犬に玄米を与えても大丈夫!注意点は?
公開日:2025/01/06 / 最終更新日:2025/01/06
犬が食べても良い玄米の栄養素
玄米とは、
もみ殻を除いただけの、
精白前のお米のことです。
胚芽、ぬか、胚乳などの
栄養成分が残っているため、
白米だけでは補えない
栄養素を多く含んでいます。
玄米の成分
- エネルギー 353(kcal)
- 水分 14.9(g)
- たんぱく質 6.8(g)
- 脂質 2.7(g)
- 炭水化物 74.3(g)
- カリウム 230(mg)
- マグネシウム 110(mg)
- リン 290(mg)
- ナイアシン 6.3(mg)
- ビタミンB 60.45(mg)
※100gあたり
カリウム
カリウムは
ミネラルの一つで、
細胞内の浸透圧を維持したり、
細胞の活性を維持したりする
役割があり、
体内の不要なナトリウムを
輩出してくれます。
疲労回復にも
良い効果を与えてくれ、
欠乏すると
「低カリウム血症」を
発症することも。
とても大事な成分であることに
間違いはないのですが、
過剰に摂取すること
「高カリウム血症」の原因にもなるので、
腎臓病の場合は
注意が必要です。
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マグネシウム
マグネシウムは、
体内に300以上ある
酵素の働きを助けるミネラルです。
マグネシウムが不足すると、
食欲が落ちたり、
下痢をしてしまったりすることも
あります。
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リン
リンは、
歯や骨を丈夫に保ったり、
神経や筋肉を
正常に保ったりする
効果があります。
一方で、
過剰に接種すると
結石ができやすくなったり
腎疾患のもとになったりします。
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ビタミンB6
タンパク質の代謝に
重要な役割を果たします。
免疫力アップにも
効果的なビタミンです。
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ナイアシン
ビタミンB群の仲間で、
全身の酵素の働きを助ける
効果があります。
皮膚や粘膜の炎症、
神経症状を防ぐ効果があるとも
いわれています。
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食物繊維
食物繊維には、
水溶性食物繊維と
不溶性食物繊維ががあります。
水溶性食物繊維は、
血中の
コレステロールを下げたり
免疫力を上げてくれたりする
効果があります。
不溶性食物繊維は
腸の中で膨らむため、
便秘改善や
大腸がんの予防に効果的です。
ただし、
過剰摂取すると
下痢を引き起こす
恐れがあります。
玄米には特に
不溶性食物繊維が
多く含まれており、
腸内環境を整えてくれます。
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フィチン酸
フィチン酸は
デトックス作用が強い
栄養素で、
玄米に
豊富に含まれています。
しかし
過剰に摂取してしまうと、
5大栄養素の一つである
ミネラルの排出をも
促してしまいます。
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犬に玄米を与える際の注意点
1、消化不良
普通に炊いただけの玄米は
硬く歯ごたえがあること、
また玄米は
食物繊維が豊富なことから、
犬にとっては
消化しにくい食べ物です。
そのため、
犬に玄米を与える際は、
柔らかめに炊いたり、
柔らかく煮て
お粥にしたり、
すり潰したりしたものを
食べさせてあげてください。
また、
過剰摂取にならないよう、
与える際は
少量にしましょう。
2、アレルギー
アレルギーは、
生まれつきの体質による
先天性アレルギーと、
長い期間
同じ食材を食べることにより
発症する可能性がある
後天性アレルギーがあります。
玄米を初めて与える際は、
少量から
スタートしましょう。
以下の症状が見られた場合は、
アレルギーの可能性があります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 元気がない
- 目の充血
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玄米を食べた際に
上記のような症状が
現れた場合は、
獣医師に
相談しましょう。
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3、玄米茶は与えない
玄米茶は、
玄米と茶葉を混ぜたものです。
玄米自体に
問題がなくても、
茶葉には
犬にとって有害な
カフェインが含まれています。
犬は
カフェインを摂取すると
カフェイン中毒を起こす
危険性があるため、
犬に玄米茶は
与えないようにしてください。
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4、腎臓病
腎不全など
腎臓に問題がある場合、
玄米のカリウムが
正常に排出できず
高カリウム血症になってしまうことが
あります。
不整脈など
重篤な心臓病につながる
可能性もありますので
注意が必要です。
毎日大量に食べなければ
問題ありません。
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まとめ
- 与える際は、柔らかく炊いたり
お粥にしてあげたりすること - 消化不良やアレルギーに注意
- 玄米茶は与えない
栄養価の高い玄米ですが、
犬にとっては
消化が苦手な食べ物です。
そのため、
与える際は
消化しやすいように
柔らかくしてあげてくださいね。
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