犬にハウスのしつけ方!自分から入るようになる方法って?
公開日:2022/10/12 / 最終更新日:2023/05/29
犬のハウスのしつけの必要性
一般的に「ハウス」とは
ケージやクレートを指し、
犬が落ち着いて
過ごしてもらう場所をいいます。
東日本大震災の教訓から、
日常だけでなく災害時にも
必要となる基本的なしつけとして、
ハウストレーニング(クレートトレーニング)
の認知度が高まりました。
クレートトレーニングは
家や旅行先の室内施設ではもちろんのこと、
車移動や飛行機、電車、新幹線といった
公共交通機関での移動、
災害時にも応用できるしつけです。
犬のしつけに使うハウスの種類
クレート
旅行や災害時にも
利用できるクレートは、
メーカーによっては
折りたためる物もあります。
クレートは耐久性に優れ、
飛行機の利用時には
ほとんどの会社が
ペットクレートを指定しています。
犬の大きさや
利用目的によって
大きさは異なり、
室内でお留守番用として使う場合は、
犬が中で回れるよりも
少し大き目で
余裕がある方がいいでしょう。
車などの
移動時に利用する場合は、
クレートの中で回れる大きさで
伏せることができる
大きさがいいでしょう。
大きすぎると
移動時に中で大きく
揺さぶられることに
なってしまいます。
ケージ
ケージは基本的に
犬の部屋となります。
寝る場所、ごはんや水飲みの器、
トイレが置けるくらい
余裕をもってくつろげる
広さが必要です。
キャリー
ペットの電車移動やタクシー移動など
持って歩くことが目的として
作られているため、
小型犬の利用が主であり
ケージやクレートのような
耐久性はありません。
飼い主さんが利用しやすい形状で、
愛犬の体重に合わせて選びましょう。
リュック
キャリーと同じく、
ペットの電車移動やタクシー移動など
持って歩くことが目的として
作られているため、
小型犬の利用が主であり
ケージやクレートのような
耐久性はありません。
飼い主さんが利用しやすい形状で、
愛犬の体重に合わせて選びましょう。
犬のハウスのしつけ方
1、クレートの扉を外す
初めて
ハウストレーニングを行うときは、
クレート(ケージ)の扉は付けない、
もしくは勝手に閉まらないように
紐で結んだり
固定しておくことから
スタートです。
2、クレートの中におやつを入れる
犬が見ていない時に、
クレート(ケージ)の中に
おやつを入れておきましょう。
できれば音が鳴らないような、
柔らかいおやつがおすすめです。
3、クレートの中にいる時間を延ばす
ハウスやクレートにいることに
慣れてきたら、
少しずつ中にいる時間を
延ばしていきます。
おやつを毛布などに隠して、
見つけにくくすることで、
愛犬がクレートの中にいる時間が
増えていきます。
クレートの中にいると、
おやつがもらえたり、
褒めてもらえたりする
楽しい場所と
認識してもらえるように
何度も繰り返していきましょう。
4、クレートの扉を付けて練習する
慣れてきたら扉を付け、
犬が外にいる状態で
開けたり閉めたりして見せます。
恐がるようであれば、
おやつをあげながら行いましょう。
5、扉を閉めたり開けたりする
クレート(ケージ)に
犬が入った状態で、
おやつをあげながら
ゆっくりと少しだけ扉を閉め、
またすぐに開けてあげます。
徐々に、閉める頻度や
時間を延ばしていきましょう。
※自然とクレート(ケージ)に
入るようになってから
「ハウス」「入って」などの
コマンドを入れていきましょう。
コマンドは
飼い主さんの言いやすい言葉、
かつ他には使わない言葉であれば
何でもいいので
「帰宅」や「お家」など
ユニークなものを
考えるのも面白そうですね。
犬のハウストレーニングのポイント
大切なのは、
扉が急に閉まったり
音が鳴ったりして怖がらせないこと、
クレート(ケージ)から
おやつが湧いて出てくるように
思わせることです。
飼い主さんが
おやつを入れているのが分かると、
飼い主さんがいないと
クレート(ケージ)での
お留守番できなくなる
可能性があります。
「飼い主さん=おやつ」ではなく
「クレート=いいことがある」
という学習にして、
犬にとってクレートは
「楽しい場所」になるように
してあげましょう。
犬がハウスから出てこない場合
ハウスがお気に入りの場所
散歩やごはんの時以外は
出てこないという場合は、
その子にとって
ハウスがお気に入りの場所
となっています。
「用がないならここにいる」
という状態は
とてもいいことですので、
用がないなら
扉は開けたまま
そっとしておいてあげましょう。
ハウスの外に出ると嫌なことがある
旅行先など
ハウスの外は
知らない場所である場合、
安心できるハウスから
出ないことがあります。
また、家であっても
飼い主さんが怒っている場合や、
散歩が嫌いな子であれば、
散歩に行きたくないがために
ハウスから出ないということが
考えられます。
体調がよくない
部屋が寒かったり、
具合が悪かったりする場合も
出てこないということがあります。
- 「犬の息遣いが荒い」
- 「名前を呼んでみた時の反応が悪い」
- 「食欲がない」
などの症状があれば、
動物病院に連れて行ってあげましょう。
犬用おすすめハウス
ケージタイプ
一般的なケージと同様に
扉がついていいるので、
お留守番時も利用できます。
クッションタイプ
柔らかい素材でできているので、
ベッド代わりとして利用ができます。
まとめ
愛犬がハウスで安心できるように
- 犬のハウストレーニングは
公共交通機関での移動、災害時にも応用できます - 犬のハウスに使うクレートやケージは
犬の大きさや利用目的に合ったものを選びましょう - 犬がハウスから出てこない場合は
何かしらの理由があります
ハウスの一番の意味は、
犬が安心していられる場所であることです。
オシャレや利便性を求めるのもいいですが、
もしもの時のために
普段からクレートトレーニングも
忘れずに行いましょう!
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