犬が失明する原因!緑内障や白内障など
公開日:2022/12/16 / 最終更新日:2024/01/10
犬の失明とは
犬が失明する理由は
大きく以下の3つに
分けることができます。
- 目の異常
白内障や網膜剥離、進行性網膜萎縮など - 神経の異常
緑内障や脳腫瘍など - 脳の異常
脳炎や水頭症など
犬は目の不調を
飼い主さんに
言葉で伝えることができません。
さらに低下した視力を
嗅覚や聴覚で
補うことができてしまうため、
飼い主さんの発見が
遅れるケースは少なくありません。
視力は犬のQOL(生活の質)に
大きく関わり、
原因となる病気の治療が
早くなればなるほど
視力の低下を抑えられる
可能性も高まります。
散歩中や屋内で
- 「音に過剰な反応をする」
- 「モノにぶつかる」
- 「散歩に行きたがらない」
といった変化が
見られる場合は、
早めに動物病院へ
行くようにしましょう。
犬が失明する可能性のある原因・病気
犬の失明の症状
犬は失明しても、
嗅覚や聴覚を使って
今までと変わらない行動を
しようとします。
そのため飼い主さんが
すぐに気づけず、
発見が遅れがちです。
視力が低下したり、
失明したりすると
以下のような変化が
見られるようになります。
- モノにぶつかる
- 段差でつまづく
- 物音に驚く
- 寝ている時間が増える(動きたくない)
- 散歩に行きたがらない
- 動かなくなる(怖くて動けない)
- 吠える
- 匂いをかぐ(嗅覚を多用する)
- 人に寄り添う(何かに触れていたい)
- 攻撃的になる・噛む(見えないところからの動きが怖い)
いつもと違う、
何かおかしいと思うことがあれば、
早めに動物病院へ
行くようにしてください。
失明した犬のケア
人間の感覚で
「失明」と聞くと
「愛犬の目が見えないなんて……」と
悲観してしまうかもしれませんが、
視覚に大きく依存している
私たちが感じる世界と、
嗅覚も聴覚も
人間より優れている
犬が感じる世界は
大きく異なります。
そのため失明してしまったとしても、
飼い主さんが
サポートしてあげることで
犬はストレスの少ない
生活を送れるようになります。
どんなサポートをすべきかは
住環境によって異なりますが、
多くのご家庭で
共通するポイントは
以下の通りです。
- 声かけを意識する(急に触って驚かさない)
- 家具の配置を変えない
- 散歩コースを変えない
- ぶつかって怪我をしないようクッション材を付ける
- バリアフリーにする
- 滑りにくい床材にする
- 匂いがきついものは置かない
失明によって
運動量が減ってしまうと
肥満や筋力低下、
老化の原因になってしまいます。
できるだけ
失明する前と変わらない生活を
送れるように工夫しましょう。
愛犬のために
どんな工夫をすればいいのか
悩む場合は、
獣医師やドッグトレーナーなど
専門家に
相談することをオススメします。
まとめ
- 失明は神経や脳の異常でも起こる
- 飼い主さんが失明に気づかない場合も
- 早期治療で視力を保てる可能性も
- 失明したら愛犬が過ごしやすい工夫を
失明は
目の異常だけでなく
神経や脳の異常など、
さまざまな原因で起こる
可能性があります。
犬は失明しても
嗅覚や聴覚を駆使するため
飼い主さんの
発見が遅れがちです。
異変を感じたら、
なるべく早く
病院へ行きましょう。
失明してしまった際は、
できるだけ
変わらない生活を送れるよう
サポートしてあげてください。
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