犬が栗を食べても大丈夫?
公開日:2022/08/16 / 最終更新日:2023/05/29
犬は栗を食べても大丈夫
栗は
炭水化物やビタミンB1、
ビタミンC、鉄、食物繊維などを
多く含み栄養価が高く、
犬が食べても
大丈夫な食材です。
渋皮には渋味がありますが、
抗酸化作用のある
タンニンが含まれています。
ビタミンB1は、
糖質からエネルギーを作り、
皮膚を健康に保つ
働きがあります。
ビタミンCは
抗酸化作用や
皮膚を健康に保つ働きがあり、
一般的に加熱すると
減少しますが、
栗はデンプンがビタミンCを守るため
減少率が低いとされています。
タンニンは
栗の渋皮に含まれている成分で、
ポリフェノールの一種です。
抗酸化作用によって
コレステロールの酸化を防ぎ、
動脈硬化のリスクを下げる
効果が期待できます。
犬に栗を食べさせる際の注意点
総合栄養食へのトッピングや
おやつとして与える場合は、
1日の最適カロリー量の
10%以内にしてください。
下痢
栗には食物繊維が
豊富に含まれています。
食物繊維は
お通じの流れを良くする
働きがあります。
ただし、犬が下痢をしていたり、
消化能力が弱っている場合は
あげないようにしましょう。
アレルギー
栗に対して
アレルギーを持っている子もいます。
栗のアレルギーは
稀といわれていますが、
最初は少量を食べさせることから
スタートしてあげましょう。
目が充血する、
体を痒がるなどといった
症状が見られた場合、
アレルギーを発症している
可能性があるので、
動物病院で診察してもらいましょう。
栗の与え方
生の栗は硬く
消化づらいので、
柔らかくなるまで
加熱してからあげましょう。
鬼皮(殻)や渋皮は
取り除くようにしてください。
渋皮は取らずに
犬が食べても問題ありませんが、
鬼皮はとても硬く、
消化器官に詰まったり
傷をつけたりする
恐れがあります。
市販の加熱済みの甘栗は、
原材料が栗だけであれば
犬に食べさせても問題ありません。
モンブランや栗ようかん、
マロングラッセなどの加工品には
砂糖などが多く
使用されているので、
与えないようにしましょう。
まとめ
- 皮膚や粘膜の健康維持、
免疫機能の促進などの効果がある - アレルギーや下痢に注意
犬は基本的に
総合栄養食を食べていれば
健康的に過ごせます。
人間が普段食べている食材でも、
犬が食べてはいけないものも
多数存在するので、
栗に限らず
「この食べ物を犬は食べていいのかな?」
と疑問に思った場合は、
すぐに調べるように
しましょう。
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