犬にブルーベリーをあげちゃダメ!
公開日:2021/09/10 / 最終更新日:2024/04/02
犬にブルーベリーを与えるのはNG
ブルーベリーはこれまで
犬が食べても大丈夫な果物とされてきましたが、
獣医師の研究によって
犬が食べるべきではない
果物であることがわかってきました。
獣医師が犬にブルーベリーを与えた場合
どのような効果があるか
調べていたところ、
中毒症状が見られたため
食べさせるのを止めました。
この中毒症状は
その後も1週間ほど続いたそうです。
中毒症状は明らかに
ブルーベリーを原因としたものであり、
獣医師は「犬はブルーベリーを食べるべきではない」
と説明しています。
ブルーベリーがNGな理由
ブルーベリーはこれまで
犬が食べても大丈夫な果物と
されてきましたので、
NGと聞いて
驚かれる飼い主さんもいるかもしれません。
現時点で論文発表にまでは
至っていませんが、
「ブルーベリーはNG」とする根拠は
獣医師の研究です。
犬の栄養学はまだまだ発展途上です。
犬が食べてはいけない果物として
有名なぶどうも、
少し前までは
食べても大丈夫な食材とされていました。
何が原因で中毒症状が起きるのかは
今もわかっていません。
ブルーベリーを食べさせたことがあるけど
大丈夫だったという
飼い主さんもいるかもしれませんが、
もう少し食べさせていたら
中毒症状が出ていたかもしれませんし、
たまたま影響を受けにくい
子だったのかもしれません。
リスクがある以上、
犬にブルーベリーを食べさせるべきではありません。
ブルーベリーのドライフルーツもNG
レーズンが生のぶどう以上に
危険なのと同様に、
乾燥させたブルーベリーは
特に注意が必要です。
水分が抜けている分、
摂取する量が多くなって
中毒症状が深刻になる可能性があります。
レーズン入りの食パン1枚で
犬が亡くなった事例も報告されています。
ブルーベリーの中毒症状
ブルーベリーを食べた犬は、
ぶどうと同様に
急性腎不全などの中毒症状を
起こす可能性があります。
ただし、ぶどうと同様に
原因物質を含め
その理由は明確になっていません。
急性腎不全が引き起こされると
以下のような症状が見られます。
- 嘔吐や下痢
- 食欲不振
- 元気がない
- 水をたくさん飲む
- お腹を痛がる
- 尿量増加
- 脱水
犬がブルーベリーを食べてしまったときの対処法
犬がどれだけの
ブルーベリーを食べると危険なのか、
致死量についてははっきりわかっていません。
これまで生のブルーベリーや
エキスを配合したおやつなど、
犬に与えて問題なかった飼い主さんは
少なくないはずです。
そのため犬が
ブルーベリーを食べてしまったとしても、
おやつとして与える程度であれば
すぐ問題になることはないと
考えられます。
ただ、急性腎不全になって
乏尿(ぼうにょう)や無尿といった
症状が見られる場合は
非常に危険な状態です。
いつもと違う様子、
症状が見られる場合は、
すぐに動物病院に連絡をしましょう。
通常は催吐による治療が行われますが、
家庭で行うと
別の事故につながる
リスクがあります。
必ず獣医師の指示に
従うようにしてください。
まとめ
- 犬にブルーベリーを食べさせるのはNG
- 中毒症状が見られた場合はすぐ病院へ
- 必ず獣医師の指示に従って対処する
これまでブルーベリーは
犬が食べても大丈夫な食材とされてきたように、
おやつ程度であれば
問題がないと考えられます。
しかし、中毒症状が起こるという
リスクもわかってきました。
ブルーベリーは犬にとって
必須の食材ではありません。
リスクのある食材は避けることをオススメします。
犬の栄養学は
まだまだわかっていないことが多く、
愛犬に新しいものを食べさせる際は、
本当に犬が食べていいものか、
いけないものかを
調べなくてはいけません。
獣医師の中でも特に、
獣医栄養学専門医のような
栄養学の専門家の意見を参考にすると安心です。
スポンサーリンク
「アレルギー」カテゴリーの関連記事
「しつけ」カテゴリーの関連記事
「ドッグフード」カテゴリーの関連記事
「犬が痒がる原因」カテゴリーの関連記事
「犬が食べたら危険な花」カテゴリーの関連記事
「犬にブルーベリー」カテゴリーの関連記事