犬に[伏せ]の教え方!
公開日:2021/08/26 / 最終更新日:2023/05/30
犬に伏せを教えるメリット
信頼関係が築ける
「伏せ」に限ったものではありませんが、
愛犬と一緒に
トレーニングを行うことで、
正しい信頼関係を
築くことができます。
おやつがなかったり屋外にいたり、
周りがどんな状況でも、
飼い主が「伏せ」のコマンドを出したら、
すぐに伏せができるようになること。
これが飼い主と
愛犬の間に信頼関係がある状態です。
落ち着きやすくなる
「伏せ」のコマンドが入っていると、
興奮のコントロールが
できるようになります。
外出時に
- 「他の犬や人に吠える」
- 「ドッグカフェで落ち着かない」
といった行動に対しても
「伏せ」ができるだけで
解消されることも多いでしょう。
「伏せ」の教え方
おやつがなくてもできる
状態を目指しますが、
まず初めは
おやつを使ってトレーニングを行います。
Step.1
おすわりの姿勢をつくる
おすわりの姿勢から
スタートするために、
まずはおすわりをさせましょう。
Step.2
おやつを使って「伏せ」の体勢に誘導する
おやつを見せて
「伏せ」とコマンドを出しながら、
ゆっくりとおやつを
舐めさせていいので、
姿勢を低くしていきます。
おすわりの姿勢から立った時は、
おすわりからやり直しましょう。
※リードを使ってもOK
なかなか「伏せ」の体勢になれないときは、
リードを短く持って
頭を下げやすいようにしてもいいでしょう。
Step.3
「伏せ」の姿勢になったらおやつをあげる
「伏せ」の姿勢になった瞬間に、
しっかりと褒めながら
おやつをあげます。
Step.4
ジェスチャーを入れる
「伏せ」をコマンドと同時に、
ジェスチャーを加えることで
わかりやすくしていきましょう。
※コマンドは英語でもOK
伏せのコマンドは「伏せ」の他に
「Down(ダウン)」など、
英語でも構いません。
大切なのは、
毎回同じコマンドを使って、
そのコマンドと取るべきアクションを
愛犬に覚えてもらうことです。
Step.5
少しずつ時間を伸ばす
3秒、5秒、8秒、10秒と
少しずつ「伏せ」の時間を
伸ばしていきます。
Step.6
距離を離れてみる
時間が長くなってきたら、
今度は距離を離れてみます。
立ち上がったり、
少し離れたり動いてみましょう。
おやつをあげるときは、
必ず元の位置に戻ってから
おやつをあげるようにします。
※しっかり褒めよう
できなくても叱ったりせず、
焦らず根気を持って
少しずつトレーニングしましょう。
昨日できたことが今日できないこともあります。
愛犬自身が「楽しんで」学習できるように、
しっかりと褒めながら進めていきましょう。
もう一つの「伏せ」の教え方
膝立ちして立てた
足の下をくぐらせるように
「伏せ」をさせるやり方です。
基本的な教え方で
できない場合には、
ぜひ試してみてください。
- 犬におすわりさせる
- 立て膝をつく
- おやつを指先に持って、犬の鼻先で匂いなどを確認させる
- 足と足の間でおやつを持ち、匂いを嗅がせながら、
立てた方の足と床の間をくぐるように誘導する - 犬が「伏せ」の姿勢になったらおやつをあげて、しっかり褒める
「伏せ」ができない理由と対処法
ご褒美が魅力的ではない
ご褒美としておやつをあげる場合は、
愛犬が大好きなおやつを
使うことがポイントです。
おやつに執着がない子は、
愛犬が好きなものや好きなことを、
ご褒美としてあげると良いかもしれません。
たとえば、好きなモノとしては
「おもちゃ」や「ぞうきん」など、
好きなこととしては
「一緒に走ること」などを
ご褒美としても良いでしょう。
安心できない環境にある
「伏せ」は「待て」を教える場合よりも
環境が大切な要素となります。
屋外など犬が落ち着けない場所だと、
最初はうまくいかないでしょう。
反対に、サークルの中や
リビングなど、
家の中の落ち着ける場所で
「伏せ」を教えることで、
犬も安心してできるようになります。
まとめ
しつけは叱らず焦らずゆっくり
- どんな状況下にいても「伏せ」をできるようにすることが大切です
- 「伏せ」ができると興奮のコントロールがしやすくなります
- 「伏せ」には2通りの教え方があります
- おやつに興味がない子は、おもちゃでのトレーニングも可能です
犬の「伏せ」は
覚えさせるのが難しいコマンドです。
なかなかできなくても
叱ることなく、
楽しみながら根気強く
トレーニングしていきましょう。
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