犬の拡張型心筋症!症状や原因、予防法って?
公開日:2024/11/06 / 最終更新日:2024/11/06
犬の拡張型心筋症の基礎知識
犬の心筋症では
最も多いのですが、
大型犬に発生が多いため
日本では
あまり馴染みのない疾患です。
病態としては、
心臓そのものが
収縮機能も拡張機能も
障害を起こしている状態で、
血液の循環がうまくいかず
肺水腫などの
病態を引き起こします。
かかりやすい種類
- ポルトガル・ウォーター・ドック
- ニューファンドランド
- ボクサー
- グレートデン
- コッカースパニエル
- アイリッシュ・ウルフハウンド
かかりやすい時期
- 3~7歳が多く、通常は成年期からシニア期である
- 若齢ではポルトガル・ウォーター・ドックのみである
症状
- 咳
- 呼吸困難
- 失神
- 虚脱
- 突然死
- 胸水
- 腹水
関連記事
犬が咳!原因は!病院にいくべき症状って?
関連記事
犬の呼吸が早い!息が荒い!原因って?
関連記事
犬の突然死(急死)!考えられる原因って?
関連記事
犬の胸水(血胸/膿胸/乳び胸)!症状や原因、予防法って?
原因
- 家族性要因
- 遺伝性要因
- タウリン欠乏
- Lーカルニチン欠乏
- パルボウィルス
- 免疫異常
など
検査・診断
- 身体検査による聴診で心雑音あり
- 心電図検査において不整脈などの異常あり
- レントゲン検査
- 心臓超音波検査により確定診断
関連記事
犬のレントゲン検査!何がわかるの?
治療
大きく分けて2つに分かれます。
- 慢性心不全治療
血管拡張薬、強心薬、利尿薬を使用 - 不整脈治療
抗不整脈薬の使用
関連記事
犬の心不全!症状や原因って?
関連記事
犬の不整脈!原因・症状・治療法って?
予後
- 原因が特定でき治療が行えるものは良好
- その他一般的には予後は悪い
- 年齢や犬種、症状の有無、不整脈の有無により異なる
予防
- 早期発見早期治療
- 原因特定できているものは、治療を怠らない
対処法・応急処置
- なし
関連記事
シニア犬(老犬)に多い病気!症状や健康診断の準備は?
関連記事
愛犬が長生きする秘訣!
スポンサーリンク
「犬がぐったり」カテゴリーの関連記事
「犬がふらつく」カテゴリーの関連記事
「犬が元気ない」カテゴリーの関連記事
「犬の不整脈」カテゴリーの関連記事
「犬の心不全」カテゴリーの関連記事
「犬の心房中隔欠損症」カテゴリーの関連記事
「犬の心臓病」カテゴリーの関連記事
「犬の拡張型心筋症」カテゴリーの関連記事