犬が興奮!理由と落ち着かせ方法って?
公開日:2024/08/06 / 最終更新日:2024/08/06
犬が興奮する理由とタイミング
犬が興奮するときは
嬉しいときと
警戒しているときです。
気持ちが高ぶり、
1度興奮すると、
犬自身で
コントロールすることが
困難になります。
愛犬を落ち着かせたいと
思っている飼い主さんは、
犬が
「どんな状況で興奮するのか」
「どんな気持ちから興奮しているのか」
を観察しましょう。
犬の主な興奮行動
犬が嬉しくて興奮するときの行動
- 高い声で鳴く
- しっぽを振る
- 体をくねらせる
- 耳を倒す
- お腹を見せる
- 舐める
- 飛びつく
- うれしょんをする
- 座ったり伏せたりして落ち着かない
- 高い声で鳴く
- しっぽを振る
- 走り出す
犬が警戒して興奮するときの行動
- 吠える
- 毛を逆立てる
- しっぽを振る・立てる
- 耳を立てる(対象に向ける)
- 噛む素振りをする
- 挑発的な行動をする
チャイムの音に吠えるのも
「自分のテリトリーに知らない人が来た」
という
「警戒吠え」
が多いです。
しかし、
人が好きで
嬉しくて吠えることもあるので、
これは
犬の性格や様子を見て
判断しましょう。
犬や環境によって異なる興奮行動
基本的には、
犬は嬉しくて
興奮している時に見せる行動は
似ていますが、
嬉しい対象が
「人なのか」「物なのか」「環境なのか」
によって
出る行動は変化します。
また、
犬の性格や
犬種としての気質によっても
変化するでしょう。
例えば、
飼い主さんの
持っているものが欲しいとき
(おやつやおもちゃなど)、
ミニチュアピンシャーや
トイプードルなどの小型犬の場合、
ぴょんぴょん飛び跳ねる行動を
しやすいです。
小型犬にとっては
高い位置に
欲しいものがあるために、
飛び跳ねるという行動が
出やすくなります。
一方、
コーギーや柴犬は、
興奮すると、
突然走り出して
止まらないといった行動を
取りやすいです。
使役犬として
広いフィールドを走っていたコーギーや
柴犬のような犬種は
「駆け回りたい!」という本能が
騒ぐと考えられます。
犬が興奮することのリスク
犬が嬉しくて
興奮しているときは、
部屋を駆け回ったり、
ぴょんぴょんジャンプしたりすることが
多いため、
関節を
痛めやすくなります。
警戒の興奮では
攻撃行動に出ることもあり、
相手にケガをさせる
可能性もあります。
興奮時は
飼い主の声も
届かないことがほとんどで、
屋外でうっかり
リードが手から離れた場合、
交通事故に合う
危険性もあるため、
愛犬を守るためにも
興奮させない対策が必要です。
犬の興奮を落ち着かせる方法としつけ
興奮した犬を落ち着かせるのは
なかなか難しいもの。
まずは、
「興奮させない」ことが大切です。
日頃から愛犬が
どんなタイミングで
興奮するのかを
理解しておくことで、
興奮する前に
対策をとることができます。
散歩中の他の犬に興奮する場合
散歩中に
他の犬を見ると興奮する犬の場合、
犬に引っ張られても動かず、
犬が落ち着くのを
待ってください。
興奮が落ち着いてから
歩き出し、
また興奮して
走り出そうとしたら
止まって、
落ち着くのを待ちましょう。
何度か繰り返しているうちに、
犬は
自分が落ち着いたら、
動けることを
理解します。
犬が他の犬を見ると
攻撃的になる場合は、
愛犬が他の犬を見つける前に
飼い主さんが気付き、
おやつやおもちゃをあげるなど、
犬に気が付かせないように
しましょう。
チャイムに興奮する場合
宅配物や訪問者が来たときに
必ず鳴る
インターフォンやチャイム音。
これまでの経験から、
犬はチャイム音が鳴ると
知らない人が来ることを
知っています。
以下のような対策を
してみましょう。
- 誰かに協力してもらいチャイムに慣らす練習をする
- チャイムが鳴ったら吠えるのではなく、
クレートに入るなど別のルールを教える - チャイムを鳴らさない、
または来客を犬に気付かせないようにする
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飼い主さんの帰宅に興奮する場合
帰宅時に
飼い主さんに飛びついたり、
後を追ったりと忙しない(せわしない)犬の場合は
「無視」がおすすめです。
興奮した状態の犬の体を
撫でたり声をかけたりすると、
余計に興奮するため、
犬が落ち着いてから
撫でたり
遊んであげるようにしましょう。
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ドッグランで興奮する場合
呼び戻しができるように
しつけを行うことが
何よりも大切です。
それでも興奮する場合は、
リードをつけた状態で
「伏せ」をさせ、
落ち着くまで待ちます。
興奮した犬を落ち着かせるには、
興奮状態を断ち切ることが
一番です。
飼い主さんは
慌てず冷静に、
名前を呼んだり
コマンドを言ったりして、
犬から興奮行動を
切り離すようにしてください。
呼び戻しができないうちは、
ロングリードをつけて
遊ばせるなどの対策も
大切です。
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原因がわからない犬の興奮は病気が原因かも
運動不足や
留守番が長くて
寂しい思いをしている犬は、
幸せの沸点が低く、
興奮しやすい傾向にあります。
興奮した犬の
前後の行動を見ても、
興奮となる原因がわからない場合には
病気の可能性が
考えられます。
たとえば、
自分のしっぽを追いかけ続けたり、
突然発作のように鳴いたり
暴れたりするような行動がみられる場合には
「てんかん」や「認知症」の
可能性があるため、
獣医師に相談してみましょう。
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まとめ
- 犬が興奮するのは、嬉しいとき、もしくは警戒しているとき
- 犬は1度興奮すると、自分でコントロールすることが難しい
- 興奮した場合はコマンドで興奮から切り離す
日頃から
気持ちのコントロールの練習をすることも
おすすめです。
遊びの中でも一度中断して
「待て」をさせてみて
「待て」ができたら
また遊んであげることを繰り返し、
少しずつ「待て」の時間を
伸ばしていくことで、
犬自身で
ある程度自分の気持ちを
コントロールできるように
なってくるでしょう。
オンとオフの練習は
他のしつけをするときにも役立ちます。
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