犬が目を細める理由!注意すべき病気って?
公開日:2022/12/22 / 最終更新日:2023/11/08
犬が目を細める理由
犬が目を細める理由として、
大きく「生理的な理由」と
「病的な理由」の二つに
分けることができます。
1、生理的な理由で犬が目を細める場合
単純に
- 「眠い」
- 「まぶしい」
といった理由で
目を細めている場合もありますが、
緊張やストレスが
サインとして体に現れている
場合があります。
そのサインは犬の
「ストレスサイン」や
「カーミングシグナル」と呼ばれます。
足を舐めたりかじったり、
尻尾を噛む、
吠えるなどの行動のほか、
目を見開いたり
逆に目を細めたり、
まるで笑っているように見える
「ストレススマイル」と呼ばれる
反応もあります。
「笑っている」と感じても
実際は緊張やストレスの
サインかもしれません。
人の目線で勝手に解釈せず、
犬目線で
原因を探ってあげることが大切です。
カーミングシグナルは
自分や相手の気持ちを
落ち着かせるために取る「行動」で、
こちらも何かしらの緊張や
ストレスが原因になっています。
いずれにしても
下痢や嘔吐など
体の不調につながり、
- 原因がわからない
- 取り除くのが難しい
場合は、
行動診療に強い
獣医師やドッグトレーナーに
相談するといいでしょう。
2、病的な理由で犬が目を細める場合
最初に考えられる理由は
「異物が目に入った違和感や痛み」です。
特に散歩中や
散歩から帰ってきた時など、
急に目を細めている時は
この可能性が高いでしょう。
無理のない範囲で
ホコリや砂、トゲ、
虫などが目に入っていないか
確認してみてください。
家でも
ホコリや毛が入っている
場合があります。
ゴミや毛など
異物が混入している場合は
取り除いてください。
少量の水道水を数滴垂らし、
まぶたを優しく開閉して
コットンなどで
軽く拭き取ります。
目薬は市販品でも
「ワンクリーン」などの
無添加の人工涙液であれば
使用しても問題ありません。
無理に取ろうとすると
逆に目を傷付けてしまう場合もあり、
難しい場合は病院で除去します。
かゆくて
目を細めている場合は
「花粉症」や「食物アレルギー」
「アトピー性皮膚炎」などが考えられます。
アレルギーが疑われる場合は、
原因(アレルゲン)を見つけるためにも
アレルギー検査をオススメします。
目の病気では
- 「結膜炎」
- 「角膜炎」
- 「緑内障」
- 「白内障」
- 「ぶどう膜炎」
- 「ドライアイ」
- 「水晶体脱臼」
- 「目の寄生虫感染」
などの可能性があります。
涙や目やにの増加、
白目の赤み、
物にぶつかる
といった行動の変化などが
見られる場合は、
早めに
動物病院へ行くようにしてください。
まとめ
- 犬が目を細めるのは何かしらのサイン
- ストレスや病気が原因の場合も
- 原因がわからない場合は専門家に相談
犬は眠いときだけでなく、
ストレスや病気が原因で
目を細めている場合があります。
人目線で
「笑っている・リラックスしている」と
勝手に解釈してしまうと、
愛犬の大事なサインを
見落とす可能性もあります。
いつもと違う様子が見られた場合は、
早めに獣医師や
ドッグトレーナーなど
専門家に相談するようにしてください。
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