犬のうんちは健康のバロメーター!
公開日:2024/11/20 / 最終更新日:2024/11/20
犬の理想的なうんちとは
飼い主さんが
愛犬の健康状態を知る手段として
「うんちを見る」ことは
とても大切です。
しかし、
「うんちの何を見ればいいのかよく分からない」
という飼い主さんも多いはず。
英国
ウォルサム研究所では、
理想的なうんちの見方として
「3つのC」を提唱しています。
- Consistent
(回数が)一貫しているか - Compact
(形状は)コンパクトか - Chocolate-coloured
(色は)チョコレート色か
うんちの回数は
犬によって異なり、
1日1回の子もいれば
2回、3回とする子もいます。
大事なのは
1日の回数よりも、
その回数が毎日変わらず
安定しているかということです。
いつも1日1回の子が
急に3回したり、
逆に
3回の子が1回になったりしたら
注意が必要です。
うんちの形や大きさは
立派なものほど
安心感を与えるかもしれませんが、
望ましいのは
ポロポロと小さくて
硬いうんちです。
うんちの色は
食材によっても変わるため、
茶色系、黄色系であれば
それほど気にする必要はありません。
ただし、
白っぽい場合や
真っ黒のうんちは
緊急性が高い
可能性があります。
赤い血が付いたうんちも
要注意です。
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糞便スコア
ウォルサム研究所では、
うんちの硬さを
グレードで評価する以下のような
「糞便スコア」を公開しています。
理想は
グレード1.5~2.5です。
軟便や下痢は
グレード4~5を指します。
犬のうんちがゆるいときに考えられる原因・病気
犬のうんちが
ゼリー上でゆるい(軟便)、
もしくは
下痢をしている場合、
小腸か大腸に
以下のような異変が
起きていると考えられます。
下痢は
さまざまな要因で起こりますが、
誤飲・誤食をしたり、
血便が続いたり、
食欲や元気が無くなったりする場合は
緊急性が高い
可能性があります。
様子見をせず、
できるだけ早く
動物病院に相談してください。
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犬がうんちをしないときに考えられる原因・病気
犬がうんちをしない場合、
そもそも食事をしていないことで
うんちが作られていないか、
以下のような問題が起きて
出ない可能性が考えられます。
- 機能性便秘
大腸や直腸に異常がある - 器質性便秘
物理的に便が通過できない - 症候性便秘
病気の症状として起こる - 薬剤性便秘
薬の副作用で起こる
便がいつまでも
体に留まると
排出されるはずだった
細菌や老廃物などの毒素が
体内に取り込まれ、
敗血症による
多臓器不全が起こる
可能性があります。
嘔吐や震え、
ぐったりしているといった
様子が見られる場合は
すぐに
動物病院へ行くようにしてください。
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綿棒で刺激するのはNG
うんちを促すために
綿棒で
肛門を刺激する方法が
紹介されることもありますが、
動きが予測できない犬を相手に
肛門や腸内を傷付けてしまう
可能性がありますので
お勧めしません。
病院で原因を探り、
獣医師の指示に
従うようにしてください。
犬にうんちをさせる方法(しつけ・トレーニング)
猫は教えなくても
猫砂がある場所を
トイレと認識してくれますが、
犬は教えなければ
ペットシーツがある場所を
トイレだと
認識してくれませんので、
飼い主さんが
教えてあげましょう。
大原則は
「失敗したら叱る」ではなく
「成功したら褒める」です。
トイレの失敗は、
犬の失敗ではなく
飼い主さんの失敗だと
考えてください。
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まとめ
- 良いうんちが出ているか「3C」で確認
- 下痢で食欲や元気が無い場合は要注意
- 便秘も続くときは病院へ
- うんちトレーニングは叱らず褒める
うんちは
飼い主さんがチェックしやすい
健康のバロメーターです。
犬は
体の異変を
言葉で伝えることができませんが、
回数や硬さ、
色に変化がないかを
観察することで
いろいろなことがわかるようになります。
万が一、
愛犬が病気になっても
早期発見できるように、
日頃からチェックを
欠かさないようにしましょう。
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