犬の寝相でわかる心理状態や健康状態は?
公開日:2025/01/09 / 最終更新日:2025/01/09
犬の睡眠時間
犬の睡眠時間は
1日およそ12~16時間と
いわれています。
すべての時間、
深い眠りについている
というわけではなく、
多くの時間は
浅い眠りのため、
人間の平均睡眠時間よりも、
犬は
多くの時間が
睡眠に必要とされています。
寝相によって
深い眠りなのか
浅い眠りなのか、
愛犬の
心理状態も推測できるため、
ぜひ参考にしてください。
寝相で分かる愛犬の心理
うつ伏せ(スーパーマン)
お腹を床につけて
前足を伸ばしている
スーパーマンのような姿勢は、
犬にとって
起き上がりやすい姿勢のため
浅い眠りになります。
お腹をピッタリ
床につけているのは、
毛の薄いお腹の体温を
逃さないようにしている
可能性もあるので、
寒がっていないか
様子を見ましょう。
眠るときに、
体温が下がるのを
本能的に防いでいるともいえます。
丸まる(ワンモナイト)
頭とお尻を近づけて
丸まったように眠る姿は
まるでアンモナイト、
別名「ワンモナイト」と呼ばれる寝相は
最も一般的な
犬の睡眠姿勢の1つです。
丸まることによって
攻撃から内臓を守りつつ、
暖を取れるこの寝相は
少し緊張している
可能性があります。
犬の祖先は
穴を掘って、
その中に丸まって寝る
習性があり、
同じ習性で丸まって
安心して寝ている
可能性もあるため、
愛犬との付き合いによって
その意味合いは
変わってきそうです。
横向き
左右どちらかを下にして、
四肢を伸ばした状態は
犬にとって
楽な姿勢です。
この姿勢だと、
起き上がるのに
少し時間がかかるため
リラックスしていて
深い眠りについていることが
多いです。
安心しきって
眠りについているので、
この状態で
愛犬が寝ていたら、
起こさないよう
静かに見守ってあげましょう。
仰向け(へそ天)
仰向けで
おへそが丸見え状態のときは、
おへそが天に向かって
見えていることから
「へそ天」と呼ばれることもあります。
急所である
お腹を見せて
眠っているということは
最も
無防備な状態のため、
犬の安心度は
最大に達しており、
自分の身の安全に
不安を感じることなく
深い眠りについています。
この状態で
愛犬が寝ていたら、
起こさないよう
静かに見守りましょう。
犬の睡眠時の行動の意味
飼い主さんの横で寝る
座っていたら愛犬が
ピタッと
体の一部をくっつけて
寝始めたなんてことは
ありませんでしょうか?
これは
犬の祖先の習性が
関係しています。
犬の祖先は
集団行動で生活することによって
仲間同士が
寄り添いながら体温を保ったり、
敵から
身を守っていたりしたため
その習性が残り、
飼い主さんの横で寝ている
可能性が高いです。
飼い主さんの横で寝るのは、
信頼の証といっても
過言ではありません。
体の一部がピクピク動く、走る
愛らしい寝姿を観察していると
愛犬の体が
ピクピクしていたり、
まるで走っているかのように
足を動かしている瞬間を
目撃することが
あるかと思います。
睡眠時のこの動きは
人間と同じように
夢を見ている状態です。
愛犬が寝ているのに
いきなり動き出すと
驚くかもしれませんが、
楽しい夢をみている
最中かもしれないので、
異常が感じられなければ、
そのまま眠させてあげましょう。
寝言
犬も寝ながら
「クンクン」「クーン」といった
寝言を言うことがあります。
人間と同じように
レム睡眠と
ノンレム睡眠があり、
レム睡眠中に
脳が記憶を整理しているために
寝言を言う場合があると
いわれています。
いびき
一時的なものであれば
心配する必要はありませんが、
慢性的に
いびきをかく場合は
危険です。
いびきを慢性的にかくと
呼吸を邪魔することとなり、
体全体に酸素が
行き渡りづらくなります。
病気が原因で
いびきをかいている
場合もありますので、
いびきがあまりに激しく、
苦しそうだと
感じるのであれば、
早めに
動物病院に連れていきましょう。
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睡眠時で分かる病気の可能性
いびきをかいていないから
安心というわけではありません。
いびき以外にも、
睡眠時に分かる
病気があります。
睡眠時に激しい動きをしている
もし愛犬が寝ているときに
激しい動きが見えたら
要注意です。
慢性的に
長時間繰り返している場合、
脳の病気が疑われます。
しかし
特別な検査機器がないと、
脳の病気かどうか
獣医師も判断ができないため、
少しでも気になったら
その様子を動画に収めて、
かかりつけの獣医師に
相談してみましょう。
必要以上に長時間寝ている
老犬でもないのに、
必要以上の睡眠をとっている場合も
何か病気が
隠れている場合があります。
すぐに
異変に気づけるよう
日頃から愛犬をよく観察し、
スキンシップをとることを
おすすめします。
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まとめ
- 1日およそ12~16時間で多くの時間は浅い眠り
- 人間と同じようにレム睡眠とノンレム睡眠がある
- 慢性的にいびきをかいている場合は注意が必要
犬の寝相によって
安眠度が異なる理由は
「すぐに起き上がれるかどうか」の違いに
あるといえます。
浅い眠りだからといって
起こして
良いものではありません。
愛犬が寝ていたら
そっとしておき、
起きているときに
目一杯可愛がりましょう。
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