犬にコンニャクを与えてはダメ!
公開日:2021/08/25 / 最終更新日:2023/05/30
犬にこんにゃくを与えるのはNG
こんにゃくはサトイモ科の植物で、
こんにゃく芋と呼ばれる
地下茎を加工して食べられます。
ほとんどは水分で、
残りはコンニャクマンナンと呼ばれる
食物繊維です。
犬も食べることはできますが、
消化に良くなかったり
喉に詰まらせたりするリスクがあるため、
与えるべきではありません。
消化不良の原因になる
こんにゃくは、食物繊維を多く含んでいます。
犬は体の構造から、
繊維質のものを消化するのは
あまり得意ではありません。
そのため、犬にこんにゃくを与えると
消化不良を起こし、
嘔吐や下痢をしてしまう
可能性があります。
喉に詰まらせる可能性がある
こんにゃく特有の
弾力ある食感にも注意が必要です。
犬は食事を噛まずに
飲み込んでしまうことが多いため、
こんにゃくを与えると
喉に詰まらせてしまう可能性があります。
アレルギーの可能性がある
アレルギーは、生まれつきの体質による
先天性アレルギーと、
長い期間同じ食材を食べることにより
発症する可能性がある
後天性アレルギーがあります。
こんにゃくは
「こんにゃくいも」からできているため、
いもアレルギーを引き起こす
可能性があります。
アレルギー症状を発症すると、
以下のような症状が見られます。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 元気がない
- 目の充血
こんにゃくをつかった加工食品を与えるのもNG
糸こんにゃくやしらたき
糸こんにゃくやしらたきは、
こんにゃくを細く加工したものです。
これらも板こんにゃく同様、
犬にとっては消化が難しい
食品ですので、
与えないようにしましょう。
こんにゃくゼリー
おやつとして人気の
「こんにゃくゼリー」ですが、
これも犬には与えないでください。
喉に詰まりやすい
ということも理由の一つですが、
人間用のおやつですので
甘味料や添加物が含まれています。
こんにゃくを食べてしまったときの対処法
犬がこんにゃくを食べてしまったら、
「体調に変化はないか」
「下痢や嘔吐をしていないか」
を確認しましょう。
アレルギーを持っていない
健康な犬がこんにゃくを
ひとかけら食べてしまったからと言って、
急いで動物病院に駆け込む必要はありません。
しかし、愛犬のアレルギーの有無が
分からない場合や、
摂取量が観察できないなどの場合には、
念のため獣医師に相談しましょう。
こんにゃくをダイエット食にするのもNG
低カロリーなこんにゃくを
愛犬のダイエット食にと考える
飼い主さんもいると思いますが、
そういった理由でも与えるのはNGです。
こんにゃくにリスクがあることは
説明した通りで、
そのリスクを取ってまで
こんにゃくでダイエットをする
必要性もメリットもありません。
犬のダイエットは
「栄養バランスの取れた
ごはんを適切な量だけ食べさせること」
「散歩などで消費カロリーを高めること」
が基本です。
まとめ
- 消化不良や喉に詰まらせる原因になる
- 原料である「こんにゃくいも」にアレルギーを起こす可能性がある
- 糸こんにゃくやしらたき、こんにゃくゼリーもNG
ヘルシー食材で知られる
こんにゃくですが、
犬には与えないようにしてください。
もし愛犬にダイエットが必要な場合には、
獣医師に相談した上で、
こんにゃくを与える以外の方法で
おこなうようにしましょう。
PR
「アレルギー」カテゴリーの関連記事
「サプリメント」カテゴリーの関連記事
「しつけ」カテゴリーの関連記事
「ドッグフード」カテゴリーの関連記事
「安いドッグフード」カテゴリーの関連記事
「犬にコンニャク」カテゴリーの関連記事