犬が牡蠣を食べても大丈夫?
公開日:2024/10/02 / 最終更新日:2024/10/02
犬は牡蠣を食べても大丈夫
犬は貝類は
(あさり、ホタテなど)
全般的に食べてはいけないと
思われがちですが、
正しい与え方をすれば
犬は牡蠣を食べても大丈夫です。
一方で総合栄養食の
ドッグフードを与えていれば、
他に何も
与える必要はありません。
牡蠣に含まれている栄養素を
詳しく確認してみましょう。
亜鉛
亜鉛は
ミネラルに分類される栄養素で、
肝臓の尿素回路、
神経伝達の働きや、
皮膚や被毛の健康や回復に
必要不可欠です。
欠乏することで
皮膚病になることもあります。
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ビタミンB12
赤血球中の
ヘモグロビンの生成を助けたり、
神経機能の正常化や
睡眠リズムの正常化、
そして
鉄分と共に
貧血を予防する働きがあります。
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タウリン
犬は猫とは異なり、
体内で
タウリンを作ることができますので
必須アミノ酸ではありません。
そのため
意識して食事でとる必要は
ありませんが、
年齢や体質によって十分に
体内で作り出せるとは限らないので、
フードやサプリによって
摂取させることが一般的です。
動脈硬化や貧血、
視力の低下などを
予防する効果が期待されます。
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犬に牡蠣を与える際の注意点
1、生はNG・必ず加熱
犬に牡蠣をあげる際は、
十分に加熱した上で
細かく切ってあげましょう。
生の牡蠣を与えると、
チアミン欠乏症になってしまう
恐れがあります。
牡蠣の内臓には
貝毒がある可能性があり、
犬は
海産物を消化する酵素を
あまり持っていないため、
丸ごと与えてしまうと
下痢や嘔吐の恐れがあります。
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2、与える量
トッピングやおやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。
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3、ビタミンB1(チアミン)欠乏症
生の牡蠣や
イカやタコなどには、
チアミナーゼという
ビタミンB1を分解する酵素を
含有しています。
体質的に
ビタミンB1を必要とする犬が
(チアミン)
このチアミナーゼを
摂取してしまうと、
ビタミンB1が不足し
ビタミンB1欠乏症になってしまう
可能性が高いのです。
ビタミンB1欠乏症の初期では
食欲低下や
よだれが多くなる症状が見られ、
その後けいれん発作や
運動機能障害に
つながってしまうことがあります。
ビタミンB1が不足し
歩けなくなる様子に
「腰を抜かす」という表現が
使われたと考えられています。
ペット栄養学会発行の
啓発記事によると、
治療を行えば
1日程度で回復が見込めるようです。
しかし
重症な伸筋硬直や
昏睡状態になっても
治療が行われなかった場合
48時間以内に
死に至る可能性が高いとされています。
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4、アレルギー
人間と同じように
犬によっては
甲殻類にアレルギーを持つ
場合もあります。
アレルギー症状の中には
下痢なども含まれていますが、
必ずしも
アレルギーが原因ではない
場合もあります。
以下は主な症状です。
- 下痢
- 嘔吐
- 肌をかゆがる
- 目の充血
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食物性アレルギーの場合、
原因となるものを
取り除いてあげれば
問題ありませんが、
アレルギーは摂取後すぐに
症状が現れる訳ではなく
1カ月後という場合もあります。
そのため
何の食材が原因か
分かりづらいことが多いので、
アレルギー症状が疑われたら
動物病院で
検査をすることをおすすめします。
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犬に牡蠣の加工品はNG
牡蠣はしっかりと
加熱したものなら与えても大丈夫と
お伝えしました。
しかし、
調味料や人間用に加工されたものは
塩分が高すぎたり、
味が濃すぎたりして
犬の健康に
よくありません。
何も手を加えていないものを
あげるようにしましょう。
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牡蠣フライはNG
牡蠣フライに限らず、
揚げ物を犬にあげるのは
やめましょう。
揚げ物を食べると、
コレステロールが
上がってしまうため
血液が
ドロドロになってしまいます。
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オイスターソースもNG
オイスターソース・牡蠣汁は
牡蠣をベースに
砂糖や醤油で煮詰めて
作っています。
塩分濃度が高いため、
犬にあげるのはやめましょう。
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まとめ
- しっかり加熱した牡蠣なら犬が食べても大丈夫!
- できるだけ細かく切ってあげましょう
- 生の牡蠣はNG! 運動機能障害などを引き起こす可能性あり
- ウスターソースやカキフライもNG
犬は基本的に
良質な総合栄養食を食べていれば
栄養バランスの整った
食生活を送ることができます。
普段生活している中で
牡蠣に限らずに
「この食べ物を犬は食べていいのかな?」と
疑問に思った場合は、
すぐに
調べるようにしましょう。
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