犬にりんごを与えても大丈夫!
公開日:2021/12/15 / 最終更新日:2024/01/10
犬はりんごを食べても大丈夫
りんごはカリウムやビタミンC、
食物繊維、ポリフェノールが豊富で、
犬も食べられる食材です。
栄養価が高いことから
「りんごが赤くなると医者が青くなる」
「1日1個で医者いらず」
と言われることもあります。
りんごの食物繊維ペクチンは、
最近の研究で食物アレルギーの
抑制作用や抗がん作用、
下痢原性大腸菌に対する
感染予防作用があることが
わかってきました。
りんごには
さまざまなポリフェノールが含まれ、
強い抗酸化作用があります。
りんごを切った際に
切り口の色がだんだん
変色していくのは、
ポリフェノールが酸素に触れて
酸化するためです。
ペクチンもポリフェノールも
りんごの皮部分に多く含まれますので、
皮も一緒に
食べさせてあげるといいでしょう。
また、りんごの80%以上を
水分が占め、
水分摂取が苦手な子や
シニア犬(老犬)のおやつにオススメです。
犬へのりんごの適切な与え方
小さくカットして
愛犬にりんごを与える場合は、
食べやすいサイズに
細かく切って与えましょう。
大きな塊を
丸ごと誤飲してしまうと、
りんごが体内に詰まり、
腸閉塞になってしまう可能性があります。
老犬の場合は、
さらに消化を良くするために
すりおろしたり、
ミキサーでりんごジュースにしたりして
与えても良いでしょう。
その際に塩や砂糖などの
調味料は入れてはいけません。
皮を与える場合は、
きちんと洗ってから
与えるほうが安心です。
無農薬栽培でない場合は、
皮に農薬物質が残留している
可能性があります。
冷凍して
暑い夏の熱中症対策として
氷をおやつにしている方も
多いと思いますが、
小さく角切りにしたりんごを
一緒に冷凍すれば
美味しいりんごアイスができます。
りんごの栄養も
同時に摂ることができるので
オススメです。
また、りんごを使った
市販のおやつなら、
手軽にりんごを与えることができます。
犬にりんごを与える際の注意点
種と芯は取り除く
りんごの種や茎、芯には
犬にとって有害な成分が
含まれていますが、
大量に食べない限り
問題はありません。
残す理由はありませんので、
トッピングやおやつとして
与える際は取り除くようにしましょう。
※リンゴの種子には
アミグダリンという化合物が含まれ、
犬がリンゴの種子を食べると
腸内で毒性のあるシアン化水素が発生します。
特にすり潰して粉状になっていると
吸収率が高まります。
粉にしたリンゴの種を
何十個も食べなければ
問題にはなりませんので、
犬がリンゴを食べる際に
含まれる程度の種で
心配する必要はありません。
与えすぎに注意
りんごには多くの糖質が含まれるため、
与え過ぎは
肥満や糖尿病の原因になります。
おやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。
アレルギーの可能性
アレルギーを持っている子もいるので
最初は少量を食べさせることから
スタートさせてあげましょう。
アレルギー症状の中には
下痢なども含まれていますが、
必ずしもアレルギーが原因ではない
場合もあります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚の痒み
- 元気がなくなる
- 目の充血
りんごに限らず、
犬にとって初めての
食べ物を与える際は、
摂取後しばらく様子を
見られる時にしましょう。
もし、りんごを食べて
体調を崩した場合は、
早めに動物病院に連絡をしてください。
まとめ
愛犬にりんごはOK!
食べやすいようにカット!
- 与える際は種や芯を取り除きましょう。
- 食べやすい大きさにカットしましょう。
- 与え過ぎは肥満や糖尿病の原因になります。
人間にとって美味しい食材でも、
犬にとっては危険な食べ物も
たくさんあります。
それらをきちんと理解した上で、
楽しいペットとの
食ライフを過ごしてくださいね!
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