犬のシャンプーの頻度!自宅でのやり方って?
公開日:2024/12/09 / 最終更新日:2024/12/09
犬のシャンプーが大切な理由
犬の体を
洗わずにいると
体臭や皮脂、
汚れなどが目立ってくるため、
定期的に
シャンプーをしてあげる
必要があります。
また、
清潔を保つだけでなく、
皮膚炎や
フケ予防などにもなるため、
シャンプーは
健康管理としても大切です。
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子犬のシャンプーはいつから?
子犬(パピー)は
体調の変化が多く、
自宅ではブラッシングや
体の一部分を洗う
部分洗いなど
最低限のシャンプーを
おすすめします。
トリミングサロンに
シャンプーを依頼するのは
ワクチン接種が
すべて完了してからにしましょう。
免疫力がないまま
シャンプーをすると
体に負担がかかってしまいます。
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犬のシャンプーの頻度
個体差はありますが、
成犬であれば
月に1回は
シャンプーをしてあげましょう。
人間と同じで、
犬も
体を洗わずにいると、
体臭や皮脂、
汚れなどが目立ってきます。
清潔を保つことはもちろん、
皮膚炎やフケを防ぐなど
健康のためにも大切です。
ただし、
シャンプーをしすぎると
肌荒れになってしまう
可能性もあるため、
やりすぎは禁物です。
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子犬(パピー)のシャンプーの頻度
ワクチン接種をしてからであれば、
成犬と同じく
月に1回の頻度で良いでしょう。
老犬(シニア犬)のシャンプーの頻度
老犬(シニア犬)のシャンプーの頻度は
2カ月に一回を目安に、
体調を見ながら行いましょう。
頻度はあくまで目安です。
「心臓が悪い」「持病がある」
などの場合は、
もっと頻度を減らし、
そのときの体調、
気候の良い時を選んで
シャンプーをしてあげるのが
良いでしょう。
一般的には
シャンプーと併せて
爪切りや耳掃除、
カットを行うことが多いですが、
体の負担を少なくし、
より短時間で済ませるために、
日を分けて行うのも
一つの方法です。
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寝たきり・持病がある犬のシャンプーの頻度
心臓病などの病気や
寝たきりの場合、
無理に老犬(シニア犬)に
シャンプーする必要はありません。
ブラッシング後、
お湯でタオルを濡らし
固く絞って
体全体を拭いてあげるだけでも
全然違います。
体臭が気になる場合は、
シャンプータオルで
拭いてあげることで
臭いの軽減にもなります。
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トリミングサロンでの犬のシャンプーの料金目安
トリミングサロンで
シャンプーする場合、
地域により差はありますが、
小型犬だと2000円、
大型犬だと6000円くらいが
目安です。
犬のシャンプーの注意点
老犬(シニア犬)のシャンプーの注意点
シャワーの温度は、
少し低い
35度くらいの
ぬるま湯にしてあげて、
その時の気候や
体調によって
変えてあげてください。
時間はできるだけ短くし、
心臓に負担をかけないように
洗ってあげましょう。
シャンプーは
犬の体に
負担がかかる作業です。
こまめに
舌や歯茎の色が
白くなっていないかなどを確認し、
短時間で
シャンプーを
終わらせてあげましょう。
犬種・特徴別のシャンプーの注意点
ダブルコートの犬の場合
柴犬や秋田犬、コーギーなど
毛が密な
ダブルコートの子は、
シャンプー剤が
皮膚に浸透するよう、
しっかり地肌まで濡らしてから
シャンプーを付けて
洗うようにしましょう。
短毛種の犬の場合
チワワ、ダックスフンドなど
短毛種の場合は、
乾かしづらい指の間、
鼻周りなどを
しっかり拭いておくことにより、
乾燥が早くなります。
長毛種の犬の場合
トイプードル、マルチーズ、ヨークシャーテリア、
ミニチュアシュナウザーなどの
長毛種は子犬の場合、
特に毛が細く
柔らかいため
しっかり乾かさないと
毛もつれや
毛玉になってしまいます。
スリッカーブラシを使って
ドライヤーで当てながら
乾かしたあと、
コームで
毛が絡まっていないか
確認するようにしてください。
そのまま
自然乾燥させてしまったり、
手で乾かしたりすると
毛玉の原因になります。
短頭種の場合
パグ、フレンチブルドッグ、
ボストンテリアなど
短頭種の場合、
他の犬種よりも
鼻が低いため
水を嫌がりやすい
傾向にあります。
シャワーを嫌がる場合は、
スポンジを使って
優しく濡らしてあげるように
してください。
犬のシャンプーで用意するグッズ
- 犬用シャンプー(愛犬に合ったシャンプーを選んでください)
- スリッカーブラシ
- コーム
- スポンジ(泡立てる用)
- 桶
- タオル
- ドライヤー
犬のシャンプーのやり方
- ブラッシングで準備
- シャワーで体を濡らす
- 顔を濡らす
- シャンプーで体を洗う
- 顔を上向きにして洗う
- リンスを同様に
- シャンプーを洗い流す
- タオルで水分を拭き取る
- 毛を乾かす(ブロー)
1、ブラッシングで準備
シャンプーをする前に、
スリッカーブラシで
ブラッシングをし、
毛のもつれや
汚れを落としましょう。
これにより、
皮膚にシャンプーが浸透しやすくなります。
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2、シャワーで体を濡らす
シャワーで
体全体を濡らしていきます。
この際に
肛門腺絞りをしても
良いでしょう。
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シャワーの温度は
37度前後が適切です。
人が「ぬるいかな?」と
思うぐらいの温度設定にましょう。
季節や犬種によっても
温度調整が必要です。
シャワーヘッドを
犬の体に当てながら
部分ごとに濡らしていきます。
いきなり
心臓の近くや
顔からシャワーヘッドをあてると
体がびっくりしてしまいます。
心臓から遠い
お尻をスタートに、
少しずつ移動させて
濡らしていきましょう。
順番は、
お尻~尻尾~背中~体~胸~四肢~顔が一般的です。
シャワーヘッドを
体に当てないで濡らしていくと、
シャワーの音を嫌がったり、
しっかりと皮膚や
被毛に
お湯が浸透しなかったりします。
シャワーヘッドを
しっかりと
体に当てるのがポイントです。
3、顔を濡らす
顔周りは
嫌がる犬が多いので、
スポンジに
お湯を含ませ
絞りながら濡らしてあげましょう。
目やになどが
固まって付いている場合、
しっかりと濡らして
ふやかしておくと
目やにが
シャンプーの時に
取れやすくなります。
4、シャンプーで体を洗う
最初に、
シャンプー剤を
洗面桶の中で泡立てます。
きめ細やかに
泡立てることで、
泡が
汚れを吸着し汚れが
浮き上がりやすくなります。
スポンジを使用し
洗面桶の中で
しっかりと泡立てましょう。
次に、
泡を体全体に付けていきます。
指を軽く立てて
地肌をマッサージするように
洗っていきます。
足の指の間、脇、足の内股、
陰部や肛門周りなどは
汚れやすいので、
重点的に洗いましょう。
5、顔を上向きにして洗う
できるだけ
鼻に入らないよう
顔を上向きにして洗います。
耳は特に
脂っぽい部分なので、
しっかりと洗いましょう。
固まった目やにを
ふやかしながら洗う場合、
コーム(くし)を使って
目頭から鼻先にむかって
とかしながら、
目やにを取っていきます。
目に
シャンプーが入らないように
注意しましょう。
全犬種用や
長毛種用など
愛犬の特徴に合った
シャンプー剤を選んであげてください。
また、
肌質に合ったものを使うのも
大切です。
- 乾燥肌
保湿効果の高いシャンプー剤 - オイリー肌
爽快感のあるシャンプー剤 - アトピーや肌荒れ
薬用のシャンプー剤
シャンプーの
詳しい種類に関しては、
獣医師もしくは
トリマーに相談することを
オススメします。
※犬の肌は人間よりも薄いため、
刺激の強い
人間のシャンプーは
使用しないでください。
6、リンスを同様に
リンスは
洗面桶の中で
お湯によく溶かし、
体にゆっくりとかけて
浸透させていきます。
リンスの場合は、
顔はつけなくて良いです。
全体にかけたら、
指の腹でゆっくりと
体をマッサージするように、
リンスをしっかりと
浸透させます。
全体に行き渡ったら、
シャワーで洗い流しましょう。
7、シャンプーを洗い流す
濡らしていった順番とは逆に、
顔から流していきます。
順番は、
顔~耳~胸~背中~体~四肢~尻尾です。
体の高い位置から
毛並みに沿って
流していきます。
顔は上に向けて
鼻にお湯が入らないように
流してあげてください。
濡らすときと同様に、
顔周りを嫌がる場合は
スポンジにお湯を含ませて
シャンプーを流していきます。
顔に残ったシャンプーは
しっかり流さないと、
目にシャンプーが染みて
赤くなったり
目がしょぼしょぼと
開かなくなったりしてしまう
場合があります。
全身を流して
すすぎ終わった後、
もう一度、
目を
すすぎ流しておきましょう。
8、タオルで水分を拭き取る
タオルで
水分を拭き取る前に、
犬をブルブルさせて
水分を飛ばします。
ブルブルしない場合は、
耳に
息を吹きかけてあげると
ブルブルしてくれます。
その後、
タオルで全身の水分を
拭いていきます。
短毛種の乾かし方
短毛種の場合、
乾かしづらい指の間、
鼻周りなどを
しっかり拭いておくと
乾燥が早くなります。
吸収タオルを使えば
体の水分を吸収した後、
絞って
また拭くことができるので、
効率的に
乾かすことができます。
長毛種の場合は、
水分を拭き取りすぎてしまい
毛がくるくるになるので、
あまりオススメできません。
長毛種の乾かし方
長毛種の場合、
ワシャワシャと
水分を拭き取ると
毛が絡まりやすくなります。
また、
自然乾燥してしまうと
毛がクルクルになり、
キレイに
乾かないことがあります。
タオルで軽く拭いた後、
体全体を
タオルで覆います。
次に、
乾かしたい部位の
タオルをめくって
乾かしていきます。
このとき、
他の部位は
タオルで覆ったままです。
9、毛を乾かす(ブロー)
シャンプーとブローは
セットです。
洗った後は
必ず行いましょう。
一般的な乾かし方の順番は、
お腹~背中~体~四肢~顔~耳~尻尾です。
※犬種(毛質)や
犬の年齢、体調などによって
順番は変わるため、
乾かす際の参考にしてください。
内臓を冷やさないように
まずはお腹から
乾かしていきます。
特に
シニア犬や子犬の場合は
お腹から
乾かすようにしてあげてください。
ドライヤーを動かしたり
手で乾かしたりすると
根元から
しっかり乾かせないため、
スリッカーブラシを使用して
一カ所ずつ
乾かしてあげると
良いでしょう。
長毛種の犬種は、
毛が
ふわふわな仕上がりになります。
上手な乾かし方
ドライヤーの風を
皮膚にしっかり当てながら、
毛の根元から
毛先に向かって
乾かしていきます。
それにより、
半乾きや毛玉を予防できます。
近すぎると
ヤケドの原因になるので、
顔を乾かす時は
風量を弱めましょう。
また、
風を正面からではなく
後ろから当ててあげると
嫌がらないです。
全身乾かし終えたら、
冷風で乾かしましょう。
乾かし残しがないか
確認してみてください。
半乾きの場合、
皮膚炎や
ニオイの原因になります。
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犬がシャンプーを嫌がる原因と克服策
シャワーの音が怖い
最も多い理由は、
シャワーの音がうるさくて
怖いからです。
決して
水が嫌いというわけではなく、
犬は
音に敏感であるため、
小さい頃から
シャワーの音を
聞き慣れていないと、
シャーっという音が
怖いのです。
克服方法としては、
シャワーを使わず
バケツにお湯を入れて
体を洗ってあげるか、
体に
シャワーヘッドをつけるようにして
洗い流すと良いでしょう。
次第に慣れ、
怖がることなく
シャワーでも
洗えるようになります。
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犬が嫌いな音って?
シャンプーの香りが苦手
シャワーの音だけでなく、
香りが不快で
嫌がる犬もいます。
色々な
シャンプーを試しながら、
愛犬に合ったシャンプーを
見つけることから
始めると良いでしょう。
おすすめの犬用シャンプー
愛犬の体や
好みに合ったシャンプーが
一番ですので、
あくまで目安として
参考にしてください。
香りが持続しやすい
シャンプーを選んでいます。
(薬用シャンプーに関しては
肌のケアを重視しています)
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泡立ち、泡切れが良く、
おうちで洗いやすいシャンプーです。
さっぱりした仕上がりなので、
乾燥肌の犬や、
乾燥しやすい冬には
違うシャンプーが良いかもしれません。
シャンメシャン / 自然のシャンプー
アロマの
ティーツリーを使用しており、
爽やかな香りです。
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ノルバサン / 動物用医薬部外品シャンプー 0.5(236ml)
まとめ
- トリミングサロンでのシャンプーはワクチン接種が完了してから
- 月に一度はシャンプーを
- サロンでのシャンプーをおすすめするが、お家でシャンプーも可能
- お家で行う場合は、ポイントを事前にチェック
- シャンプーもブローも できるだけ手早く
シャンプーは、
愛犬と飼い主お互いが
気持ちよく生活するために
大切なケアです。
おうちでシャンプーをすることで
愛犬とのコミュニケーションを
深めるのも良いですね!
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