犬にトイレのしつけ方!失敗する理由って?

公開日:2022/10/12 / 最終更新日:2023/05/29
犬のトイレのしつけの重要性
犬にとっても
飼い主さんにとっても、
快適に過ごすために
重要になるのが
トイレのしつけです。
ドッグカフェや旅行など、
行動範囲が広がり、
愛犬の健康管理も
しやすくなります。
きちんと
トイレのしつけをすることで、
オシッコやうんちの回数
量・色・臭い・血が混ざっていないか
便の硬さなど、
ちょっとした変化に
気付きやすくなります。

犬がトイレを失敗する理由
トイレの場所を覚えられていない
子犬の頃は
まだトイレの場所を知りません。
きちんとトイレの場所を
教えてあげることが必要です。
トイレの場所を間違えて覚えている
犬は人のように
視覚や位置で
トイレの場所を
認識しているわけではありません。
他の犬や
自分の排泄物の「匂い」で
認識していることもありますが、
足の裏で
トイレの感覚や場所を
認識しているとも
いわれています。
そのため、
オシッコの匂いが残っている場所や、
カーペットや洗濯物などの
ふわふわした場所でも
トイレだと勘違いする
場合があります。
トイレが綺麗ではない
犬は綺麗好きな動物のため、
トイレが綺麗ではないと、
違うところで
排泄することがあります。
怒られたことがある
トイレシーツからはみ出したり、
食糞したりしたことで、
過去に怒られたことがある場合
「ここでトイレをしてはいけないんだ」
と認識し、
違うところでする
場合があります。
ただ怒られただけでは、
犬は
- 「何がいけなかったのか」
- 「どこでトイレをすればいいのか」
がわかりません。
「家の中でトイレをしてはいけない」と思い、
外でしかしなくなる
恐れもあります。
構ってもらえると思っている
初めは
たまたまだったものが、
粗相したときに
飼い主に注目されたことがきっかけで、
構ってほしくて
わざと失敗していることもあります。
その場合は、
声をかけたり
目を合わせたりせず
冷静に片付けましょう。

犬のトイレのしつけの基本
犬のトイレのしつけの前に
大切なことは以下の3つです。
- 失敗させない
- 失敗しても怒らない
- 上手にできたときはたくさん褒める
これら3点を意識して、
トイレのしつけに臨みましょう。

犬のトイレのしつけ方
1、失敗させない環境をつくる
犬は綺麗好きな動物です。
寝るところとトイレは分け、
できるだけ遠い位置に
設置するのがおすすめです。
初めは寝る場所以外に
トイレシートを敷き詰め、
失敗を経験させないようにします。
2、トイレをしやすいときはトイレへ
子犬はトイレを
長い時間我慢できません。
朝起きた後や食後、
たくさんの水を飲んだ後、
運動した後は
トイレをしやすくなる
タイミングです。
トイレを失敗させないように
こまめにサークルなど
トイレシーツを
引き詰めた場所に連れていき、
排泄ができたら、
たくさん褒めてあげましょう。
3、トイレの面積を徐々に小さくする
トイレシートで
排泄ができるようになったら、
トイレは
サークルの外に置いてあげても
大丈夫です。
最初のうちは
トイレシートを何枚も敷き、
トイレを広くして、
だんだんと小さくしていきましょう。

4、コマンドを教える
トイレをするときの合図を
決めることで、
合図があれば
どこでもできるようにする
方法もあります。
「ワン・ツー」や「トイレ」などコマンド
(合図にしたい言葉)を決め、
犬が排泄しているときに
そのコマンドを言うようにします。
だんだんと、
「トイレ=合図」と理解して
覚えてくれるようになります。

犬のトイレのしつけ期間
子犬の場合
まだ何も知らない子犬に
トイレを覚えさせることは、
成犬や老犬と比べて簡単です。
覚えるスピードなど
個体差はありますが、
1カ月~数カ月程度で
できるようになります。
成犬の場合
成犬は子犬よりも
時間がかかります。
それは既に
「トイレはここ」
という学習があるためです。
「今日からこっちでしなさい」
といわれても犬にはなぜ
場所が変わるのかわかりません。
成犬であっても、
2歳、3歳といった
若い子は比較的早く、
6歳、7歳の子は
更に長い時間がかかります。
子犬のように
数カ月という期間ではなく、
年単位の
長い時間をかけて
ゆっくり教えていく
必要があります。
それまでの習慣を変えるのは
人であっても難しいことで
根気が必要です。
焦らずゆっくり
愛犬のペースに合わせて、
気長に教えていきましょう。
老犬の場合
老犬の場合は、
成犬よりも更に長い
期間の練習が必要です。
特に外でしか
排泄してくれない犬は、
足腰が弱ってからだと
犬にとっても飼い主さんにとっても
負担になります。
元気なうちに
しつけを始めることが大切です。
場合によっては
トイレのしつけが
ストレスになることもあります。
無理に
しつけ直しをさせるよりも、
愛犬がストレスなく
トイレができるやり方で、
飼い主さんがサポートして
あげることも大切です。

犬のトイレのしつけグッズ
犬のトイレのしつけ対策として
たくさんのグッズがあります。
トイレのしつけで悩んだら、
グッズに頼ってみても
いいかもしれません。

スプレー
トイレシーツに
スプレーするだけで
犬をトイレの場所まで誘導し、
そこがトイレの場所と
認識させる
2つの成分を配合した、
トイレ・トレーニング剤。
人間には感じられない程度の
匂いのため、
部屋が臭くなる
心配はありません。

人工芝のトイレ
屋外の
草あるところでしかしない
犬のために、
人工芝のトイレ
というものもあります。


おむつ
マーキングが多い犬や高齢犬、
しつけができるまでの間など、
オムツに頼る方法もあります。

まとめ
犬のトイレは褒めてしつけましょう
- トイレのしつけができていると、
愛犬との行動範囲が広がり、健康管理もしやすくなります - トイレのしつけは「失敗させない」「失敗しても怒らない」
「成功したときはたくさん褒める」ことが重要です - 犬のトイレしつけグッズもあります
犬のトイレのしつけで
重要なことは褒めることです。
トイレのしつけに関わらず、
上手くいかないときは、
専門のトレーナーに相談することを
おすすめします。

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