犬のブラッシング頻度!コツって?
公開日:2024/12/10 / 最終更新日:2024/12/10
犬にブラッシングがもたらす効果
犬に
ブラッシングをする目的は
毛を
とかすことだけではありません。
皮膚に
刺激を与えることによって
血行促進や新陳代謝、
死毛などが取り除ける
効果が期待できます。
皮膚に刺激を与える意味でも、
ブラッシングは
大切なことといえます。
短毛種の犬はブラッシングはやらなくて良い?
ブラッシングは
長毛種の犬だけやれば良い
と思われがちですが、
短毛種だから
やらなくて良い
ということはありません。
短時間で構わないので、
愛犬の健康管理や
コミュニケーションの一環として
行いましょう。
長毛種の犬はブラッシングで毛玉対策に
長毛種は
毛が長いため、
毛が絡まりやすく、
固まって
毛玉ができやすいです。
ひどくなると
フェルトのような状態になります。
スリッカーブラシを使用して
ブラッシングをしてあげてください。
ダブルコートとシングルコートのブラッシングの違い
犬の毛には、
1本の太く長い「主毛」と
それを囲む複数の
「副毛」が生えています。
主毛のことを
「上毛、ガードヘア、トップコート、一次毛」と呼び、
副毛のことを
「下毛、ダウンヘア、アンダーコート、二次毛」と
呼ぶこともあります。
毛の密度は
犬種によって多種多様で
生え方もさまざまです。
大きく分けると
「ダブルコート」と「シングルコート」
に分けられます。
ダブルコートは
柴犬やコーギー、チワワ、
ポメラニアンのように
夏毛・冬毛といった生え変わり
(換毛)があり、
シングルコートは
マルチーズやトイプードルのように
主毛のみが伸びていきます。
どちらも
ブラッシングをする方法は
変わりませんが、
ダブルコートの場合は
下毛まできちんと
ブラッシングしてあげることが
大切です。
犬のブラッシングの開始時期・頻度
ブラッシングを始めるタイミング
子犬の頃から
ブラッシングするようにしてください。
皮膚の代謝が良くなり、
接する機会が増えることで
愛犬と
良い関係性をつくる機会にもなります。
犬のブラッシングの頻度
体全体を触ることが
健康管理になります。
1日1回はしてあげましょう。
やりすぎは注意が必要です。
犬にブラッシングをしてあげる部位
毛玉は
- 「日頃のブラッシング不足」
- 「毛が擦れることによる摩擦」
などが原因で発生します。
毛玉ができやすい箇所は
- 「脇」
- 「耳の後ろ」
- 「首周り」
- 「胸」
- 「お腹」
- 「内股」
などで、
首輪や胴輪、洋服などが
歩くときに毛と擦れやすい
箇所です。
耳の後ろに
毛玉がある場合は、
耳のかゆみが原因で
掻くことで、
毛玉ができている
可能性があります。
毛玉のできる原因も
チェックしましょう。
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すでにある毛玉の対処法
自宅でハサミを使って
毛玉を
切ったり裂いたりすると
怪我につながる危険があります。
固まっている毛玉を
指でほぐし、
スリッカーブラシを使って
皮膚の根本から
毛玉の部分に向かって
ブラッシングしてあげてください。
必ず
皮膚との距離を確認しながら
毛玉の部分を
ブラッシングしてください。
何度も皮膚に
スリッカーブラシを当ててしまうと
「擦過傷(さっかしょう)」
と呼ばれる
皮膚が赤く
擦り傷のような状態になる
恐れがあります。
全体が
フェルト状の毛玉になっている場合は、
バリカンで
短く刈ってあげたほうが
良いです。
自宅では
難しい状態の可能性があるので、
トリミングサロンに相談することを
オススメします。
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犬が喜ぶブラッシングのやり方
用意するもの
- スリッカーブラシ
- コーム
ブラッシング方法
- 落ち着いてできるように保定する
- 体をスリッカーでブラッシング
- 手足をスラッカーでブラッシング
- 首回りと頭をブラッシング
- コームでブラッシング残しをチェック
- 顔まわりをコームでブラッシング
1、落ち着いてできるように保定する
テーブルの上など
限られたスペースであれば
落ち着いて
ブラッシングできるでしょう。
テーブルの上で
保定しづらいときは、
座って抱きかかえると
やりやすいです。
2、体をスリッカーでブラッシング
スリッカーブラシの持ち方は
さまざまですが、
柄の部分を
鉛筆のように持つのが
基本です。
握りしめて持つと
力が入りやすく
怪我をさせてしまうので
やめましょう。
全体をなでるように、
皮膚と平行にブラッシングすると、
表面しか
ブラッシングできなかったり、
皮膚を傷つけてしまうことがあります。
部分的に
場所を決めて
ブラッシングし、
少しずつ移動していきましょう。
場所を決めたら、
毛をかき分けて根元に
ブラシをポンと軽く叩くように当て、
そのまま
毛先に向かって
とかしていきます。
皮膚に当てるのは
最初の瞬間だけで、
あとは
円を描くように
一定方向にとかすのが
ポイントです。
皮膚を削るような
ブラッシングにならないよう
気をつけましょう。
一方向に
ブラッシングするのではなく、
前、後ろ、横と、
方向を変えながら、
多方向にブラッシングすると
良いです。
3、手足をスラッカーでブラッシング
手足も体と同様に、
一箇所ずつとかして
少しずつ移動していきます。
移動する方向は、
足元から上に向かって
少しずつ進んでいきます。
4、首回りと頭をブラッシング
首回りや
頭をブラッシングするときは、
あご下の毛を持って
顔を固定すると
ブラッシングしやすいです。
5、コームでブラッシング残しをチェック
スリッカー同様、
一箇所ずつ
チェックしていきます。
毛をかき分け
根元からゆっくりとかして、
ブラッシング残しや
毛玉はないかを
チェックしましょう。
引っ掛かりがあったら
スリッカーに持ち替えて
再度ブラッシング。
コームで無理にとかすと、
痛がることがあるので
やめましょう。
6、顔まわりをコームでブラッシング
顔まわりは
コームの細かい方で
ブラッシングします。
目から鼻に向かって
ブラッシングすると
怖がらずに行えます。
犬のブラッシングの注意点
噛んだり怒ったり暴れる場合
ブラッシングを嫌がって
ストレスを抱えてしまったり、
スリッカーブラシを
おもちゃのように
噛む場合があります。
ブラッシングという行為が
楽しいものだと
認識させるために
- 「スリッカーブラシを少し当てたら褒める」
- 「少しブラッシングできたら褒める」
というように、
少しずつ慣らしてあげてください。
アレルギー、膿皮症などの皮膚病を持つ場合
アレルギーや膿皮症など、
皮膚病のトラブルを抱える
犬の場合は
皮膚が荒れやすいため、
刺激が少なくなるように
やさしく
ブラッシングしてあげてください。
かさぶたがある場合は、
かさぶたの箇所を
避けてあげましょう。
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あくびをする理由
ブラッシングが気持ちよくて
眠くなり、
あくびをすることもありますが、
ブラッシングが嫌で
気持ちをごまかすために
あくびをする場合もあります(転位行動)。
無理をさせていないか
よく見てあげてください。
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ブラシつき掃除機は嫌がることも
効率的ですが、
犬が音を嫌がる
可能性があります。
その場合は
無理に使用を続けずに
普通のブラシで
ブラッシングしてあげましょう。
犬のブラッシングで必要な道具
ブラッシングには
一般的に
スリッカーブラシが使われますが、
他にも
さまざまなブラシや
グッズがあります。
愛犬に合ったものを
選んでください。
スリッカーブラシ
一般的に使われているブラシで、
ピン(針金)の部分が
くの字に曲がっているのが
特徴です。
ピンが硬い
ハードブラシと
柔らかい
ソフトブラシがあります。
長毛種、短毛種、
ワイヤー種を問わず
使用できます。
ハードスリッカーとソフトスリッカーの違い
毛玉や
もつれができている場合は
ハードスリッカーを使用しますが、
力を入れ過ぎたり、
何度もブラッシングして
やりすぎてしまうと
「擦過傷(さっかしょう)」を
引き起こす恐れがあります。
ハードスリッカーを使用する際は
注意してください。
ソフトスリッカーでも
やり過ぎれば
ハードスリッカーと
同じことになりますが、
ハードよりは
怪我の心配がありません。
自宅でスリッカーを購入し
お手入れする場合は、
ソフトスリッカーがオススメです。
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獣毛ブラシ
- 「豚毛」
- 「猪毛」
- 「馬毛」
- 「混合型」
などの種類があります。
静電気が生じにくい
という特性があり、
被毛を
とかすというよりは、
被毛についたホコリなどを
取り除きます。
くし(コーム)
くしの目は
細目と粗目があり、
毛並みを整えるときに
用います。
おすすめのくし6選!
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特徴:粗めと細目が1本に備わっており、
コーミングする部位や
被毛の密度などで使い分けることが出来ます。
ハチコウ コーム
特徴:粗目と細目の2タイプが一体になった
両目金櫛です。
粗目で毛をほぐし、細目で毛を整え、
ツヤのある美しい仕上がりになります。
信頼の日本製!犬用コーム(くし)
特徴:小さいので、
トイプードルやマルチーズなど、
目やになどが毛に絡んでいる汚れを
取るのにおすすめです。
GREEN DOG ミニコーム
特徴:デリケートな目・口・耳のまわりや
足先などの細かい部分の
お手入れに最適な1本です。
スーパーキャット 部分ケア 細部用コーム 顔周り&細部用
特徴:優れたブラシが抜け毛を取り除き、
絡みを解消します。
抗菌プラスチックは細菌の増殖を
最小限に抑えます。3
60度回転するステンレススチールで
細かなもつれも取り除きます。
人間工学に基づく持ち手はしっかりと握れ、
疲れません。
ファーミネーター犬用コーム 仕上げ用グルーミー
特徴:目が細かいため、
ノミダニケアにおすすめです。
ノミダニケアにおすすめな犬用のコーム(くし)
ピンブラシ
ピンが真っ直ぐになっていて、
目が荒くなっています。
長毛種に使用するのに
オススメのブラシです。
ラバーブラシ
柔らかい
ゴム製のブラシです。
被毛を手入れできると同時に、
皮膚に対する
マッサージ効果もあります。
短毛種にオススメのブラシです。
手袋タイプのブラシ
手袋タイプの
ブラシもあります。
体を
なでてあげるような感じで
ブラッシングします。
毛が舞いやすいので
外で行うのを
オススメします。
もしくは、
シャンプーで
体を濡らした時に
手袋タイプで
ブラッシングしてあげると
毛が抜けやすく、
舞いにくいです。
ブラッシングスプレー
ブラッシングの時に使用する
スプレーで、
静電気防止や
皮膚被毛の毛艶が美しくなる
効果が期待できます。
おすすめのブラシ8選!
犬用スリッカーブラシ
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特徴:毛玉や抜け毛を取り除き、
毛のもつれをほぐし、
光沢のある毛並みに仕上げます。
スリッカーブラシ ソフト 小
特徴:高品質の針を使用し、
クッション入りで
皮膚にやさしく当たる画期的なブラシです。
長毛、短毛、あらゆる毛並みになじみ
全体をふっくらと仕上げます。
スリッカーブラシ ソフト ミニ
特徴:グルーミング世界チャンピオンの
プロトリマーKitty.Dが考案した
スリッカーブラシです。
軽量で、グリップ付きの長い持ち手は持ちやすく、
手と手首にかかる負担と疲れを軽減します。
長めのピンが
アンダーコートにもしっかり届き、
毛量が多く届きにくいところにある
毛玉もキャッチします。
SHOWTECH スリッカーブラシ レギュラー M
特徴:ブラシに絡んだ毛を、
ボタン一つで浮かせるので処理もラクラク!
手によくフィットするラバーグリップ採用。
金属部分は錆びにくいステンレスを使用。
プラスチック部分は抗菌加工が施されています。
お掃除機能付き
EASY PRO 掃除簡単クッションスリッカーブラシ
特徴:ピン先に玉が付いた
ソフトスリッカーブラシです。ブ
ラッシング中、誤って皮膚に触れてしまっても
先玉があるので皮膚を傷つけません。
初めてのブラッシングでも
安心してご使用いただけます。
毛もつれのしづらいサラサラタイプの
ワンちゃんにオススメです。
痛くない先玉付ソフトスリッカーブラシ
特徴:軽くブラッシングするだけで、
抜け毛の最大90%を取り除きます。
柴犬におすすめ
ファーミネーター【中型犬】【短毛種用】M
特徴:1799年に
イングランドで創業されたローレンス。
現在ではプロフェッショナルに愛用されている
グルーミングツールメーカーとして
世界中に知られています。
強度と柔らかさをもったピンで
被毛に注意が必要な老犬、
子犬にもご利用いただけます。
シニア犬・初心者向け用
超ソフト ローレンス スリッカーブラシ
特徴:スリッカーが嫌な子などでも
グローブになっているため使いやすく、
マッサージ効果もあります。
柴犬やコーギー、ゴールデンレトリーバーなど、
毛の抜けやすい犬種にオススメです。
また、猫にも使用できます。
抜け毛の多い犬種にオススメ
マッサージブラシ
まとめ
愛犬のブラッシングでコミュニケーションを!
- ブラッシングは血行促進や新陳代謝の活性化に
- 毛の長さに関係なくブラッシングは毎日しましょう
- お家でのブラッシングはスリッカーブラシとコームが最適
人と違って
皮膚が毛に覆われている犬は、
注意して見てあげないと
なかなか問題に気付けません。
愛犬の健康管理のため、
愛犬との絆を深めるための
コミュニケーションツールとして、
毎日少しでもブ
ラッシングをしてあげてください。
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