犬と遊ぶのはコミュニケーションの一環!
公開日:2021/10/04 / 最終更新日:2023/05/30
犬と遊ぶこととは
犬の遊びは
- 「欲求を満たすこと」
- 「ストレスを発散させること」
- 「コミュニケーションの一環」
といった役割があります。
子犬・成犬・シニア犬で
遊び方は異なり、
飼い主さんと遊ぶ場合と、
犬同士で遊ぶ場合でも
遊び方は変わってきます。
年齢別の犬の遊び方
飼い主さんと
愛犬が一緒に遊ぶことは、
コミュニケーションの一環となり、
良い関係作りにつながります。
世代ごとに得手不得手なことが異なります。
子犬の遊び方
子犬は成長段階のため、
ジャンプをするような
体に負担をかける遊びや
難しい遊びは向いていません。
好奇心旺盛な子犬は、
ボールやロープなどの
おもちゃを追い掛けさせたり、
引っ張りっこ遊びもいいでしょう。
おもちゃの好みは
その子によって異なります。
さまざまな形状や
素材のおもちゃを
用意してあげられるといいですね。
家の中で名前を呼んで走らせることで、
子犬も遊びの一環として楽しんで
「おいで」を覚えることができ、
遊びの中で「待て」や「お座り」などの
コマンドトレーニングも
楽しく教えることができます。
成犬の遊び方
身体がしっかりできあがったら、
屋外で体を動かす遊びをしましょう。
ドッグランなどでの
リードフリーで走らせたり、
他の犬との遊びも
とても良い発散になります。
広い場所でのボール遊びや、
アジリティーやディスクなどは、
良い運動や、良いコミュニケーション、
トレーニングにつながります。
頭を使わせる遊びも
できるようになるため、
トリック(芸)を教えたり、
嗅覚を使ったゲームを
教えたりすることもできます。
シニア犬の遊び方
運動量が減り筋力が低下するため、
激しい運動や
長い時間遊ぶことができなくなります。
愛犬の体調などに気をつけながら、
刺激のある
楽しい遊びをさせてあげましょう。
犬の最大の特徴でもある嗅覚は、
視覚や聴覚と比べ
長く残るといわれています。
ノーズワークといった
嗅覚を使った
遊びを取り入れることをオススメします。
犬と遊ぶ場所・遊び方
家の中(室内)
子犬やシニア犬は
家の中で遊ぶことが多くなります。
家の中でもストレスをためないよう、
工夫して遊んであげましょう。
おもちゃで遊ぶ
- 「引っ張りっこ」
- 「持ってこい遊び」
- 「ボールキャッチ」
など、おもちゃを使って
体を動かしてあげましょう。
遊びの終わりは
犬が飽きる前です。
まだ遊びたいくらいで
終わらせることで、
集中力のオンとオフの
練習にもなります。
おもちゃは、出しっぱなしにしないで
飼い主さんと
遊ぶときだけ出すようにすると、
遊ぶときに集中して
遊んでくれるようになります。
トリック(芸)
すでに覚えている
トリックをランダムですることも、
頭を使う遊びです。
新しいトリックを教えることも、
おやつ(フード)を使って楽しくできます。
犬の集中力は
15分程度といわれているため、
新しく教える場合は
一度で覚えさせようとしないで、
短い時間で気長に教えてあげましょう。
宝探しゲーム(ノーズワーク)
犬が見てないところで、
おもちゃやおやつを隠し、
犬が嗅覚を使っ
て隠されたものを探し出すゲームです。
初めは犬が見ているところで、
短い距離に置いて
「サーチ」や「探せ」などの
コマンドを言います。
段々と距離を離したり、
物陰に隠したりと
レベルを上げていきましょう。
ノーズワークは
とても疲れる遊びなので、
1回に3ゲームくらいがいいでしょう。
年齢問わず楽しめますが、
特に子犬期やシニア期にオススメです。
室内ドッグラン
雨でも走らせてあげたい時は、
室内ドッグランがオススメです。
場所によっては、
アジリティーの道具がある場所や
貸し切りできる場所もあるため、
運動不足なワンちゃんや
人見知りのワンちゃんにもオススメです。
他の犬たちとの触れ合いや遊びは、
とても楽しく、
刺激的で良い発散になります。
屋外
日の光を浴びて自然の空気を
いっぱい感じることができます。
音や臭い、
室内よりもたくさんの刺激があるので
リフレッシュになり、
環境に慣れるきっかけにもなります。
ロングリードを使って
広い公園でフリスビー(ディスク)や
ボール遊びなど、
思いっきり走り回るだけでも
ワンちゃんは楽しんでくれます。
毎日のただのお散歩だけじゃなく、
広い公園などでの
遊びも定期的にしてあげたいですね。
屋外ドッグラン
ドッグランの多くは、
小型犬エリアや中大型犬エリア、
全犬種OKなエリアなど
分かれていることがほとんどです。
敷地が広い場合には、
プールがあるエリア、
アジリティー道具があるエリア、
貸し切りエリアなど、
いろいろ揃っている施設も。
なによりノーリードで
遊べる場所のため、
犬にとって最高の
ストレス解消につながります。
ドッグランによっては
イベントが開催されることもあります。
普段は出会えない犬種と出会ったり、
お友達作りや犬の運動会
などがあったりするのは、
ドッグランのイベントならではです。
犬の一人遊び
お家でも外でも
一人遊びをする犬は多いです。
一人遊びは
犬種としての性格や
その子の個性が表れる行動の1つです。
犬の一人遊びは
以下が挙げられます。
- 走り回る
- 穴を掘る
- 地面に背中を擦り付ける
- おもちゃをかじる
- 葉っぱなど動くものを追いかける
- おもちゃなど音を鳴らす
- ボールを自分で投げて追いかける
愛犬の「好きなこと」を知ることで
しつけをしやすくなります。
物でなくても「好きな行動」でも
しつけをすることができるので、
よく観察してみましょう。
犬同士の遊び方
犬が遊びに誘うときは
「プレイバウ」と呼ばれる
前かがみになるポーズをとります。
犬同士の遊びには、
社会性を身に付け、
犬同士の付き合い方を学ぶきっかけになるなど、
犬同士だからこそ得られることがたくさんあります。
ただ、事故などのリスクもあるので、
慎重にいく必要があります。
ドッグランで嫌がっている犬に、
愛犬がしつこく
遊びを誘っている場合には、
飼い主さんが止めてあげましょう。
YouTube 動画
追いかけっこ遊び
YouTube 動画
お互い足を狙う遊び方
YouTube 動画
体当たり遊び
犬と遊びながらしつけができる
犬は「考えること」と
「褒められること」が好きな動物です。
愛犬が好きな遊びを応用することで、
しつけをすることもできます。
遊びを応用したしつけは、
とても良い刺激と
コミュニケーションになります。
方法が難しければ、
ドッグトレーナーに相談してみてください。
伏せ
おもちゃが好きな犬であれば、
おもちゃを追い掛けさせながら、
膝の間をくぐらせることで
自然と「伏せ」の姿勢ができます。
おすわり
おもちゃをゆっくり
犬の頭上に持っていくことで
「おすわり」をさせることも。
もってこい
ボールを追い掛けるのが
好きな犬であれば
「もっと投げて!」という
要求を利用することで、
自然と「もってこい」ができるようになります。
犬が持ってくるときに
「持ってきて」などの言葉を付けることで、
コマンド(指示語)として教えることができます。
ちょうだい(離せ)
引っ張りっこをしている時に
引っ張る手を止め、
じっとしていると、
犬はおもちゃから口を離します。
犬がおもちゃを離したら、
また遊んであげましょう。
引っ張る手を止めた時に
「ちょうだい」「離して」
などの言葉を言うことで、
段々と学習して
コマンドとして覚えさせることができます。
まとめ
犬との遊び方は工夫次第!
- 犬の遊びには「欲求を満たす」「ストレスを発散させる」
「コミュニケーションの一環」といった役割があります - 年齢別におすすめの犬の遊びは異なります
- 愛犬の好きな遊びがわかれば、
遊びながらしつけができるようになります
犬との遊びは、
工夫次第でいろいろな方法で
楽しむことができます。
楽しく行えばしつけも遊びになります。
愛犬の好きなものや
好きな行動を知って、
楽しくコミュニケーションを取りましょう。
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