犬にごぼうを与えても大丈夫!
公開日:2021/10/12 / 最終更新日:2023/05/30
犬はごぼうを食べても大丈夫
ごぼうはカリウムや
食物繊維が豊富で、
犬が食べても大丈夫な野菜です。
漢方薬としても使われ、
カリウムの利尿作用から
熱を冷ます効果があります。
アミノ酸も多く、
アルギニンやアスパラギン酸は
疲労回復の効果があります。
ごぼうの食物繊維は不溶性の「リグニン」と
水溶性の「イヌリン」があり、
リグニンは水分を吸収して
便通を良くしたり、
コレステロールを下げたりしてくれます。
イヌリンはゲル状になって
血糖上昇を抑えるダイエット効果や、
腸内細菌のエサになって
腸内環境を整える効果が
期待されます。
ごぼう(茹で)
- エネルギー 50kcal
- カリウム 210mg
- アルギニン 260mg
- アスパラギン酸 170mg
- 水溶性食物繊維 2.7g
- 不溶性食物繊維 3.4g
バナナ
- エネルギー 86kcal
- カリウム 360mg
- アルギニン 45mg
- アスパラギン酸 100mg
- 水溶性食物繊維 0.1g
- 不溶性食物繊維 1.0g
納豆(ひきわり)
- エネルギー 185kcal
- カリウム 700mg
- アルギニン 970mg
- アスパラギン酸 1900mg
- 水溶性食物繊維 2.0g
- 不溶性食物繊維 3.9g
さつまいも(蒸し)
- エネルギー 46kcal
- カリウム 390mg
- アルギニン 34mg
- アスパラギン酸 170mg
- 水溶性食物繊維 1.0g
- 不溶性食物繊維 2.8g
※各100g当たり
犬にごぼうを与える際の注意点
アレルギーの可能性
アレルギーは、
生まれつきの体質による
先天性アレルギーと、
長い期間同じ食材を食べることにより
発症する可能性がある
後天性アレルギーがあります。
ごぼうを初めて与える際は、
少量からスタートしましょう。
以下の症状が見られた場合は、
アレルギーの可能性があります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 元気がない
- 目の充血
ごぼうを食べた際に
上記のような症状が現れた場合は、
獣医師に相談しましょう。
生のまま与えない
犬はからだの構造からして、
ごぼうなどの根菜を
消化するのが得意ではありません。
生のまま与えると
消化しにくいのはもちろんのこと、
火を通していても
人間が食べる時のサイズ
(細切りや笹がきなど)だと、
犬にとっては負担になる可能性があります。
そのため、与える際は
加熱して細かく刻んであげるか、
すり潰してあげると、
効率的に栄養を摂取できるでしょう。
与え過ぎない
ごぼうを与え過ぎると
消化不良を起こし、
下痢や嘔吐の原因になる可能性があるため、
与え過ぎないようにしましょう。
総合栄養食へのトッピングや
おやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。
ごぼう茶は飲ませても大丈夫?
美容と健康に良い
飲み物として注目されている
ごぼう茶。
ごぼう茶は基本的に
ごぼうを煮出しただけですので、
犬に飲ませても問題ありません。
しかし、ごぼうの風味が苦手な人が
飲みやすいように加工されていたり、
添加物が入っていたりするものも
ありますので、
犬に与える場合は
原材料を確認してからにしましょう。
まとめ
- 与える際は、加熱して細かく刻む
- 消化不良を起こす可能性があるため、与える際は少量に
- ごぼう茶を与える際は、原材料を確認してから
栄養価の高いごぼうですが、
与え過ぎると
逆効果になってしまいますので、
十分注意してくださいね。
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