犬が鯛を食べても大丈夫?

公開日:2024/06/11 / 最終更新日:2025/01/31
鯛に含まれる主な栄養素
たんぱく質
たんぱく質は、
人間だけでなく犬にとっても、
丈夫な
体づくりのために必要な栄養です。
たんぱく質は
体内では生成されないため、
食品から摂取する必要があります。
たんぱく質は、
アミノ酸に分解され、
小腸から体内に吸収されるため、
肉食動物の猫や、
肉食動物に近い雑食性動物の犬にとって、
エネルギー源とされています。
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ナイアシン
ナイアシンは
ビタミンB3に分類される
栄養素です。
ナイアシンは、
皮膚を乾燥から守るほか、
脂肪をエネルギーに
変換する役割があります。
DHA・EPA
「DHA(ドコサヘキサエン酸)」
「EPA(エイコサペンタエン酸)」は、
海水魚の魚油に
多く含まれる脂肪酸です。
私たち人間の
健康成分としても有名ですが、
犬にとっても
非常に大切な栄養成分で、
網膜や神経組織の発達を
サポートするといわれています。
また、
EPAは血液の流れを良くするため、
心・腎機能をサポートしてくれます。
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タウリン
犬は猫とは異なり、
体内で
タウリンを作ることができるので
必須アミノ酸ではありません。
そのため
意識して食事でとる
必要はありませんが、
年齢や体質によっては
十分に体内で
作り出せるとは限らないので、
フードやサプリで
摂取させることが一般的です。
動脈硬化や貧血、
視力低下などを予防する
効果が期待されます。
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犬に鯛を与える際の注意点
骨に注意
人間であれば
多少の魚の骨は
手で取り除いたり、
噛み砕いて
食べたりしてしまうと思います。
しかし犬は
「骨があったら取ろう」
「よく噛んで食べよう」と
心掛けてはくれません。
特に鯛の骨は
硬く鋭いため、
勢いよく食べている時に
口や喉を傷つけたり、
胃腸に負担をかけてしまったりする
恐れがあります。
最悪の場合、
食道や胃腸を傷つけ
動物病院で治療が
必要になってしまうこともありますので、
骨は取り除いてから
与えるようにしましょう。
人用の味付けに注意
さまざまな調理で
食べられる鯛ですが、
犬に与えるときは
人用に味付けしたものを
与えないようにしてください。
新鮮な鯛であれば
刺し身を与えても大丈夫ですが、
人とは異なり
醤油やわさびは不要です。
また
塩焼きであれば塩分、
煮つけであれば
塩分に加えて糖分などの
過剰摂取につながってしまい
長期的にみると
健康へのリスクもあるので
与えないようにしてください。
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アニサキス症や食中毒に注意
お刺身には
アニサキス寄生虫(青虫)が
寄生しているといわれています。
アニサキスは
魚介類の内臓に寄生し、
鮮度が落ちると
内臓から筋肉に移動します。
生の状態で食べることで、
アニサキス寄生虫が
胃壁や腸壁に刺入して
食中毒(アニサキス症)を引き起こし、
激しい痛み・嘔吐・内臓疾患などを
引き起こします。
愛犬に魚をあげる場合は、
加熱してから与えましょう。
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まとめ
- 乾燥を防ぐ、血液の流れを良くするなどの効果が期待できる
- 加熱して骨を取り除き、味付けしていないものを与える
犬にとって
うれしい成分が多く含まれている
鯛ですが、
犬に与えるときには
骨や味付けに注意する
必要があります。
美味しい鯛が手に入ったら、
いつものご飯に
細かく刻んで添えてあげましょう。
とはいえ、
初めて与えるときは
少量からにしておき、
食べない場合は
無理強いしないように
してくださいね。
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