犬にキウイを与えても大丈夫!

公開日:2021/10/04 / 最終更新日:2023/11/08
犬はキウイを食べても大丈夫
キウイはビタミンCやビタミンE、
食物繊維、カリウムが豊富な果物で、
犬も食べられます。
キウイに含まれる
アクチニジンという酵素には
タンパク質の分解作用があり、
食物繊維とともに
胃腸の働きや消化吸収を良くする
効果が期待できます。
水分量が豊富なので
水を飲むのが苦手な子や
暑い季節の熱中症対策にもよいでしょう。
なお、キウイは体を冷やす果物ですの。
下痢気味の子は控えるようにしてください。

ビタミンC
アスコルビン酸とも呼ばれ、
生体内の異物を解毒する作用や、
免疫機能を向上させる作用があります。
人の場合、
最も要求量の多いビタミンです。
犬の場合は生体内の合成が可能です。
レモン8個分ものビタミンCが含まれています。
ビタミンE
トコフェロールとも呼ばれ、
抗酸化作用を持ち、
アンチエイジングに効果が期待されます。
カリウム
身体の中にある
不要なナトリウムを排出する
働きがあります。

犬はキウイの皮や種を食べても大丈夫?
キウイの皮には食物繊維や葉酸、ビタミンE、
そして抗酸化作用のある
ポリフェノールが含まれます。
ただし犬にとっては消化に悪く、
与えることはオススメしません。
キウイの種は犬が食べても大丈夫です。
種には食物繊維や
脳や目の機能をサポートする
オメガ3脂肪酸が含まれます。
基本的には消化されずに
排泄されますが、
便の流れを良くして
消化をサポートしてくれます。

キウイはアレルギー食品
キウイは桃やメロンなどと並んで
アレルギーの原因になる果物です。
与えて数時間後に
口や目のまわりを痒がる、
食べたら嘔吐するという場合は
キウイに対して
アレルギーがある可能性があります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚をかゆがる
- 元気がない
- 目の充血
このような症状が見られる場合、
すぐに動物病院へ相談してください。
その際に、どの程度、いつ食べたかを
きちんと説明するようにしましょう。
キウイに限らず、
犬にとって初めての食べ物を与えるのは、
摂取後しばらく
様子を見られる時にしましょう。
食べさせた後に
一緒にいられない場合は、
その後の様子を
観察することができないので、
与えるべきではありません。

キウイってどんな果物?
キウイ(kiwifruit)は
マタタビ科のフルーツで、
中国原産の(びこうとう)と
呼ばれていたものが
ニュージーランドで
品種改良されて生まれました。
当初は「チャイニーズ・グーズベリー」と
呼ばれていましたが、
アメリカに輸出されるようになった際、
ニュージーランドの国鳥
「キーウィ(kiwi)」の名にちなんで
「キウイフルーツ」と命名されました。
国内では愛媛県や福岡県、
和歌山県が主な産地で、
10~11月に収穫されて
翌年の6月まで出荷されます。

犬にキウイを与える際の注意点
キウイは犬にとっても
健康に良い食べ物ですが、
毎日与える必要はありません。
与え過ぎは過剰な糖分摂取になり、
肥満になる可能性があります。
特にダイエット中の
ワンちゃんは注意が必要です。
おやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。
皮は与えないように
皮は農薬残留のリスクがあります。
消化にも良くないため、
きちんと皮をむいてから
与えるようにしましょう。
誤飲してしまうと
胃や腸に残り、
嘔吐や下痢などを起こす可能性があります。

まとめ
- キウイはアレルギー食品のため摂取後は要観察
- 便秘解消・水分補給に効果あり
- 毎日与える必要はない
- 過剰摂取は肥満の原因に
- キウイを使った犬用おやつがオススメ
愛犬の健康は飼い主さん次第です。
そのため、きちんと
正しい情報を理解した上で、
愛犬がずっと健康で
長生きできるように
大切に育ててあげてくださいね!
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