犬にあさりを食べさせると危険!
公開日:2021/07/28 / 最終更新日:2023/05/30
犬はあさりを食べても大丈夫
あさりはタンパク質やビタミンB12、
鉄、マグネシウムを含み、
加熱してあれば
犬が食べても大丈夫な食材です。
タウリン
あさりにはアミノ酸の一種である
タウリンが豊富に含まれています。
タウリンはコレステロール値を低下させ
肝機能を強化する働きがあります。
ビタミンB12
貝類の中でもあさりは
ビタミンB12が最も多く含まれています。
ビタミンB12は
造血作用に重要な成分のため、
貧血対策に有効です。
犬にあさりを与える際の注意点
消化不良による下痢や嘔吐
犬は魚介類を食する習慣はあまりないので、
あさりを含む魚や
貝などをうまく消化できません。
あさりは小さな貝ですが、
小型犬にとっては
消化しづらい大きさとなる可能性があります。
消化不良による下痢や
嘔吐を引き起こしてしまうと
体力低下につながります。
そのため与える際は
小さく刻んであげるとよいでしょう。
また、犬用であさりのおやつなどもありますが、
消化に悪いことに変わりはありません。
初めて食べさせる時は
少量からスタートし、
食べた後は様子を見ておくようにしましょう。
貝殻の誤飲の危険性
貝殻を食べてしまった場合は
消化は困難です。
便として出てくる可能性もありますが、
犬から目を離さないようにし、
様子を見て獣医さんに
相談するようにしましょう。
生のあさりに注意
チアミン(ビタミンB1)を分解する
酵素「チアミナーゼ」を摂ることで
チアミンが不足すると、
「チアミン欠乏症」になってしまいます。
私たち人間では
「脚気(かっけ)」とも呼ばれています。
チアミナーゼを含む食材としては
イカが有名ですが、
あさりにも多く含まれます。
生のあさりを食べたからといって
急に問題になることはありませんが、
毎日のように与えていれば
チアミン欠乏症となります。
チアミナーゼは加熱することで
不活性化します。
あさりは生で与えず、
茹でるなど加熱したものを
与えるようにしてください。
与えてはいけない貝があります
貝類にはあさりの他にも
多くの種類があります。
犬に与えてよい種類はしっかりと確認し、
「あさりを食べられるんだから
貝類は与えてOKなんだろう」
という誤解をしないように気をつけましょう。
犬に与えても良い貝
- あさり
- シジミ
- ホタテ
上記の貝類は
犬用のおやつや
レシピの材料として
紹介されていることもあります。
犬に与えてはいけない貝
- ツブ貝
- 赤貝
- アワビ
- トリガイ
上記の貝類は
犬にとって
毒性のある成分を持っていたり、
中毒症状を引き起したりする
可能性があります。
まとめ
- 必ず加熱したものを与えましょう
- 貝殻は与えてはいけません
- 小さく刻んであげてください
- 与えてはいけない貝類もあります
食べさせる場合は
愛犬の体質をしっかりと確認してから、
注意事項を守り与えるようにしましょう。
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