犬に暖房は必要!暖房を使う上での注意点って?
公開日:2022/12/08 / 最終更新日:2023/05/29
犬に暖房は必要?
寒さが厳しい冬の場合、
犬にも暖房器具や
防寒グッズを使用した
寒さ対策が必要です。
「バーニーズマウンテンドッグ」や
「秋田犬」など
寒冷地域出身の犬種や
長毛の犬は
寒さに強い傾向がありますが、
小型犬や短毛犬種は
寒さに弱く、
子犬や老犬は
体温調節が
うまくいかないこともあるため、
寒さ対策をしてあげましょう。
暖房の設定温度は何度?
犬にとっての
過ごしやすい気温は20℃前後、
湿度50~60%といわれています。
20℃は
あくまでも目安として
防寒グッズなどを併用し、
犬が寒くなったら
暖まりにいける環境を
作ってあげるようにしましょう。
寒さに弱い犬種
短毛犬種や
小型犬は寒さに弱い傾向にあります。
- 「チワワ」
- 「パピヨン」
- 「イタリアングレーハウンド」
- 「ミニチュアピンシャー」
- 「ボストンテリア」
- 「トイプードル」
- 「フレンチブルドッグ」
- 「ポメラニアン」
- 「パグ」
といった犬種には、
しっかりと
寒さ対策を行いましょう。
体温調節ができないと熱中症や低体温症の原因に
犬の平熱は
小型犬で38.6℃から39.2℃、
大型犬で37.5℃?38.6℃が
目安とされています。
体温調節がうまくできない場合、
気温が高いと「熱中症」に、
低いと「低体温症」を
発症する恐れがあります。
日頃から体温を確認して、
異常に高くないか、
低くないかを
感じられるようにしましょう。
特に体温調節が苦手な
子犬や老犬は
特に注意が必要です。
愛犬への暖房器具の選び方・使い方
暖房器具といっても
さまざまな種類があります。
住宅環境や、
愛犬の性格などを踏まえ、
最適な暖房器具を選びましょう。
エアコンは直接風が当たるのを避ける
エアコンなどの
暖房器具の使用自体はOKですが、
肌が乾燥することで
皮膚病になる可能性があります。
直接風が当たるのを避けましょう。
また、エアコンの風で
ほこりや毛を舞い上げることで
アレルギーを発症することもあります。
定期的に清掃することが大切です。
床暖房はブランケットなどのアイテムを併用する
犬はお腹を床にくっつけて
いることが多いため、
床暖房の熱が
体にこもりやすくなります。
そのため、冬でも
熱中症になる可能性があります。
愛犬がよく寝る場所には
ブランケットを敷くなどして
直接床に触れない工夫をしましょう。
また、犬から長時間
目を離す場合や寝床では、
床暖房は使わずに
別の対策をおすすめします。
低温水式の床暖房の場合は
「ひんやりした場所」と
「暖かい場所」が設けられるため、
愛犬自ら
暑さ・寒さに合わせて移動ができれば、
お留守番中でも安心です。
オイルヒーターは空気が乾燥しにくくおすすめ
部屋を暖めるには
エアコンやヒーターなどの
暖房器具を活用するのが
一番早いものの、
乾燥しやすくなります。
一方、オイルヒーターは
部屋が暖まるまでに
時間はかかるものの、
輻射熱で空気自体を温めるため、
空気が乾燥しにくく
犬と暮らす家庭にはおすすめです。
犬に暖房器具を使う際の注意点
やけどや低温やけどに注意
犬が触れたり近づけたりする
距離にあるヒーターは、
サークルで囲うなどして
犬が近づけないようにしましょう。
誤って倒してしまうと
大やけどを負う恐れがあります。
電気カーペットや湯たんぽ、
カイロなどは
触れ続けていると
低温やけどになってしまいます。
通常のやけどは
熱源に触れることによって
皮膚の表面にダメージを負います。
一方、低温やけどは
自分の体温よりも高い温度のものに
触れ続けることによって、
皮膚の奥からじわじわと
悪影響が出てくるため、
完治までに時間がかかります。
ひどい場合は
水ぶくれになってしまうこともあるので、
愛犬がずっと湯たんぽや
カーペットから
離れようとしない場合は、
定期的に離すようにしましょう。
極度な乾燥に注意
暖房器具を使っていると
室内は乾燥しやすくなります。
犬の粘膜まで乾燥すると
ウィルスが体内に入りやすくなり、
体調を崩す恐れがあるため、
加湿器を併用するのもいいでしょう。
もし加湿器がない場合は、
バスタオルを濡らして
室内に干しておくだけでも
効果的です。
人間にとっても
風邪を引くきっかけになるため、
タオルを増やしたり
加湿器を置いたりして、
意識的に乾燥を防ぎましょう。
火災に注意
ヒーターの近くに
衣類を置いておいたり、
地震などによって倒れたりすると
火災の原因になります。
特に犬にお留守番させる時は
必ずヒーターや
電気カーペットの電源は
切るようにしましょう。
防寒グッズを置いても、
寒さが厳しそうな場合は
エアコンをつけておくようにすると
いいでしょう。
犬の留守番時に!おすすめの暖房・防寒グッズ
エアコンやヒーターを
つけっぱなしにしておくと、
乾燥もするだけでなく、
お金もかかります。
また、お留守番の時は
火災の心配があるため、
犬が寒いと感じた時に
自分から調整して使えるような
グッズを置いて、
環境を整えてあげるといいでしょう。
湯たんぽの暖かさは
持続性があるため、
夜の睡眠時や
お留守番時に最適です。
暑い時は離れて、
寒い時はくっつくことができるので、
犬が自分で
調整できるところが良いポイントです。
犬はお腹の毛が少ないため、
お腹を温められるものがあると
効果的です。
ただし、
低温やけどには注意しましょう。
高温になりすぎるのを
防止するために、
過熱保護装置が内蔵されていて
過熱の場合は
自動的に電源が切れるものがおすすめです。
暖かいベッドは
やけどの心配もない
最良の防寒グッズといえます。
夏の冷房冷えも防いでくれるため、
一つは持っておきたいアイテムです。
ハウスの中は
保温性が高いものが多いため、
お留守番が多い
寒がりな犬にはぴったりです。
大型犬の場合は、
普段使っているケージに
犬用のベッドを入れて、
ケージの上から
毛布をかぶせてあげるだけでも
保温性はUPします。
MANDARINE BROTHERS SKIN TIGHT WARM T-SHIRTS
寒さに弱い犬にとって、
防寒用の洋服は
冬のお散歩に必須ともいえます。
「犬に洋服なんて」と
思われる方もいるかもしれませんが、
気候が愛犬にとって
適当でない場合、
洋服を着せることが
健康を守ることにつながります。
普段から着せていると
嫌がることもなく、
逆に
「着ると暖かくなるもの」として認識し、
喜んで着てくれるようになります。
まとめ
- 犬にとって過ごしやすい気温は20℃前後、湿度50~60%が目安です
- 小型犬や短毛犬種、子犬や老犬は室温調整が重要です
- 暖房器具は住宅環境や、愛犬の性格に合わせて選びましょう
- 室温を暖める際は、乾燥のしすぎに注意しましょう
寒さに弱い犬種にとっては
暖房器具や寒さ対策のグッズを
活用することは欠かせません。
犬によって
快適と感じる気温は異なるため、
自分の愛犬が寝ている時に
寒そうにしていないかを
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