犬にいちごを与えても大丈夫!でもキシリトールで下痢になることも!
公開日:2024/06/07 / 最終更新日:2024/06/07
犬はいちごを食べても大丈夫
いちごは
ビタミンCやカリウム、
カルシウム、葉酸、
食物繊維などを含み、
犬が食べても大丈夫な果物です
(園芸学では野菜に分類されます)。
いちごが赤いのは
ポリフェノールの一種
「アントシアニン」が含まれるからで、
アントシアニンには
強い抗酸化作用があります。
いちごに含まれる栄養素
- エネルギー 31kcal
- 水分 90.0g
- 糖質 7.1g
- カリウム 170mg
- カルシウム 17mg
- 葉酸 90μg
- ビタミンC 62mg
- 食物繊維 1.4g
※100g当たり
栄養素
カリウム
過剰な塩分を排出して
ナトリウムとのバランスを保ち、
血圧を安定させる効果があります。
腎臓が弱っている場合は過剰になり
心臓にダメージを与えてしまいます。
摂取量に注意が必要です。
カルシウム
カルシウムは
骨や歯の材料になるだけでなく、
神経の情報伝達にも
重要な役割を持ちます。
カルシウムは不足したときだけでなく、
過剰摂取でも
整形外科疾患のリスクを高めます。
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鉄分
血液中で酸素を運んだり
筋肉中で酸素を受け取ったりする
働きを持ち、
体を動かすために欠かせない
ミネラルです。
不足すると
皮膚や被毛のトラブル、
イライラ感につながります。
葉酸
体の細胞の生まれ変わりや
成長をサポートするという
大切な役割を持ち、
「造血のビタミン」と呼ばれます。
不足すると
貧血や免疫力の低下につながります。
ビタミンC
強い抗酸化作用を持ち、
がん予防や
アンチエイジングの効果が
期待されます。
生体内の異物を解毒する作用や、
免疫機能を向上させる
作用もあります。
犬は体内で合成することが可能です。
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食物繊維
腸内細菌のエサとなって
腸内環境を改善したり、
食後の血糖上昇をゆるやかにして
糖尿病を予防したりします。
水溶性は
満腹感の持続や下痢の改善、
不溶性は
便秘の改善などの効果が期待できます。
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犬にいちごを与える際の注意点
犬にいちごを与える際は
以下の点に注意が必要です。
- アレルギー
- キシリトール
1、アレルギーに注意
いちごを初めて食べてから数回までは、
アレルギー症状が出ないか
様子を見るようにしてください。
体を痒がったり、
嘔吐・下痢が見られる場合は
アレルギーの可能性がありますので
獣医師に相談しましょう。
なお、
アレルギー検査で陽性が出た食材は
食べられないと考える
飼い主さんが少なくありませんが、
実際に
アレルギー症状が出ていなければ
与えても問題ありません。
誤解から
愛犬の食の選択肢を
狭めてしまわないように
してください。
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2、キシリトールに注意
いちごには、
犬にとって有害な成分である
キシリトールが含まれています。
犬が体重1kg当たり
100mg以上のキシリトールを摂取すると
低血糖や肝機能の低下などの
中毒症状を引き起こす
可能性があります。
いちご100g当たりに含まれる
キシリトールは
44mgです。
いちご1粒の重さは
小粒で7g、
中粒で15g、
ジャンボサイズで50g
とされていますので、
10kgの中型犬の場合、
小粒で320粒、
ジャンボサイズで45粒ほど食べると
危険だと考えられます。
(個体差があります)
数粒与えただけで
中毒症状が出ることは考えにくいですが、
ドライフルーツのように
乾燥した状態では
摂取量が多くなる点に
注意が必要です。
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いちごの与え方
犬にいちごを食べさせる際は、
そのまま与えるのではなく、
ヘタを取り
小さく切ってからあげましょう。
潰してあげるのも
いいでしょう。
ただし、
いちごに含まれる
ビタミンCは水溶性のため、
ヘタを取ってから洗うと
ビタミンCが流出してしまいます。
水洗いは
ヘタを取る前にしましょう。
甘酸っぱくて
食べやすいいちごですが、
与え過ぎは
肥満の原因になります。
おやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。
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人間用の加工品はNG
人間用に加工された食品は、
砂糖や塩、添加物などが
含まれている場合があります。
そのため、
犬には与えないようにしましょう。
いちごヨーグルト
市販の
いちごヨーグルトには
大量の砂糖が含まれている
可能性があるため、
与えないでください。
無糖のヨーグルトであれば大丈夫。
いちごは
脂質と一緒に摂ることで、
ポリフェノールの吸収率を
高めることができます。
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いちごジャム
市販のいちごジャムにも、
大量の砂糖が含まれています。
そのため、
もしジャムを与えたいのであれば、
無糖の
ジャムを手作りしてあげましょう。
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まとめ
- 与える際は、ヘタを取り小さくカットしてあげる
- キシリトールが含まれているため、与え過ぎには十分注意する
- 人間用に加工された食品は与えない
いちごには
キシリトールが含まれているため、
与え過ぎには
くれぐれも気をつけてください。
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