犬におからを与えても大丈夫!
公開日:2024/11/07 / 最終更新日:2024/11/07
犬はおからを食べても大丈夫
おからは
大豆から豆乳を搾り取った後の
搾りかすで、
犬が食べても大丈夫です。
タンパク質やビタミン
(ビタミンB1、ビタミンB2、
ビタミンB6、ナイアシンなど)、
ミネラル
(カリウム、カルシウム、
マグネシウム、鉄など)を多く含み、
栄養価が
非常に高い食材です。
おからには
ごぼうの
2倍近い食物繊維
(全体の40%ほど)が含まれ、
ダイエットの
かさ増し食材としても人気です。
他にも
抗酸化作用のある
「イソフラボン」や「サポニン」、
脳神経の健康維持が期待される
脂質「レシチン」も豊富に含みます。
低脂肪なので、
膵炎のワンちゃんにも
良い食材です。
こんな子にオススメ
- ダイエット中の子に
低カロリーで満腹感を得やすい - 便秘気味の子に
食物繊維が腸の動きを促進 - 皮膚や被毛を維持したい犬に
抗酸化作用でアンチエイジング
栄養素
ビタミンB1
チアミンとも呼ばれ、
補酵素として糖質がエネルギーに
変換されるのをサポートします。
疲労回復効果があり、
不足すると神経や心臓に障害が起こります
(人では「脚気(かっけ)」と呼ばれる病気)。
ビタミンB2
リボフラビンとも呼ばれ、
補酵素として脂質のエネルギー変換をサポートします。
「発育のビタミン」と言われるように、
不足すると成長障害や皮膚疾患、
被毛のトラブルにつながります。
ビタミンB6
補酵素としてタンパク質の合成や
エネルギーの産生をサポートします。
免疫や神経伝達に関わり、
皮膚の健康維持にも欠かせない栄養素です。
ナイアシン
酵素として、エネルギーを作り出したり
脂質や糖質、タンパク質を
代謝したりする際に利用されます。
不足すると「ペラグラ」と呼ばれる
欠乏症を引き起こし、
皮膚の炎症や下痢、認知症につながります。
カリウム
過剰な塩分を排出して
ナトリウムとのバランスを保ち、
血圧を安定させる効果があります。
腎臓が弱っている場合は過剰になり
心臓にダメージを与えてしまいます。
摂取量に注意が必要です。
カルシウム
骨や歯の材料になるだけでなく、
神経の情報伝達にも重要な役割を持ちます。
マグネシウム
骨を作り心臓を動かすために
欠かせないミネラルで、
不足すると骨粗鬆症や不整脈などの
心疾患につながります。
過剰摂取ではストルバイト結石の
リスクを高めるため、摂取量に注意が必要です。
鉄
血液中で酸素を運んだり筋肉中で
酸素を受け取ったりする働きを持ち、
体を動かすために欠かせないミネラルです。
不足すると皮膚や被毛のトラブル、
イライラ感につながります。
食物繊維
腸内細菌のエサとなって腸内環境を改善したり、
食後の血糖上昇をゆるやかにして
糖尿病を予防したりします。
水溶性は満腹感の持続や下痢の改善、
不溶性は便秘の改善などの効果が期待できます。
おからはどこで買える?
生おからは
スーパーの豆腐売り場や
街の豆腐屋さんで
販売されていますが、
生タイプは消費期限が短いので
注意が必要です。
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乾燥おからの成分特徴
乾燥おからの成分特徴は
大豆ならではの良質なタンパク質や
レシチンなどが
たっぷり含まれているだけではなく、
食物繊維・カルシウムも豊富です。
おからでかさ増しダイエット
おからは
食物繊維が豊富に含まれているため、
低カロリーながら
満腹感を感じやすく、
食べ過ぎを
抑制することができます。
また、
食物繊維は
炭水化物や脂質の消化・吸収速度を
遅らせる作用があり、
血糖値の急上昇を
抑制することも期待されます。
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おからパウダー(乾燥おから)は
日持ちするため使いやすく、
スーパーや製菓材料店、
ドラッグストア、ネット通販などで
購入することができます。
犬におからを与える際の注意点
1、与え過ぎに注意
トッピングやおやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。
2、アレルギー
調査によると大豆は
牛肉、乳製品、鶏肉、小麦に続いて
5番目に
アレルギー報告の多い
食材だったそうです。
初めて食べる場合は
少量にして、
変化がないか
様子を見ながら
与えるといいでしょう。
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3、消化不良
おからは食物繊維が多く
腸内環境の改善に効果的ですが、
大量に摂取すると
消化器系に
負担をかけてしまいます。
下痢や便秘を引き起こしたり、
胃や腸が膨れて
不快感や吐き気を催したりする
可能性があります。
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犬へのおからの適切な与え方
与えていい量
1日の適正カロリー量の
10%以内を与えるようにしてください。
例えば
1日の適正カロリー量が
226kcalの犬の場合
22.6kcalまでが
与えていい量となります。
100gで
88kcalの生おからであれば、
26gまで与えて大丈夫です。
(他にトッピングやおやつを与えない場合)
ただし、
犬によっては
食物繊維の摂り過ぎで
お腹を壊す可能性もあります。
10%以内というのは
あくまで上限値として、
少量から始めて
愛犬の様子を見ながら
少しずつ
増やしていくようにしてください。
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まとめ
- 犬はおからを食べても大丈夫
- 腸内環境を整え、ダイエットにも◎
- 与えすぎは消化不良や下痢の原因に
おからは
栄養たっぷりで
食物繊維も多いことから、
ダイエットの際の
かさ増し食材として人気です。
ただし、
与えすぎは
消化不良や
下痢の原因になりますので、
愛犬に合った量を
与えるようにしましょう。
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