせて
調整するようにしてください。
その日の気温に合わせ、
クーラーを25℃~27℃に設定し、
冷却グッズなどで
犬自身が
体温調整ができる環境を
整えてあげましょう。
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3、日陰をつくる
夏の日差しは強いため、
休憩やお留守番のスペースは
日陰につくりましょう。
一緒に
冷却グッズなどを置いてあげると、
犬は
必要な時に自分で
体温管理ができるようになります。
時間帯によって
陽のあたる場所は変わるので、
常に
日陰のエリアを
確保しておきましょう。
4、冷却グッズを活用する
市販のグッズを利用したり、
家にあるもので
簡単に作ることができます。
手作り冷却グッズ
ペットボトルを凍らせ、
タオルで巻い
て簡易的な保冷剤代わりの
冷却グッズをつくることができます。
また、
水に濡らしたタオルを
扇風機の前に干して、
冷たい風を
循環させる方法もあります。
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犬は扇風機が好き?使い方や注意点は?
冷却マット
冷たさを保ってくれるので、
留守番をしてもらう際には
特に適しています。
犬が自分で
体温を調整できるようになるので、
一枚は置いておくと
良いでしょう。
自動給水器
常に新鮮さを
保つことができると同時に
「お水が足りない」という状況を
回避してくれます。
夏用ベッド
ふかふかなクッションが好きでも、
普通のベッドは
夏には暑すぎるかもしれません。
そんな愛犬には
パイルや冷感素材のベッドを
用意してあげると良いでしょう。
屋外の犬の暑さ対策3選
- お散歩を涼しい時間帯に
- こまめに水分補給をする
- 背中を濡らして体温を下げる
1、お散歩を涼しい時間帯に
アスファルトの温度は
炎天下では50~60℃にもなります。
炎天下のアスファルトでは
犬は肉球に
やけどを負ってしまいます。
お散歩をする時は、
まず最初に
アスファルトを触って、
歩かせても問題ない温度か
確認してあげましょう。
2、こまめに水分補給をする
こまめに
水を飲ませてあげられるよう、
散歩や
お出かけの際には
必ず
飲み水を携帯しましょう。
コンパクトに折りたためる器や
飲み口の付いた
ボトルなどがあると便利です。
3、背中を濡らして体温を下げる
水で体(特に背中)を
濡らしてあげると
冷却効果があります。
濡らすといっても
体を
びしょびしょにするのではなく、
人の手を濡らし、
それを犬の体に撫でるように
濡らしてあげると良いでしょう。
もしくは、
メッシュ素材などの
通気性の良い洋服を
濡らして着せてあげることも
おすすめです。
犬の暑さ対策ができる屋外おすすめグッズ
市販で販売されている
冷却グッズは
そのほとんどが室内用で、
アルミ製のマットや
ジェルマットは
屋外で使用すると
逆に
熱を吸収してしまいます。
きちんと
屋外で使用する用のものを
選びましょう。
クールベスト
日中
お出かけをする際の
熱中症予防として最適です。
紫外線から守るだけではなく、
体温の上昇を抑え、
体を冷やしてくれます。
熱中症チェッカー
犬は
自分の体調を
訴えることができません。
熱中症チェッカーがあると、
気が付きにくい体調の変化に
先手を打つことができるかもしれません。
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犬の熱中症の症状とは?
室内で役立つ犬の暑さ対策グッズ9選!
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ひんやりジェルマットの危険性ご存知ですか?
保冷剤は冷えている時は凍って
ひんやり冷たいですが
溶けてしまうとジェル状になり
簡易の物だと、
ワンちゃん・ネコちゃんが遊びながら
かじったり爪でひっかいただけで、
袋が破けてしまう場合があります。
エチレングリコールという成分が入った
保冷剤を口にすると中毒症状を起こし、
最悪の場合、死に至ってしまうケースがあると
動物病院などでも注意を促しています。
大切なペットちゃんを守る為にも
安心安全なペットボードをお勧め致します。
大理石ひんやりマット
水も電気も使わないので安全です
また、汚れが付きにくく
お手入れも簡単です。
アルミなので放熱効果があり、
体温を素早く逃してくれます。
すべり止めパッド付き。
ひんやりクールアルミプレート
冷たさを持続させる
不思議なジェルが入ったクールマット。
電気や冷蔵庫で冷やす必要がないので
とてもエコ。おしゃれなバッグ付きで
持ち運びにも便利です。
クールジェルマット
暑い夏にピッタリの
クールブランケットです。
ワンちゃん、ネコちゃんの
夏熱中症対策グッズとして最適です。
可愛いデザインの為、
お子様のお昼寝や
タオルケットがわりにもおすすめ。
オフィスやデスクワークの冷房対策にもピッタリ
ひんやりと綿生地の
リバーシブルブランケットです。
ひんやり冷たい冷感生地と
肌触りの良い綿生地を
気温やシーンに合わせて使い分けできます
接触冷感ブランケット
食事の姿勢も美しく。をテーマに
「お膳」をモチーフにした
ボウルとスタンドです。
サイズ展開が豊富なため、
愛犬の体格に合わせて選べます。
ボウルとスタンドは取り外し可能で
お手入れがしやすいのも嬉しいポイント。
pecolo 陶器製水飲み
水で濡らして振ると
ひんやり冷たくなる素材を使用した
夏のお散歩に最適!
接触冷感&濡らして冷たいクールウェア!
さらに、UVカット効果で紫外線を95%カット!
裾と首元の配色がかわいい
ベリーオリジナルデザイン、
お腹と首にゴム入りで着せやすい作り◎
濡らして冷たいタンクトップ
体に触れる裏地には、
優れた通気性と速乾性
接触冷感機能により
蒸れずに清涼感を得られる、
快適素材COOL MAXを使用しています。
表面は害虫からの吸血を
阻害してくれる機能素材です。
繰り返し洗濯をしても
防虫効果が落ちにくい
優れた洗濯耐性があります。
人間用の厳しい基準をクリアした
安全な加工で伸縮性
通気性があり動きやすく
蒸れにくい良い着心地です 。
バグガードクールネックバンダナ
ペットボトルに取り付けるだけ!
犬が飲み易い形状の受皿に
水を溜められるので、
いつでも手軽に水分補給ができ
暑い季節や遠出も安心。
シャワーのように水が出るので
体にかけてあげれば水浴びもできますよ。
カラビナフック付きなので
リード、バッグ、ベルト通しなどに
引っ掛けて携帯できます。
お散歩ハンディシャワー
A.P.D.C.シリーズは
オーストラリアの植物化学者と共同開発した
愛犬との快適な生活のための
ナチュラルケアブランドです。
メンソールと植物蒸留水の
揮発効果で
爽やかなひんやり感が持続します。
犬の被毛をかき分け、
適量を直接地肌にスプレーします。
特に肉球や、脇やおなかなど、
被毛が少ないところにスプレーをすると、
より効果的です。
クールミスト
犬は暑さ対策をしないと熱中症になる
犬は暑さに弱く、
熱中症になりやすい動物です。
お散歩の時間は要注意
アスファルトの地面は、
近づくほど
温度は高くなるため、
犬は
私たちが体で感じている温度の
5~17℃も高い温度の中で
歩いています。
散歩する際は
- 「陽が出ていない時間帯に散歩をする」
- 「なるべく日陰を歩かせてあげる」
- 「こまめに水分補給をさせる」
などといった
対策をしましょう。
熱中症の症状
軽度~中程度の症状
- 呼吸が荒くなる
- 流涎(よだれを流す)
- 立ちすくみ、ボーッとしている
- ふらつく
- ぐったりして元気がない
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重度の症状
- 嘔吐
- 下痢
- チアノーゼ(歯茎が白くなり、
舌や粘膜が青紫になる) - 痙攣
- 失神・昏睡状態
重度の症状を呈すると、
死亡に至る
可能性があります。
体温が40~43℃になると
非常に危険な状態です。
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犬が熱中症になったときの応急処置
意識がある場合
体温が39℃になるまで
流水をかけてください。
氷水をあげる
飼い主の方がいますが、
氷水は
逆効果になるため、
気をつけましょう。
意識がない場合
すぐに
動物病院に
連れて行きましょう。
その際に、
可能であれば
気道をふさがないように
舌は外に出した状態で
運んであげてください。
同時に
- 「首」
- 「脇の下」
- 「股」
など、
太い血管がある部位に
タオルなどで包んだ
保冷剤をあて、
冷やすようにしてください。
このとき、
体温が
38℃以下になるほど冷やすと
逆効果になるため、
冷やし過ぎないように
注意しましょう。
動物病院に連れていく前に、
動物病院へ連絡を入れると
救命率がさらに上がります。
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犬の暑さ対策でよくある質問
留守番時、エアコンはつけっぱなしにすべき?
飼い主さんが管理できない
環境下では、
エアコンは
つけっぱなしにした上で、
冷却グッズなどで
犬自身が体温調整ができる環境を
整えてあげましょう。
サマーカットは必要?
サマーカットには
- 「お手入れが簡単になる」
- 「清潔を保ちやすい」
- 「皮膚病予防になる」
というメリットがあり、
一方
- 「紫外線の影響を受けやすくなる」
- 「皮膚が傷つきやすくなる」
- 「虫に刺されやすくなる」
といった
デメリットがあります。
また、
サマーカットが向かない
犬種もいるため、
メリット・デメリットを理解した上で、
トリマーさんと
よく相談してから
行うか判断しましょう。
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犬にサマーカット!メリットやデメリットは?
犬の暑さ対策に保冷剤を使っても大丈夫?
保冷剤は
使い勝手がよく
とても便利なものですが、
犬が誤飲した場合、
保冷剤に含まれている
エチレングリコールで
中毒を起こしてしまいます。
発見が遅れた場合は、
数日で死
亡してしまうこともあるので
要注意です。
エチレングリコールが
入っていないものでも、
丸ごと飲み込んだ場合、
防カビ作用によって
体調不良になりやすいため、
使用する際は
絶対に愛犬から
目を離さないようにしましょう。
まとめ
夏を楽しむために愛犬の暑さ対策を!
- 犬は基本的に暑さが苦手な動物です
- サマーカットにはメリット・デメリットがあります
- 犬が自分自身で体温管理ができる部屋作りをしましょう
- 夏季の散歩は日が落ちた比較的涼しい時間帯に行いましょう
夏の暑さから
愛犬を守ることができるのは
飼い主さんだけです。
愛犬が快適に元気いっぱい
夏が楽しめるよう、
本格的に夏が来る前から
準備しておきましょう。
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