犬に[待て]の教え方!
公開日:2022/10/20 / 最終更新日:2023/05/29
犬に待てを教える意味
犬の「待て」は、
愛犬との共存において、
とても重要なコマンドです。
「待て」は
「おやつやごはんをあげるとき」
「家の中にいるとき」など、
限定した条件下でしか
できない子も多くいます。
お散歩の出始めの玄関先、
周りに人や
犬がいっぱいいる時、
猫を見かけた時など、
どんな状況下でも
「待て」ができることが
理想的です。
しっかりと愛犬が
「待て」をできれば、
日常生活上で起こりうる
トラブルも回避でき、
愛犬の安全を守ることに
つながります。
犬に待てを教えるタイミング
子犬の場合
基本的には、
子犬の段階が理想ですが、
パピートレーニング(幼犬・子犬の訓練)では、
社会化の訓練や、
大人しく身体を触らせる
訓練のほうが大切です。
その上で
「いつスタートすべきか」というと、
子犬を迎えてから
家の環境に慣れ、
リラックスできるようになってから
(目安としては1~2週間)であれば、
いつ始めても構いません。
ただし、
子犬はおやつをあげると
お腹を壊しやすいため、
小粒のフードで
代用することをおすすめします。
成犬の場合
成犬を迎え入れた場合は、
家の環境に慣れるまで
子犬よりも
時間がかかる傾向があります。
個体差はありますが、
犬を迎えてから
2週間~1カ月後から
トレーニングを始めると良いでしょう。
犬に待ての教え方
おやつがなくても
できる状態を目指しますが、
まず初めは
おやつを使って
トレーニングを行います。
1、おすわりの姿勢をつくる
待ての姿勢に
決まりはありませんが、
基本姿勢として
おすわりとセットで
教えるのが良いでしょう。
2、おやつを見せ、声かけとジェスチャー
おやつを見せて
「待て」とコマンドを出します。
コマンドは
毎回同じフレーズであることが
大切です。
はっきりと
わかりやすく指示を出しましょう。
声かけと同時に
ジェスチャーも見せましょう。
3、最初は1~2秒でOK
初めは一瞬でも
「待て」ができればよしとします。
「待て」の状態から
姿勢が崩れる前に、
すかさずおやつをあげます。
4、少しずつ時間を伸ばす
3秒、5秒、8秒、10秒と、
少しずつ
「待て」の時間を伸ばしていきます。
この時も、
動き出す前に
おやつをあげることが大切です。
5、離れて距離をとってみる
時間が長くなってきたら、
今度は
1歩ずつ距離を取り、
離れてみます。
前だけでなく、
前後左右に動いてみましょう。
おやつをあげるときは、
必ず元の位置に戻ってから
おやつをあげるようにします。
※動いても叱ったりせず、
焦らず根気を持って
少しずつトレーニングしましょう。
昨日できたことが
今日できないこともあります。
愛犬自身が
「楽しんで」学習できるように、
しっかりと褒めながら
進めていきましょう。
犬に待てを教える際によくある質問
Q、犬の待てはコマンドが英語でも良い?
A、コマンドは英語でも構いません。
むしろ犬にとっては、
英語のほうがシンプルで
わかりやすいともいわれています。
英語のコマンドは
「stay(ステイ)」です。
ただし、日本語にしたり
英語にしたりと
時によって変えることなく、
毎回同じコマンドを
使うようにしてください。
Q、よだれや後ずさり、震えることがあるのはなぜ?
A、「待て」の対象に対する興味や興奮が原因です。
特に震えは、
興味のある対象を
目の前にしている時に
よくあることで、
犬が「待て」をしていても
精神が我慢できていない状態であり、
まだ未熟だということです。
震えず
安定してできるようになるまで、
トレーニングを行うと良いでしょう。
Q、犬の待てのトレーニング時間の目安は?
A、犬種や年齢、個体によって異なりますが、
犬が集中できる時間は5~15分ほどです。
長時間トレーニングを行うことは、
逆効果のため、
時間に気をつけて行いましょう。
まとめ
待ては愛犬の安全を守ります
- 犬の「待て」は、愛犬の安全を守ることにも繋がる
- トレーニング開始は、愛犬を家に迎えてから1~2週間後が目安
- トレーニング中に使用するおやつは、与え過ぎない工夫をする
- コマンドは、毎回同じフレーズであることが大切
ポイントは、
愛犬が飽きてしまうまで待たせず、
できたときに
いっぱい褒めてあげることです。
おやつをあげながら
楽しくおこなうことで
「待ってたらとっても楽しくて
嬉しいことがある!」
と学習させてあげましょう。
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