犬が病院を嫌がる!理由って?

公開日:2025/01/17 / 最終更新日:2025/03/06
犬が病院を嫌がる理由
病院とは本来、
身体の調子が悪くなったら
行く場所で、
その治療には
少なからず
痛みや苦しみが伴います。
そんな場所に
理由がわからないまま
連れて行かれることは、
犬だけでなく、
人の子どもも
同じように嫌うでしょう。
犬の病院嫌いを
直すためには、
まず
犬がどんなことに
恐怖心を抱いているかを
知ることが大切です。
嫌な記憶がある
病院嫌いになる
最も多い理由が
- 「痛い」
- 「怖い」
- 「苦しい」
といった経験です。
犬は人よりも
痛みに強いといいますが、
痛みの感じ方は
犬によって異なります。
注射が嫌いな子もいれば、
爪切りで深爪してから
足先を触られるのが
嫌いになってしまう子も
いるでしょう。
また、
意外と見落とされてしまうのが
「診察台」です。
犬は
高いところが
苦手な動物です。
診察台に乗せられる
というだけでも
不安で落ち着かない
可能性があります。
置いていかれるかもという不安
病院へ行く理由は
さまざまですが、
中には
避妊手術など
入院が必要になることもあります。
すると、
飼い主さんと
離れて過ごさなければいけないため、
犬は慣れない環境で
「いつ迎えに来てもらえるかわからない」
という
不安な状態が続きます。
入院経験をした子や、
病院のホテルを
利用したことがある子の場合には
「また置いていかれるかもしれない」
という気持ちから
病院が嫌いなことも考えられます。
病院の環境が落ち着かない
頻繁に
行く場所ではないからこそ、
病院の環境は
慣れにくい場所です。
人や
知らない犬猫の臭い、
消毒や
薬品の独特な臭いで
溢れています。
そして、
病院の待合室というのは
スペースが限られているため、
人や動物との距離感が
普段より近くなり、
それが犬によっては
ストレスになることがあります。

犬を病院嫌いにさせない・克服方法
大切なことは
「病院にいるときの
ストレスを軽減させること」と、
「飼い主さんが
病院に連れて行くのが大変だと思わないこと」の
2点です。
犬が病院嫌いで
連れて行こうとする度に
暴れてしまったり、
逃げる犬を
無理矢理クレートに入れて
連れて行くというのは、
犬にとっても
飼い主さんにとっても
ストレスであり、
負担になります。
そうなると、
ちょっとした
健康診断に連れて行くことも
億劫になり、
早期発見が
遅れることに繋がります。
「病院が好き」となることは
なかなか
難しいかもしれませんが、
嫌いでなければ
お散歩に行くのと同じくらい
スムーズに
病院に連れて行くことが
できるでしょう。
そうすることによって、
飼い主さんの負担も
ぐっと減ります。
ストレスを軽減させるために
待ち時間中の工夫
ストレスを軽減させるために
「不安や緊張を最小限にする」よう
心がけましょう。
人見知り、
犬見知りするような子は
待合室にいる間
ずっと緊張して
警戒していなければいけません。
そういう子の場合は、
呼ばれる直前まで
犬が安心できる場所で待つことで
愛犬へ与えるストレスが
軽減されるでしょう。
キャリーバッグに
慣れている子であれば、
待ち時間は
キャリーバッグの中、
車で病院に
連れて行っているのであれば、
車の中で待機することも
いいかもしれません。
その他、
予約診療できる病院で、混
まない時間帯を選ぶことも
ひとつの手です。
診察中の工夫
診察台に乗っている間は、
飼い主さん以外に
安心できるものはありません。
安心できない場所で、
知らない獣医師さん
看護師さんに
抑えられることは、
犬にとって
とても怖い状況です。
簡単な治療であれば
飼い主さんが
保定するといいでしょう。
飼い主さんが撫でながら
優しく声を
かけてあげるだけでも
緊張はほぐれていきます。
診察が終わったら、
台から下ろしてあげて
その後で獣医師さんの話を
聞くこともできると思いますので、
ぜひ
かかりつけの病院に
相談してみてください。
病院の後はご褒美を
ストレス軽減の次に
大切なことは、
病院の後のケアです。
しつけでも同じですが、
「失敗」や「嫌な経験」で
終わりにしないことが
とても大切です。
病院に行けば
どうしても
「嫌だ」と思うことがあるでしょう。
ですが、
それで終わりにしないで、
注射が終わったら
おやつをあげたり、
病院が終わったら
ドッグランに
連れて行ったりするだけで、
病院に対する気持ちが
変わります。
ただし、
犬によって
ご褒美は異なります。
撫でられるのが嫌いな子に
「えらかったね~!」と撫でても
それはご
褒美にはなりませんので、
必ず
愛犬の好きなことを
してあげましょう。
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病院に慣れさせよう
病院とは本来、
身体の調子が悪くなったら
行く場所です。
しかし、
それだけのために行く場所では、
どうしても
病院が嫌いになり、
肝心なときに
行けないということも
起こり得ます。
そうならないために
健康であっても
定期的に病院に行って
慣れさせると良いでしょう。
健康診断や、
爪切りや
耳掃除などのケアでも
いいでしょう。
また、
知らない人が怖い
犬の場合は、
かかりつけの獣医師さんや
看護師さんから
おやつといった
ご褒美をもらうことで
慣れることもあります。
診察後に
獣医師さんに
おやつを渡してもらうことも
相談してみてください。
家ではたくさん触ってあげる
犬によっては、
触られることが
嫌いな子がいます。
それは
病院の先生が嫌いだから
というよりは、
触られ慣れていないということが
大きな要因です。
触ることができないと、
きちんと触診ができない、
爪切りや耳掃除といった
ケアができない、
保定で
ストレスをかけてしまうなど
犬にとっても
病院側にとっても
大変なことです。
できれば
子犬の頃からお家で
足先もしっぽも、
お腹、耳、口周りなど、あ
ちこち撫でて
触ってあげてください。
これは、
病院に行かなくても
できることですし、
毎日撫でてあげることで、
湿疹や脱毛など
小さな変化にも
早く気づくことができます。
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クレートトレーニングをする
お家でできる
トレーニングとして、
クレートトレーニングがあります。
犬よりも
猫の方が多いかもしれませんが、
病院に行く時だけ出てくる
クレートや
キャリーバックを
好きになることはありません。
日頃から、
クレートやキャリーバックに
慣れさせる機会を
作るだけで、
病院に連れて行くことが
楽になります。
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まとめ
愛犬の病院嫌いは安心させることが大切
- 病院後のご褒美を用意しましょう
- 健康診断や爪切りなど、
定期的に行くことで慣れる場合があります - 初めから病院が怖い犬はいません
- 診察中も声をかけたり撫でたり安心させる工夫をしましょう
「家でできること」「病院でできること」
「飼い主さんがしてあげられること」
「病院の看護師さんや獣医師さんができること」
は違います。
かかりつけの病院にも
相談して、
愛犬が嫌がらず
病院に行けるように
工夫してあげてくださいね。

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