犬の換毛期!部屋が毛だらけ!対策って?

公開日:2024/10/16 / 最終更新日:2025/02/17
犬の換毛期とは
犬の毛が生え変わることを
「換毛」と呼び、
犬の毛が生え変わる時期のことを
「換毛期」といいます。
犬は換毛期になると
1か月ほどかけて
古い毛が大量に抜け、
新しい毛に生え替わります。
春の換毛期には
冬毛から密度の少ない
夏毛に変わり、
秋の換毛期には
これからの寒さに耐えられるよう
夏毛から保温性の高い
ふわふわとした冬毛に変わります。
このサイクルを繰り返すことで、
季節ごとの気温や
湿度の変化に対応しています。

犬の換毛期はいつ?
犬の換毛期は
春から7月頃にかけてと、
秋から11月頃にかけての
年に2回です。

犬の換毛期はずれることがある?
一般的に
春と秋の季節の変わり目が
「換毛期」とされていますが、
季節の変化を感じにくい
生活を送っていると、
換毛期がずれることがあります。
気温が一定に保たれた
室内のみでの飼育や、
散歩の機会が少ないと、
犬自身が
季節の変わり目を感知できないことが
理由として考えられます。
適切な時期に換毛しないと、
夏に冬毛が残っていたり、
冬に冬毛が生えず、
体温調整が難しくなるため、
散歩は毎日行いましょう。

犬に換毛期がある理由
犬は体温調節をするために
暖かくなる季節と
寒くなる季節の
移り変わりの時期に
毛が生えてきたり、
抜け落ちたりします。
冬は
体を温かくする必要があるため、
保温性がある
アンダーコートが生えてきます。
それに対して
夏は
通気性を良くする必要があるため、
アンダーコートが抜け落ちて
通気性が良い
構造になります。
しかし、
犬種によっては
春と秋に限らず、
通年通して
抜け毛が多いこともあります。

換毛期に関わらず抜け毛が多い・少ない犬種
被毛がシングルコートの犬種は
抜け毛が少なく、
ダブルコートの犬種は
抜け毛が多いといわれています。
そのため、
ダブルコートである
- 「柴犬」
- 「ポメラニアン」
- 「チワワ」
- 「コーギー」
- 「ダックスフンド」
- 「ゴールデンレトリバー」
- 「フレンチブルドッグ」
- 「パグ」
などは
抜け毛が多い犬種といえます。
反対に、
シングルコートである
- 「プードル」
- 「マルチーズ」
- 「シーズー」
- 「ヨークシャーテリア」
- 「パピヨン」
などの犬種は、
まったく毛が抜けないわけではありませんが、
抜け毛が少ないとされています。
シングルコート・ダブルコートとは
犬の毛には、
1本の太く長い
「主毛」と
それを囲む複数の
「副毛」が生えています。
主毛のことを
- 「上毛」
- 「ガードヘア」
- 「トップコート」
- 「一次毛」
と呼び、
副毛のことを
- 「下毛」
- 「ダウンヘア」
- 「アンダーコート」
- 「二次毛」
と呼ぶこともあります。
シングルコートは
主毛のみが伸びる被毛で、
ダブルコートは
主毛・副毛どちらも合わせ持ち、
夏毛・冬毛といった
生え変わり(換毛)がある被毛です。

犬の換毛期のお手入れ方法
犬の換毛期のお手入れは
ブラッシングが基本です。
よく表面をなでるだけで
ブラッシングを終えてしまう
飼い主さんがいますが、
それではブラシが
アンダーコートに届かず
、正しいブラッシングとはいえません。
表面だけではなく、
地肌から毛先に向かって
しっかりとブラッシングすることが
大切です。
関連記事
犬のブラッシング頻度!コツって?
犬の換毛期のシャンプー
シャンプーも
ブラッシングと同様に
オーバーコートだけで終わらせず、
アンダーコートまで
しっかり濡らして
毛を落としてあげることが大切です。
この際、
流れ落ちた毛で
排水溝が
詰まってしまうこともありますので、
ネットなどを使うことを
おすすめします。
犬の換毛期の綿毛
犬の換毛期に
後ろ足やおしりのあたりに
ふわふわした毛の塊が
できる場合があります。
これは
アンダーコートが
集まってできたもので、
柴犬でよく見られる状態です。
綿毛が見られる場合は
ブラッシングの回数が
足りていないか、
前述した通り
表面のオーバーコートまでしか
ブラッシングできていない
可能性が考えられます。
毛をかき分けながら
アンダーコートまでしっかり
ブラシを通すようにしてください。
ただし、
強く
ブラッシングし過ぎてしまうと
皮膚を傷付けて
「擦過(さっか)」と呼ばれる
状態になってしまう
可能性があります。
力加減など
ブラッシングのやり方に
不安がある場合は、
トリミングサロンなどで
相談してみてください。
関連記事
犬にかさぶた!できる原因って?病院に行くべき症状は?
犬の換毛期のサマーカット
サマーカットをしても
毛が短くなるだけで、
抜ける毛が
少なくなるということはありません。
ただ、
短くなることで地肌が見え、
ブラッシングが
やりやすくなります。
夏場には
快適そうに見える
サマーカットですが、
被毛によって「向いている犬種」と
「不向き犬種」がいるため、
サマーカットは
必ずトリマーさんに
相談してからにしましょう。

犬の換毛期にかゆみやフケが出たら注意
換毛期に
犬がかゆみが出たり、
フケが出たりする場合があります。
原因はさまざま考えられますが、
蒸れてかゆくなったり、
ブラッシングで禿げたり、
地肌が傷付いて
「擦過(さっか)」になっている
場合があります。
慢性的にかゆがったり
フケが出たりする場合は、
動物病院を受診してください。
関連記事
犬の皮膚が赤い!原因と対処法は?
関連記事
犬にフケが出る!原因や対処法は?
関連記事
犬にかさぶた!できる原因って?病院に行くべき症状は?
関連記事
犬が痒がる原因!
関連記事
犬が掻く理由!掻く場所別に考えられる原因は?
毛玉ができない毛のケアや換毛期対策グッズ

ブラッシングをする際は、
スリッカーブラシを使用しましょう。
毛をかき分けて毛の根元から皮膚を確認し、
毛先に向かって
ブラッシングをすることがポイントです。
ブラッシングの後に
毛がもつれていないか
コームで毛の根元から毛先に向かって
毛をとかして(コーミング)いくことで
毛玉のできづらいケアができます。
スリッカーブラシ

ペット用コームです。
鮮やかなシルバーカラー。
細目部はムダ毛取り、
のみとり部分もあります。
【特長】
針先は丸く加工しているので皮膚を傷つけません。
胴部は丸く面取りしているので毛抜けがよく、丈夫です。
針先が先細(テーパーピン)タイプになっていますので、
くし通りがスムーズです。
コーム(くし)

商品説明
抜け毛掃除をお手軽に。
ペットの毛がみるみる取れます♪
カーペットに絡んでいる見えない犬の毛や
猫の毛がとてもよく取れます
単純構造なのに面白い程毛が集まる。
コロコロでは取りきれなかったものが取れます
軽くて使いやすく持ち運びに便利でコンパクト
水洗いができるので何度でも使えます。
コストがかからず狭い隙間でも
これなら楽におそうじできます

世界中のプロトリマーに愛され続ける
抜け毛対策の元祖、ファーミネーター。
健康な毛はそのままに、
不要なムダ毛、抜け毛を90%取り除きます。
オリジナルの精巧なファーミネーター刃に加え、
刃に付いた抜け毛を簡単に除去できる
ワンプッシュボタンがついています。
持ち手は人間工学に基づいて
設計されたデザインです。
ファーミネーター

ペットをブラッシングしながら
抜け毛やフケを吸引する優れものです。
毛が飛ばないので楽ですし、
ダイソンの掃除機を使っている方は
一石二鳥のアイテムです!
ダイソン ペットグルーミングキット

犬の換毛期はお部屋の掃除もしっかりと!
犬の換毛期は特に
抜け毛が多くなるため、
抜けすぎと思った場合は
お掃除もいつも以上に必要になります。
こまめな
ブラッシングをすることが
一番ですが、
掃除しやすいように
毛が付きやすい家具には
ナイロン素材のシートを掛けたり、
犬用の服を着せてあげたりするのも
おすすめです。
ただし
長時間の着用は
毛玉の原因となるため、
注意が必要です。

まとめ
- 犬の毛が生え変わる時期のことを「換毛期」といいます
- 「換毛期」は1年に2回ですが、年中抜けることもあります
- 換毛期の対策はブラッシングが基本です
- 短毛でもブラッシングで換毛の手助けをしましょう
- こまめな掃除、服やシャンプーで対策しましょう
換毛期だけでなく、
年中毛が抜ける犬種も多いです。
愛犬を清潔に保つため、
ブラッシングなど
日々のケアを
大切にしてあげましょう!

PR



「子犬のシャンプー」カテゴリーの関連記事
「犬のアレルギー」カテゴリーの関連記事
「犬のうんちの色」カテゴリーの関連記事
「犬のシャンプー療法」カテゴリーの関連記事
「犬のシャンプー頻度」カテゴリーの関連記事
「犬のストレスサイン」カテゴリーの関連記事
「犬のフケ」カテゴリーの関連記事
「犬のボディーランゲージ」カテゴリーの関連記事
「犬の口臭」カテゴリーの関連記事
「犬の換毛期」カテゴリーの関連記事
「犬の毛が抜ける」カテゴリーの関連記事