犬にとうもろこしを与えても大丈夫!
公開日:2024/11/07 / 最終更新日:2024/11/07
犬が大好きなとうもろこしの栄養成分
とうもろこし(コーン)は
犬が食べて大丈夫な野菜です。
甘いとうもろこしは、
おやつとして
ワンちゃんも大好き。
一方で、
食べさせ方によって
消化不良を引き起こす
可能性があるため、
注意しましょう。
- エネルギー 95kcal
- 水分 75.4g
- 糖質 15.5g
- カリウム 290mg
- リン 100mg
- 葉酸 86μg
- 食物繊維 3.1g
※皮つき、生100g当たり
特徴
カリウム
過剰な塩分を排出して
ナトリウムとのバランスを保ち、
血圧を安定させる効果があります。
腎臓病の場合は
過剰(高カリウム血症)になり
心臓にダメージを与えてしまいます。
摂取量に注意が必要です。
リン
骨や歯の形成、
エネルギー代謝に
重要な役割を果たしています。
腎臓病の犬猫では
リンの排出が正常に行われず
腎臓病を悪化させてしまうため
制限が必要です。
葉酸
体の細胞の生まれ変わりや
成長をサポートするという
大切な役割を持ち、
「造血のビタミン」と呼ばれます。
不足すると
貧血や免疫力の低下につながります。
食物繊維
腸内細菌のエサとなって
腸内環境を改善したり、
食後の血糖上昇をゆるやかにして
糖尿病を予防したりします。
水溶性は満腹感の持続や下痢の改善、
不溶性は便秘の改善などの効果が
期待できます。
犬へのとうもろこしの適切な与え方
茹でるかペーストに
とうもろこしを与える場合は、
生ではなく、
粒を茹でるか、
ミキサーで
ペースト状にして与えると
消化に良いでしょう。
缶詰のとうもろこしは無添加を
缶詰によっては
砂糖などが入っているため、
無添加のとうもろこしであれば
大丈夫でしょう。
量は少なめに・何粒まで?
大量に与えると
お腹を壊す恐れがあるため、
トッピングしたり、
おやつとして与える場合は
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。
ドッグフードに含まれるとうもろこしは?
ドッグフードには
とうもろこしや、
とうもろこしから得られる
「コーングルテンミール」
「コーングルテンフィード」
と呼ばれる成分が
入っていることが多くあります。
とうもろこしは
炭水化物として
エネルギー源になりますが、
犬にとって
より重要なのは
タンパク質です。
原材料欄の最初に
とうもろこしが記載されている
ドッグフードを選ぶのは
おすすめしません。
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犬にとうもろこしを与える際の注意点
とうもろこしの芯は絶対に与えない
腸や喉に
詰まる可能性があるため、
芯を与えることは
避けましょう。
芯を誤飲した場合、
以下の症状が出る恐れがあります。
- 脱水症状
- 昏睡
- 運動機能の低下
- 嘔吐
- 食欲喪失
- 下痢
上記の症状が出ている場合は
すぐに
動物病院に連絡をしましょう。
誤飲の程度によっては
手術が必要になる場合もあります。
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アレルギーの可能性
とうもろこしのアレルギー報告は
牛肉や鶏肉、
小麦よりは少なく、
大豆やラム肉、
卵と同程度です。
アレルギーの場合は、
以下のような
症状が見られます。
気になる症状がある場合は、
すぐに
かかりつけの獣医師に
相談しましょう。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚の痒み
- 元気がない
- 目の充血
アレルギー検査で
原因の食材を
特定することはできません。
陽性反応が出たとしても、
症状が出ていなければ
食べて大丈夫です。
アレルギー食材を
特定したい場合は、
獣医師の指示のもと
除去食試験を行ってください。
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味付きポップコーンはNG
塩やバターで味付けを
まったくしておらず、
火傷しないくらい
冷めている状態であれば、
問題はありません。
ただ
油で揚げるのではなく、
煎る方法で与えましょう。
消化には悪いため、
与え過ぎは
肥満にもつながり
良くありません。
歯の隙間に挟まることで
歯周病の原因にもなるため、
定期的な歯磨きが
必要になるため、
積極的に
与える必要はないでしょう。
まとめ
- 茹でるか、ペースト状にしたものを与えましょう
- 芯を与えるのはNG
- 与え過ぎは下痢の原因になります
とうもろこしは
おやつとして適量を
与える程度にしましょう。
楽しく健康なペットライフを
過ごしてくださいね。
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